別紙:研究開発の全体概要について

サービスインフォメーション

本研究開発において、NTTデータは、交通環境情報の利活用を促進するための課題のうち、課題a「ポータルサイトの構築及び運営」、課題b「「東京臨海部実証実験」地域におけるデータ整備・構築」、課題c「都市部におけるデータ整備・構築」に取り組んでおり、これらの取り組みを通じて、モビリティ分野におけるアーキテクチャの設計を実施し、分野を超えたデータ連携・流通を促進します。課題b「「東京臨海部実証実験」地域におけるデータ整備・構築」、課題c「都市部におけるデータ整備・構築」については以下の通りです。

課題b「東京臨海部実証実験」地域におけるデータ整備・構築」

東京臨海部にて、交通環境情報を活用した2つのユースケースの実証実験を行いました。この実証実験は、交通環境情報を中心としたデータ連携により、安心安全や付加価値の創出に貢献できる分野の拡大を目的に行いました。

  1. (1)物流事業者向けサービス
    ポータルサイト構築で集約したデータを活用し、物流事業者向けのナビゲーションアプリを開発、サービス化を見越した実証実験を実施しました。

    図1:物流事業者向けナビゲーションアプリ

    図1:物流事業者向けナビゲーションアプリ

  2. (2)End to Endのマルチモーダルナビゲーションサービス
    ポータルサイト構築で集約したデータを活用し、End to End ナビゲーションアプリを開発しました。このアプリを用いて、動的情報を加味した、よりパーソナライズされたかつストレスフリーなナビゲーションの実現に向けた実証実験を実施しました。

    図2:End to Endナビゲーションアプリ

    図2:End to Endナビゲーションアプリ

課題c「都市部におけるデータ整備・構築」

生活動線と観光動線が混在する京都の抱える課題解決を目的とした「KYOTO楽Mobiコンテスト」を開催し、交通環境情報の利活用拡大に向けた実証実験を行っています。本コンテストでは、京都の交通機関のダイヤ、京都市内の混雑や観光施設等に関するデータを参加者へ提供し、交通環境情報を活用したアイデアやアプリケーションを募集しました。公募では、アプリ開発部門、アイデア部門の2部門で選考を行い、結果発表・表彰式は2020年11月7日に予定されています。

参考

ニュースリリース『「KYOTO 楽Mobiコンテスト」を開催します~KYOTO発の交通環境情報の活用による観光・交通課題の解決に向けて~』
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2020/021400/

KYOTO楽Mobiコンテスト ウェブサイト
https://web.contest.adus-arch.com/

取り組み期間

2019年9月~2023年3月(予定:SIP第2期の期間)

実施体制

株式会社NTTデータ
  • 本研究開発事業の全体管理
  • 業務全般に係る技術開発、実証実験
株式会社三菱総合研究所
  • 都市部実証実験の全体統括
  • 都市部実証実験の運営

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