臨床検査向けサービスL-AXeS®とPHC社電子カルテとの連携サービスを開始

サービスインフォメーション

2020年2月10日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)の臨床検査向けネットワークサービス「L-AXeS®」(読み:エルアクセス)は、PHC株式会社(以下:PHC)メディコム事業部注1の診療所向け電子カルテ「Medicom-HRシリーズ」(以下:メディコム電子カルテ)との連携サービスを1月より提供開始しました。

本サービスは、臨床検査業務における検査依頼・結果報告を、オンライン上でセキュアに実施可能とする共同利用型サービスです。今回の連携サービスは、電子カルテとL-AXeSのWebAPI注2によるシステム間連携機能の初めての提供となります。本サービスにより業界最大手であるPHCのメディコム電子カルテを利用する多くの医療機関では、電子カルテによる操作を変更することなく容易にL-AXeSのセキュアなネットワークを利用した臨床検査会社との検査依頼・報告が実現可能となります。

NTTデータは今後も、L-AXeSをはじめとした付加価値サービスの提供を通じて、臨床検査分野におけるニーズの実現や課題の解決サポートに引き続き取り組んでいきます。

背景

近年、医療機関ではIT活用が進んでおり、その中でも電子カルテは、病院に限らず診療所においても普及が加速しています。

L-AXeSは、2015年12月よりサービス提供を開始し注3、現在、大手の臨床検査会社をはじめ臨床検査受託シェアでは半数以上となる10社以上と契約しており、国公立の大規模病院から診療所まで、幅広い医療機関を対象に利用しています。今回、L-AXeSをより一層簡単に利用するために、診療所向け電子カルテ市場の最大手であるPHCのメディコム電子カルテとの連携サービスを提供開始することにしました。

今回の連携サービスの提供は、NTTデータとして診療所向け電子カルテへの初めての提供となります。

概要

L-AXeSは、NTTデータがこれまで培ってきたノウハウを活用することで、医療機関と臨床検査会社間における検査依頼・結果報告の授受について、適切なセキュリティーレベルを確保しつつリーズナブルなコストでオンライン化を実現することができる、共同利用型のサービスです。

今回の連携サービスの提供開始により、メディコム電子カルテを利用する多くの医療機関において、これまでの電子カルテによる検査の実施依頼および結果報告の操作に作業を追加することなく、L-AXeSのセキュアなネットワークによる検査データ授受が可能となります。

さらに、医療機関の電子カルテと検査会社の連携による、診療情報と検査情報のさらなる有効活用や付加価値向上への寄与にもつながります。

図:利用イメージ

今後について

今後NTTデータは、L-AXeSのサービスメニューの拡充、連携サービスの提供を検討しています。またL-AXeSをはじめとした、付加価値サービスの提供を通じて、医療情報の安心安全な利活用等、臨床検査分野におけるニーズの実現や課題の解決をサポートし、患者さんおよび医療関係者に貢献できるよう、引き続き取り組んでいきます。

注釈

  • 注1PHC株式会社 メディコム事業部
    https://www.phchd.com/jp/medicom
  • 注2WebAPI
    電子カルテや検査システム等とのシステム間連携によりL-AXeSを利用するためのインターフェース
  • 注32015年5月19日 NTTデータニュースリリース:医療機関と臨床検査会社をつなぐセキュアな共同ネットワーク基盤サービスの提供を決定
    https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2015/051901/
  • 「L-AXeS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名等は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二公共事業本部
ヘルスケア事業部
第一統括部
クリニカルデジタルネットワーク担当
田中、池、西村、芝崎
TEL:050-5546-8632