カルチュア・コンビニエンス・クラブのグループ会計システムを「Biz∫®」で更改 ～デジタル時代の事業環境変化に適応する共通会計基盤を、グループ32社で本格運用開始～

CCCでは目まぐるしく変化する消費者ニーズに沿うため、事業会社数の拡大およびシステムの追従を行っています。しかし、これに伴う作業負荷の増大やデータの散在により、経営数値の把握や業務効率改善が課題となっています。そのため、CCCはグループ全体の経営状態を適時・的確に把握し、より適切・スピーディーな経営判断を行うことができる経営戦略・会計基盤の導入が急務となっていました。
このたび、CCCの新グループ会計システムの導入において、NTTデータが有する大規模グループ共通会計システムの導入実績・ノウハウを活用し、グループマネジメントに適した標準機能を有し、かつ拡張性の高い柔軟なプラットフォームを具備するERPパッケージソフトウエアである「Biz∫」が採用され、2020年10月よりグループ32社にて本格運用を開始しました。

図：CCCグループ会計システム イメージ図

グループ会計システムは、NTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージソフトウエア「Biz∫会計」を中核に、クラウド経営管理ソリューション「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management（EPM）」、WEB 帳票発行システム「楽楽明細」により構成されています。「Biz∫」は、アマゾン ウェブ サービス上にアプリケーションを配備し、クラウド方式で実現しています。
本システム構成により、CCCの事業環境の変化・拡大に対して、システムの負荷が軽減されるようになるだけでなく、経営資源（人・もの・金）の的確な把握、戦略策定サイクルの高速化を支援することで、会社の機動力を加速させる仕組みづくりに寄与します。

初期導入コストを抑えた設計を実現

「Biz∫」は一般的なERPパッケージソフトウエアとは異なり、利用者が必要とする機能ごとの課金体系であり、アプリケーションを柔軟に追加することができるため、初期導入コストを抑えた設計を実現することが可能です。

経営数値の可視化、集計作業負荷の軽減を実現

「Biz∫」は既存システムや他のデジタルソリューションと柔軟に連携できるため、予算管理領域においては、「Biz∫」上のデータを「Oracle Fusion Cloud EPM」に連携することで、経営数値の可視化、集計作業負荷の軽減を実現しています。

請求処理の効率化・電子化を実現

請求処理においては、「Biz∫」と「楽楽明細」連携により、全国300社以上の加盟店・取引先に対する請求処理事務の効率化・電子化を実現しています。※2020年10月時点、株式会社蔦屋書店1社より導入・運用開始

NTTデータは、今後もビジネスパートナーとしてCCCグループ各社への会計システム展開の支援を継続することで、デジタル時代も事業拡大を続けるCCCの経営管理品質の向上に貢献していきます。

ERPパッケージソフトウエア「Biz∫（ビズインテグラル）」について

「Biz∫」は、NTTデータグループが提供する大企業向け出荷本数シェア1位^注のERPパッケージです。会計・販売・購買・人事などの基幹業務アプリケーションはもちろん、ワークフロー、マスターデータ管理、他システム連携、統合運用管理といった共通系ラインナップも豊富に擁し、加えて、業務モジュール別・利用ユーザー数別でのライセンス購入が可能なことから、2011年の本格展開以来、1200社を超えるお客さまに採用されています。近年は、アナログプロセスの効率化・自動化および、デジタルソリューションとの連携を推進することで、ERPをはじめとするバックオフィス領域のデジタル化サポートを進めています。

株式会社NTTデータ
製造ITイノベーション事業本部
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コンサルティング担当
池田
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