保険デジタルサービスプラットフォーム「InsureMO」提供開始 ~販売チャネルの拡大を実現、契約者はスマホ1つで保険契約から支払いまで可能に~

サービスインフォメーション

2020年12月16日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、スマートフォン等で保険の申し込みから支払いまでデジタル完結できる保険デジタルサービスプラットフォーム「InsureMO」を活用したサービスを12月から提供開始します注1

InsureMOは、保険の販売、開発、サービス拡充や利便性向上を目的に、申し込み・支払い手続きなどの保険業務に必要な機能をマイクロサービス化注2し、APIとして標準実装しています。これにより、保険契約者は保険の申し込みから支払いまでスマホ1つで完結できるようになります。また、これまで保険会社や代理店が販売していた保険商品を自社以外のECサイトなどからでも販売できるようになり、保険会社の販路拡大につなげます。

NTTデータは、今後InsureMOとさまざまな新しいサービス・技術をかけ合わせ、保険会社各社のビジネスチャンスの多様化やビジネスサイクルの迅速化を実現・支援していきます。

背景

保険業界では、契約者一人ひとりのニーズに合った顧客体験、商品を迅速に提供することが求められています。そのために商品の小口化やラインナップ、サービスを多様にそろえ、それを契約者それぞれの身近なチャネルやスタイルで提供する必要がでてきています。しかしながら、多くの保険業界では既存のレガシーシステムだけでは、システム開発・拡張に時間がかかり、チャネル拡張に迅速に対応することが難しいという課題があります。

NTTデータは、顧客接点領域(Front領域)と、保険会社の既存システム(Back領域)をつなぐ(Middle領域(MiddleOffice))ことで、保険会社のビジネスサイクル迅速化および事務効率、契約者へのサービス向上に貢献できると考え、InsureMOを活用したSaaSサービスを提供することとしました。注1

図:InsureMOサービスイメージ

図:InsureMOサービスイメージ

概要(特長)

InsureMOは、迅速性・多様性が求められる顧客接点のFront領域と、保険のレガシーシステムであるBack領域を、Middle領域としてつなぐことで、保険の販売、開発、サービス拡充や利便性向上を実現します。

  1. (1)豊富な標準API
    保険業務に必要な豊富な標準APIの組み合わせにより、異業種を含む商品性に応じた幅広いチャネルとの連携を、柔軟かつ迅速にします。
    また、SNS等とシームレスにAPI連携することで、契約者が使い慣れた手段で、保険の申し込みから請求・支払い等の一連の手続きをデジタル完結させ、契約者の利便性にも寄与します。
  2. (2)幅広い商品テンプレート
    標準商品として実装されているテンプレートの活用により、商品開発時のコーディングや試験の負荷を極小化します。市場のトレンド・ニーズを反映した商品も、素早く提供可能です。
  3. (3)多様なInsureTechサービスとの接続
    顧客データ分析や豊富な決済手段等、各種InsureTechサービスとInsureMOのAPI連携により、InsureMO標準機能を拡張したサービス提供が可能です。

今後について

NTTデータは、InsureMOとさまざまな新しいサービス・技術をかけ合わせ、保険会社各社のビジネスチャンスの多様化やビジネスサイクルの迅速化を実現、支援していきます。

注釈

  • 注1「InsureMO」は、NTTデータが、eBaoTech Corporationの有するPaaSソリューションである「InsureMO」をベースに、日本化対応(機能、言語、制度、品質)をしており、NTTデータのSaaSサービスとして提供します。
    eBaoTech Corporation:https://www.ebaotech.com/jp/
  • 注2マイクロサービス化とは、アプリケーションを、独立した小さなサービスと組み合わせ、結合された集合体とすることで、システム開発時に影響調査や開発サイクルの短縮化を可能とするアーキテクチャーです。
  • 文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
保険ITサービス事業部
営業担当
土橋、足利
E-mail:insmo_sales@kits.nttdata.co.jp

- NTTデータは、「これから」を描き、その実現に向け進み続けます -