データを活用した地域交通・まちづくりに向けて、産学官共創による人材育成を開始
~第一弾として地域住民や交通事業者が参加するシンポジウムを開催~
トピックス
2023年11月15日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、前橋市・公立大学法人前橋工科大学(以下、前橋工科大学)とともに「産学官共創による“データを活用して地域交通・まちづくりに取り組む人財”の育成事業」(以下、本事業)を実施しています。
人材育成を加速させる取り組みの第一弾として2023年12月16日に前橋工科大学にて無料公開シンポジウム「データ活用で切り開く 公共交通の新境地」を開催します。
今後、本事業の成果をもとにデータを活用できる人材を増やし、交通課題の解決に寄与するソリューションを他の地域にも拡大していきます。
背景
全国の地方都市では、自家用車移動への依存、公共交通の弱体化、地域の交通網を担うドライバーの不足、交通弱者の存在等が喫緊の課題となっています。
NTTデータは、交通課題を抱える自治体向けのSaaS型ソリューション「SiFFT-TDM(シフトティーディーエム)®」注1の提供を通して、こうした課題解決に寄与する取り組みを推進してきました。
しかし、「地域交通を考えるためにどのようなデータがどのように活用できるのか」についてはいまだモデルとなる事例やノウハウが不足しており、実際にデータを活用して地域交通・まちづくりに取り組むことができる人材は限られているのが現状です。
人材育成の概要
NTTデータは、データを活用して地域交通・まちづくりに取り組む人材を増やすべく、国土交通省の公募事業「令和5年度 共創モデル実証プロジェクト(人材育成事業)」注2を活用し、2023年8月より前橋市と前橋工科大学とともに「産学官共創による“データを活用して地域交通・まちづくりに取り組む人財”の育成事業」を実施しています。
人材育成を加速させる取り組みの第一弾として、2023年12月に、市民・学生・バス事業者・行政・学識経験者が参画するシンポジウムを開催し、前橋市の公共交通のあり方やデータ活用の可能性を全国に発信します。
無料公開シンポジウム「データ活用で切り開く 公共交通の新境地」
- 日時:
- 2023年12月16日(土) 13:30~16:00
- 場所:
- 前橋工科大学 1号館151講義室 (群馬県前橋市上佐鳥町460番地1)
- 形態:
- 対面形式(後日オンライン配信あり)
地域交通やデータ活用に関心がある方ならどなたでも参加可能です。
事前登録はこちらから(先着190名):https://forms.office.com/r/iB5RXRRcms
今後について
今後、本事業の成果をもとにデータを活用できる人材を増やしていきます。また、SiFFT-TDMの普及を通じて、交通課題を抱えるさまざまな地域の支援を行っていきます。
注釈
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注1
SiFFT-TDM(交通の未来を見通す可視化・分析ソリューション)
交通の未来を見据えて、快適なまちづくりを支援するソリューションです。都市に関するデータ(統計・地図・人流等)と交通に関するデータ(運行・利用等)を掛け合わせて可視化・分析・統計を行うことで、地域の課題を可視化し、最適な施策を導き出すことを可能とします。
(The Service to Foresee the Future of Traffic - Transportation Demand Management)
コンセプトムービー:「SiFFT-TDM®」で交通の未来を見通し、より良い街づくりを - YouTube
関連記事:交通データの可視化・分析でだれもが住みやすい街――群馬県前橋市「MaeMaaS」 -
注2
令和5年度 共創モデル実証プロジェクト(人材育成事業)
交通を地域のくらしと一体として捉え、地域公共交通の維持・活性化を目的として複数の主体が連携して行う取り組みです。
その萌芽となる交通の実証事業における運行経費等を補助するとともに、実地伴走型のフォローを行うことにより、必要な課題等を整理し、地域公共交通の持続可能性を高めていくことを目指します。
地域交通共創モデル実証プロジェクト(mlit.go.jp)
産学官共創による“データを活用して地域交通・まちづくりに取り組む人財”の育成(pacific-hojo.com)
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
公共統括本部
第一公共事業本部
モビリティ&レジリエンス事業部
町田、藤井
E-mail:sifft-tdm_info@kits.nttdata.co.jp