JA長野県グループが「あい作資材受注システム」を採用 ～資材注文受付業務のECサイト化によりJA購買業務の効率化を支援～

JA経済事業の購買業務においては、紙の予約注文書を使って注文を受け付けるケースが多く、JA職員の業務負担が課題となっています。そこで、RPAやOCR等のツールの導入による業務負担の軽減、さらにはペーパーレス化の推進など抜本的な業務改革も求められています。
また、事業効率化の観点から多くのJAが店舗統廃合を推進する中で、組合員への提供サービスの利便性低下やJAと組合員の接点減少を防ぐために店舗に変わる新たなサービスの提供も求められます。
NTTデータでは、こうした状況をとらえて2020年10月にJA佐久浅間をファーストユーザーとして「資材受注システム」の提供を開始した結果、このたびJA長野県グループの推奨システムとして採用されることが決定しました。

「あい作資材受注システム」は、JA向けにECサイトを提供することで組合員のECサイト上での資材注文を可能とし、ECサイトで受け付けた注文情報はJA向けの管理画面から確認することができます。これにより、これまで紙の注文書や電話、FAXによる注文受付業務で発生していたJA職員の業務負担を減らすことでコスト削減や人的ミスの防止を実現するだけでなく、組合員の利便性向上に伴う購買促進によってJAの購買業務推進を支援します。また、本システムを通じて栽培適期や病害虫の発生に合わせて特売や適用農薬などの組合員に有益な情報発信を行うことでJAと組合員のエンゲージメント向上にも寄与します。

図：あい作資材受注システムイメージ

本システムは2021年度内にJA信州うえだ、JA上伊那等が導入予定で、今後は長野県以外にも全国的に展開していく予定です。また、2021年度には、NTTデータが2018年10月より提供している「あい作」の栽培管理システムと連携する事により、組合員の資材の在庫管理から追加注文までをワンストップで可能にするなどさらなる利便性向上を実現します。
NTTデータは今後も、「あい作」を通じてJAの業務効率化や業務改革の取り組みを支援していきます。

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