スペクティと出資契約を締結
~災害時のSNS情報を真贋判定する技術、国内・海外で展開~
トピックス
2023年10月6日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、株式会社スペクティ(以下:スペクティ)との間で、9月5日に出資契約を締結しました。また、同社と国内および海外における防災DXに関する事業連携を推進することで合意しました。
スペクティの特長は、防災SNS情報の真贋度を判定する技術や、災害情報の可視化に優れたノウハウを保有していることです。同社は、国内トップシェアの防災SaaS「Spectee Pro」を提供しています。このサービスは、SNS、気象データ、カーナビ情報および道路カメラなどのデータを元に、前述の技術を使って、災害・リスク情報の解析、被害状況の可視化を行うものです。
NTTデータは、スペクティ等さまざまな企業との連携により、「D-Resilio®連携基盤」を2023年6月末日より提供開始しています。同基盤では、スペクティによるSNS情報の他、避難所情報、気象情報等、災害対応に必要な情報を迅速に入手・共有し、災害対応に係る利用者がプロアクティブに防災対応できることを目指しています。
本出資契約および事業連携推進の合意をうけNTTデータは、災害時の情報錯綜防止、フェイク情報の拡散防止などを実現できる情報連携基盤を整え、真に社会の役に立つ防災DXビジネスを国内・海外へ拡大していきます。
背景
SNSや河川カメラ等の多種多様な情報をリアルタイムに収集等することでリスク情報を可視化するスペクティのサービスは、NTTデータが2023年6月末より提供する「D-Resilio連携基盤」と親和性が高く、これまでも連携を行ってきました。また、スペクティが保有する大量のSNS情報等から災害情報を抽出し、位置の特定や真贋判定等を行うAI等の技術は、今後、より膨大な情報を迅速かつ正確に取り扱うことが求められる防災DXにおいて重要性が高いこと、また各国に容易に展開できるSNSを活用したSaaSビジネスモデルであること等を評価し、今回出資を行うとともに、国内外の防災DXビジネスの拡大等で事業連携を目指すことを合意しました。
概要(特長)
NTTデータとスペクティは、両社の強みを活かし、既存サービスの付加価値向上や新サービスの創出、国内およびグローバルでの事業拡大等を目的として、以下の通り提携を進めます。
- データドリブンの防災DXビジネスを通じた、日本国内およびグローバルで、両社の連携の加速および事業機会の拡大
- 両社の顧客基盤を通じて、両社のビジネスについての新たな顧客開拓
- 防災DXに関する技術提携への取り組み
- BCP対応に向けた新たなソリューションの開発を目指す
- 海外への事業展開に向けた協力体制の強化
注釈
- 「D-Resilio」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第一公共事業本部
モビリティ&レジリエンス事業部
向上
E-mail:d-resilio_contact@hml.nttdata.co.jp