小学生がメタバース空間でお金について学ぶ 「りそな・みらいキッズマネーアカデミー」をりそなホールディングスと共催

背景

NTTデータは2022年8月に設立した「イノベーションセンタ」^注を中心に、5～10年先を想定した技術を見極め新しいビジネス価値を創出する先進技術活用力の強化を進めています。
りそなグループでは、従業員が講師となり「お金の役割」や「働くことの大切さ」などを楽しみながら学習できる国内最大級の子ども向け金融経済教育プログラム「りそな・みらいキッズマネーアカデミー」を開催しており、これまで44,000人以上が参加しています。
このたび、NTTデータはイベント特性を考慮したメタバース空間の設計やイベントの円滑な運営、技術的制約等の検証、りそなホールディングスはキッズマネーアカデミーのさらなる進化を目的として、共同で「りそな・みらいキッズマネーアカデミー in メタバース」をメタバース空間上で開催しました。

図：本取り組みの全体像

イベント概要

開催日：2023年3月4日（土）13：00-14：00
開催方法：DOOR（NTTコノキューが提供する仮想空間プラットフォーム）
プログラム：メタバース空間を利用したお金に関するクイズ、チーム対抗ゲーム
参加者：小学校高学年（4～6年）16名

当日の様子

参加者が4-5名1組の4チームに分かれ、メタバース空間を移動しながらお金に関するクイズやチーム対抗のゲームを実施しました。メタバースを初めて利用する参加者が多かったものの、音声やリアクション機能を使い参加者同士コミュニケーションを取りながら、積極的に参加していました。参加者からは「とても楽しかった」「お金の勉強になった」「また参加したい」といった声がありました。また、同席した保護者より「アバターを操作してクイズやゲームに参加できる点が新鮮で、親子で楽しめました」「親子ともどもメタバース体験が初めてだったが子供の順応が早く操作も含めて非常に楽しんで参加していた」等の感想を得られました。

ルール説明

お金に関する3択クイズ

お金に関するチーム対抗ゲーム

今後に向けて

本イベントを通じて、メタバース活用における、参加者側の接続環境の差異を考慮したイベント設計の技術的な検証を実施できました。今後もNTTデータグループの先進技術・ノウハウを活用し、金融機関における新たなメタバースの取り組みに向けた検討を進めます。