「Lアラート®の新たな活用に関するトライアル」事業者に選定

トピックス

2023年10月31日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、一般財団法人マルチメディア振興センターが運営するLアラート®注1の新たな活用に関するトライアル事業者に選定され、10月3日に公表されました。注2
新たな活用とは、「企業での社内利用」や「財団で同意を得た上でのサービス利用者等でない第三者(以下「他組織」)への配信」などであり、今回のトライアル事業は、そのような高度利用モデルの創出や普及を目的とした施策です。注3
NTTデータは現在Lアラートの運用を担っており、システムとしての位置づけや流通する情報の重要性に精通しています。また「D-Resilio連携基盤™」事業を通じて、自治体や民間企業などさまざまなお客さまから防災情報の収集や流通、活用に関するニーズや課題を収集してきました。Lアラート運用の知見とこれまで得てきた多様なノウハウを生かしながら、システム利用者により一層の価値を提供できるよう、トライアル事業を通して新たな利活用モデルの創出していきます。

背景

Lアラートは、これまで地域住民への情報伝達を行う情報伝達者(メディア等)向けに情報を配信していましたが、それ以外の用途で活用する「新たな活用」については、総務省の「今後のLアラートの在り方検討会」報告書(2018年12月)でも活用の拡大を提言されており、活用拡大について検討をされてきました。
上記を受け、運営元である一般財団法人マルチメディア振興センター(以下「財団」)では「新たな活用」に関する課題等に対応するためにトライアルを実施しています。
NTTデータは、トライアル施策に参画することで財団の課題解決に協力するとともに、災害等公共情報の普及促進、活用拡大に貢献するために本施策に応募し、事業者として選定されました。

概要(特長)

NTTデータはトライアル事業者として以下の通りLアラート情報の活用を推進します。

自治体などの公的機関のみならず、民間企業も防災情報を利活用するモデルの創出

  • Lアラートから連携した情報を、そのほか災害対策に資する各種情報(気象情報、道路状況等)と重ね合わせてD-Resilio Viewer™注4に配信し、簡単に可視化します。一覧やタイムラインにより時系列経過もわかりやすく表示します。
  • 他社サービスや総合防災システムなど外部システムへの連携配信や他社スマートフォンアプリへの情報配信など、外部の仕組みにAPI連携することによる防災情報の有効活用を促進します。

今後について

NTTデータは真のハイレジリエント社会の実現に向けて、Lアラートの新たな活用モデルの創出と普及を推進し、安全・安心な社会づくりに貢献していきます。

注釈

  • 「D-Resilio®」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • 「D-Resilio連携基盤™」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • 「D-Resilio Viewer™」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第一公共事業本部
危機管理ソリューション担当
阿部、入福、立松
TEL:050-5546-1866
E-mail:dresilio-contact@am.nttdata.co.jp