食と健康のパーソナライズドサービス立ち上げ支援を開始

日本人の平均寿命は、男性81.6歳、女性87.7歳で過去最高を9年連続で更新しており、2030年には3人に1人が65歳以上になるという予想がでています。^注2また、生活習慣病関連の医療費は約14兆円にも至り、医療費全体の3分の1を占める^注3など社会的な課題を抱え、世の中の健康意識は非常に高まっています。多くの企業においては、「健康」を主要経営アジェンダに掲げており、生活者に寄り添った食提供が求められています。
そのような背景から、NTTデータでは、生活者や企業が有するデータ活用課題の解決や、健康に関するさまざまなデータを収集し、生活者のパーソナライゼーションに関する新規事業の立ち上げやマーケティング業務をEnd to end^注4で支援するFood&Wellnessプラットフォームを実現し、生活者のWellbeing^注5の実現を目指しています。
今回、同プラットフォームのファーストステップとして、本サービスの提供を開始しました。

Food&Wellness「500人PoC環境サービス」は、PoCに必要なモニターとして500人相当のNTTデータ社員と、利用できるデータとして社員の健康診断データを活用できる環境を提供します。PoCを実施したい企業は、モニターやそのデータを自ら用意する必要がないため、新規事業や新規マーケティング施策の実現性や有効性を確認するPoCを速やかに実施することができます。また、活用できる健康診断データは機微な個人情報となるものの、情報収集や活用などの管理はNTTデータが実施するため、お客さまは安全安心にデータを利用することができます。
例えば、企業の新規マーケティング施策検証として、500人のモニターがウェアラブルデバイスで日々のライフログデータを取得し、それぞれの健康診断データと掛け合わせて、個々の状態にあったサプリメントなどをリコメンド^注6することで、健康意識や購買行動の変化を測定することなどを可能にします。これにより、新規施策の検証を速やかに行い、お客さまは食と健康分野におけるビジネス拡大を迅速に図っていくことが可能です。

図：Food&Wellness「500人PoC環境サービス」イメージ

今後NTTデータは、2023年3月末までに本サービスのモニターを1500名規模まで拡大予定です。また、生活者のWellbeingを実現すべく、パーソナライゼーションに必要なデータの拡充を図り、お客さまの食と健康に関する新規事業やマーケティングの立ち上げから実装までEnd to endで支援し、Food&Wellnessプラットフォームを順次拡大していきます。

株式会社NTTデータ
製造ITイノベーション事業本部
第四製造事業部
Food&Wellness担当
多田、大西、中根
E-mail：fwsales@kits.nttdata.co.jp