シンガポール政府のグリーン政策を推進するEV充電インフラデータ管理分析を開始

背景、概要

シンガポールのグリーン政策”Singapore Green Plan 2030“に紐づき、政府は2030年までに国内に6万台の充電設備の設置および2040年までに国内登録車両の100％を環境負荷の少ない車にする計画を立てています。その計画中で、2022年には、5社がHDBの充電ステーションを運用するCPOとして選定されました、
EVe社はLTAに選定されたCPOと連携し、2025年までにシンガポールのHDBの約2,000の駐車場に約12,000台のEV充電設備の展開を推進します。
このように、急速に充電インフラの整備が進んでいる中で、リアルタイムでの電力使用量、充電施設の位置情報及び利用率などの可視化、およびこれらのデータをもとにした、電気自動車の充電ネットワークの最適化が重要となってきます。

特長

NXT-EDPはクラウド側のサービスです。EVe社によって推進された充電施設の消費電力や利用率などのデータは常にリアルタイムで情報収集・分析され、運用の効率性を高め、政府によるグリーン政策推進のKPI管理を可視化するだけでなく、将来的には小売業者などの民間事業者にも活用する可能性を有しています。

NXT-EDPは主に4つの特長を有しています。

今後について

NXT-EDPは今後ビジネスインテリジェンス・データ分析・データウエアハウスの機能を高度化していき、収集したデータを活用し、複雑で高度なEV需要予測機能を拡充していきます。
NTT DATA, Inc.は今後、NXT-EDPをCPOや、EV車用駐車エリアを保有する小売り等、EVビジネスに関連する事業者にも提案し、データ利活用・分析サービスをもって充電施設の運用効率の向上・ドライバー体験向上の実現を目指します。そしてシンガポールのEV化推進に貢献し、得られたノウハウをシンガポールに限らずグローバルで展開していきます。

各社コメント

Eve社と戦略的パートナーシップを締結し、業界をリードするNXT-EDPを展開することで、をシンガポール全土にEV充電ネットワークを展開できることを嬉しく思います。今後NXT-EDPはシンガポールをはじめ世界的に急速に発展するEV業界の変革パートナーとして、高度なデータ集約と分析機能により、高度な需要予測や付加価値の高いユーザー体験を提供することで、SGDsに貢献します。

NTT DATA, Inc. 執行役員 Chief Digital Assets Officer 栢哲之

NTTDATAシンガポールは、このパートナーシップ締結を非常に誇りに思っています。データ分析におけるNTTDATAグループのナレッジにより、一時的な価値を提供するだけでなく、拡張性と将来性のある機能追加も行っていきます。これは、ダイナミックで持続可能なEVエコシステムを構築するというEVe社のビジョンと一致しており、シンガポール全土へのEV導入を実現できることを楽しみにしています。

NTT DATA Singapore. Managing Director Krishnappan Ramanathan

NTT DATAグループがプロジェクトに参画してくれることを嬉しく思います。EVe社はすべてのEV利用者、特にHDB居住者の移動を向上することを目指しています。このプロジェクトによりEVe社は2,000のHDB駐車場のデータをリアルタイムに利用できるようになり、ユーザーはいつでもどこでもEV充電ができるようになるのです。

EV-Electric Charging Pte. Ltd. Chief Executive Officer Derek Tan