グローバルデータ連携基盤に関するホワイトペーパー(2023年度版)を公開

トピックス

2023年11月13日

株式会社NTTデータグループ

株式会社NTTデータグループ(以下:NTTデータグループ)は、異なる組織や業界間でデータを共有する、グローバルデータ連携基盤の実現に向けた取り組みに関するホワイトペーパーを公開します。NTTコミュニケーションズ株式会社、日本電信電話株式会社とともに、グローバルデータ連携基盤の開発に取り組んでおり、今回共同でホワイトペーパーを作成しています。

ホワイトペーパーの概要

2022年5月31日に公開したホワイトペーパー「組織や業界を横断した安全なデータ流通を実現するグローバルデータ連携基盤のアーキテクチャ構想」では、NTTグループが考えるグローバルデータ連携の構想と、その実現に向けた課題について整理しました。
前回ホワイトペーパー公開後、NTTグループでは当該構想の実現に向けた取り組みを進めてきました。今回新たに、グローバルデータ連携基盤の最新事例や、より安全かつ効率的なデータ流通の実現に向けた技術開発の取り組みについて説明します。ユーザー企業やさまざまなアプリ・サービス事業者のみなさまに共創活動に参画いただくことで、新たなユースケース創出につなげることを目指します。

Chapter01
グローバルデータ連携基盤のあるべき姿と取り組み事例
NTTグループでは、国内の商用サービスとしては初めてである、バッテリートレーサビリティープラットフォームの構築を開始しました。これは、製造サプライチェーン上でのデータ流通や、バリューチェーン上のリサイクル・リユース情報などを可視化する仕組みです。本ペーパーでは、その仕組みを紹介します。
Chapter02
異なるデータスペースとの相互連携実現に向けた活動
世界各国でも組織や業界を越えたデータ連携の必要性は高まっており、その仕組みの検討が急速に進んでいます。しかしながら、各国や地域で異なる仕様のデータスペースが構築されていることから、それらの接続方式の検討も必要です。NTTグループでは、短期的および長期的な接続方式を考案し、いち早くユーザー企業が利用可能なサービス提供の準備も進めていますので、その内容を紹介します。
Chapter03
より安全で効率的な企業間データ連携の実現に向けた技術開発の取り組み
グローバルデータ連携基盤を実現するために求められる「安心・安全にデータを連携する技術」、「信頼性を担保しつつ、多数の接続相手と効率的にデータを連携する技術」、「異なる拠点のデータを最適な環境で処理する技術」の実現に向けた、NTTグループの取り組み状況を紹介します。
Chapter04
IOWN技術のデータ連携基盤への応用
NTTグループでは、光を中心とする革新的技術を活用したネットワーク・情報処理基盤である、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けて取り組んでいます。IOWN構想には、データの連携や利活用を、より安全に、より高度に実現するための研究開発技術が含まれており、こうした技術のデータ連携基盤への応用について検討を進めています。

ホワイトペーパー
「データ連携基盤の実現に向けたNTTグループの取り組みと事例について」

今後について

今後、NTTグループは、自動車をはじめとするさまざまな製造業やエネルギーなどの業界でグローバルデータ連携基盤の活用を拡大していきます。また、ユーザー企業がグローバルデータ連携基盤を活用し、新たなビジネス創出が可能な環境の整備・サポートを実施していきます。

関連リンク

NTT DATAのデータスペースに関する取り組み
https://www.nttdata.com/jp/ja/services/dataspace/

注釈

  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

イベントのご案内

本ペーパーで紹介しているIOWNなどの最新技術は、下記NTT R&D FORUM 2023でご覧いただくことができます。

イベント名:
NTT R&D FORUM 2023 ― IOWN ACCELERATION
開催日程:
2023年11月14日(火)~11月17日(金)
  • オンライン会場は12月8日(金)12:00まで公開
公式サイト:
https://www.rd.ntt/forum/2023/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータグループ
技術革新統括本部
濱野、金子、土橋
E-mail:trusted-ds@kits.nttdata.co.jp