デジタル法人通帳をりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行および静岡銀行に提供開始

~企業・金融機関間の事務効率化サービスの拡大へ~

報道発表

2024年7月23日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、2024年7月より法人向けインターネットバンキング「AnserBizSOL®」(以下、AnserBizSOL)にて長期間の入出金明細を参照可能な「デジタル法人通帳」を提供開始します。ファーストユーザーとして、りそなグループの株式会社りそな銀行、株式会社埼玉りそな銀行および株式会社関西みらい銀行、並びに株式会社静岡銀行が2024年7月注1より利用を開始しました。
本サービスにより企業は法人インターネットバンキング上で入出金明細を最長10年分保管、参照できるようになります。従来のように紙通帳を持ってATMや窓口に並ぶことなく、インターネットを通していつでも長期の入出金明細を確認でき、生産性向上につながります。さらに、今後はこれまで通帳が担ってきた店頭での本人認証を補完するソリューション等も拡大し、金融機関の法人通帳のデジタル化を促進することで、通帳発行や印紙税にかかるコスト負担の削減や、紙使用による環境負荷軽減を目指します。

背景

昨今、物価上昇や賃上げ・人手不足による人件費上昇により、企業・金融機関ではより一層の生産性向上が求められております。また、環境保全への取り組みとしてペーパーレスの推進が重要視されています。
金融機関においては依然として企業との様々な手続きが紙通帳を通じて行われており、記帳・発行のための店舗・ATMへの来店や、顧問会計士・税理士への紙通帳提出等、デジタル化の遅れが企業・金融機関双方の生産性向上にかかる課題となっております。
NTTデータではAnserBizSOLにおいて企業・金融機関間のアナログなサービス・手続きをデジタル完結するサービスの拡大を目指しており、通帳のデジタル化支援の新たなサービスとして、長期間の明細保存が可能な「デジタル法人通帳」を2024年7月より提供を開始しました。

サービスの特長

デジタル法人通帳は、最長10年間の取引明細を普段使い慣れたインターネットバンキングの画面で照会ができ、PDF、CSV形式のダウンロードも可能です。また、紙通帳の余白にメモをするイメージで明細ごとにメモを行うことも可能であり、利用企業においては、経理業務にかかる作業時間とそれに伴うコストの削減が見込めます。(1企業1か月あたり1,700円程度削減注2
金融機関においては本サービスおよび現在検討中の法人対面認証サービス等の導入を機に紙通帳からの切り替えを進めた場合、印紙税(紙通帳を廃止した場合、3万口座で年間600万円の削減注2)や通帳発行・記帳にかかる事務コストの削減が期待できます。

図1:デジタル法人通帳の画面イメージ

図1:デジタル法人通帳の画面イメージ

図2:通帳デジタル化の実現による紙通帳廃止のメリット

図2:通帳デジタル化の実現による紙通帳廃止のメリット

今後について

これまでAnserBizSOLでは厳格なセキュリティ基準や長年の運用ノウハウにより振込や明細照会機能等を安心・安全に提供してきました。今後は認証機能の利用シーン拡大や、データ連携強化を行うことで、事務削減に資する多様なサービスラインナップを拡充し、“法人のデジタル店舗”として金融機関や企業の事務削減、デジタル化による生産性向上に貢献します。

図3:デジタル法人店舗として目指す姿

図3:デジタル法人店舗として目指す姿

注釈

  • 注1 りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行は2024年7月1日、静岡銀行は2024年7月15日に開始しております。
  • 注2 株式会社NTTデータの試算です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西原
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
e-ビジネス事業部
e-ビジネス営業統括部
プランニング&セールス担当
竹田、梅田、楢林
TEL:050-5546-8354