ハイブリッドワークに適応した社内コミュニケーションを実現する新サービス開始
~BXOからビジュアルコラボレーションプラットフォームMiroの提供を開始~
トピックス
2023年12月5日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、ビジュアルコラボレーションプラットフォームを提供しているRealtimeBoard, Inc.dba Miro(以下:Miro)と代理店契約を締結し、NTTデータの働き方改革およびセキュリティー対策向けオファリング「BizXaaS Office®(以下:BXO)」のラインアップに「Miro」を追加し、2023年12月より、新サービスとして提供を開始します。(図1)
多くの企業にとって、リモートと対面が混在するハイブリッドワークが定着してきた一方、チーム内のコミュニケーションや共同作業において、利便性の追求とセキュアな社内インフラ整備の両立が求められています。
本サービスは、BXOが有するゼロトラストネットワーク関連サービスとMiroを組み合わせることで、高いセキュリティーレベルを担保しつつ、Miroの基本機能であるオンラインホワイトボードやAI機能によるアイディエーション支援を提供します。本サービスの提供を通じて、マルチロケーションにいるメンバー間のコミュニケーションレベルを飛躍的に向上させることが可能となります。
背景
パンデミックを経て、日本人の働き方は、出社、リモートワーク、それらが混在するハイブリットワークなど多様化してきました。利便性の高いクラウドサービスが次々と登場するなか、セキュリティーを優先することでそれらを十分に活用できていないことや、リモートワークを許容したことで出社(対面)では当たり前にあったメリットが失われ、コミュニケーションの希薄化や企業に対する帰属意識の低下などを招いています。
ハイブリッドワークを推進しているNTTデータにおいても、社内コミュニケーションの円滑化や、社内情報をセキュアに管理するための取り組みを進めています。具体的には、利便性の高いSaaSサービス(オンラインストレージ、チャット機能、ナレッジ管理など)を、従業員が自由に選択し、業務に活用できる環境をゼロトラストネットワーク基盤と共に整備しています。
一方、ハイブリットワーク下では、マネージャーがメンバーの業務進捗を把握することが難しく作業の手戻りや重複が多発、また他チームの動きが見えないことによる遅延やミスの発生など、オンラインコミュ二ケーションの限界を感じている人も少なくありません。ブレインストーミングや合意形成を行うための会議には、対面コミュニケーションのほうが有効であるという意見もあります。
本サービスの特長
NTTデータでは、2023年12月から、多様な働き方における課題解決のため、BXOのラインアップに、オンラインホワイトボードやAI機能によるアイディエーション支援などを提供するMiroを追加します。
NTTデータが提供するBXOサービスラインアップにおいて、ゼロトラストセキュリティーを実現するBMWS(BXO Managed Workspace
Security)製品のセキュリティーサービスと組み合わせることで、セキュアに端末からMiroへアクセスすることが可能です。BMWSが提供するセキュリティー製品は、クラウド型のセキュリティーサービスであり、常に世界中の最新情報に基づいてアップデートされるため、高いセキュリティーレベルが担保されています。
具体的には、NTTデータにおけるMiroとゼロトラストの連携イメージ(図2)のとおり、OktaとZscalerを組み合わせることで、Miroをはじめとしたさまざまなクラウドサービスの利用が可視化され、同時にアカウントも管理しています。高度なセキュリティーで業務情報を守りつつ、リモートワーク下で生じた課題を業務種別に応じたMiroの活用を通じて、オンラインコミュニケーションの利便性を追求したワークスペースを実現します。
代表的なメリット
- シャドーITの撲滅
- アカウント管理稼働の軽減
- 他コミュニケーションサービスとのセキュアな連携
今後について
今後、BXOは、企業が求めるセキュリティーレベルを担保した上で、利便性の高いさまざまなクラウドサービスを活用できるデジタルワークスペースの提供を通じて、企業の生産性と従業員エンゲージメントの向上に貢献します。NTTデータでは、「働く」ことの再定義を意味する、「Work Re:Invention」をキーワードとして掲げ、自社における実践も行いつつ、お客さま企業により良い働き方を提案していきます。
ミロ・ジャパン合同会社 代表執行役社長 五十嵐 光喜氏
日本市場におけるMiroのさらなるビジネス拡大のために、このたびNTTデータ様とパートナーシップ契約を締結できたことを大変うれしく思います。Miroは業務テンプレートやAI機能を備えた新世代のデジタルワークスペースです。NTTデータ様が目指す、デジタルとリアルが融合した新しい働き方の中核になるサービスであると確信しております。今回のパートナーシップを通じて、イノベーション創出や生産性向上、従業員エンゲージメントに関するお客様の課題の解決、企業競争力や価値の向上に繋がるご提案、ご支援を共に行って参ります。
BMWS(BXO Managed Workspace Security)とは
BXOは、10年以上にわたり仮想デスクトップサービスを中心に提供してきました。2019年からは、ゼロトラストネットワークの考え方に基づいたサービス「BMWS(BXO Managed Workspace
Security)」をラインアップに追加し、従業員エンゲージメントの向上を目指し、働き方改革に貢献しています(図3)
詳細は下記をご覧ください。
Miroとは
Miroは、イノベーションを可能にするオンラインワークスペースで、拠点を1つにしないあらゆる規模のチームが、未来を共に思い描き、そして実現することを可能にします。Miroのプラットフォームがもたらす無限のキャンバス上で、チームは魅力的なワークショップや会議の開催、商品の設計、ブレインストーミングなど、使い方はさまざまです。サンフランシスコとアムステルダムに拠点を置くMiroには、全世界に6,500万人を超えるユーザーがおり、その中にはFortune 100に数えられる企業の99%が含まれています。Miroは、2011年に創業し、現在では全世界12の事業所で1,800人を超える従業員を擁しています。
- 公式ウェブサイト:
- https://miro.com
- Miroの導入事例詳細:
- https://miro.com/ja/blog/category/enterprise-case/
- お問い合わせ:
- press@miro.com
Miroを活用することで解決できるユースケース例は以下の通りです。
新規事業の検討
- プロジェクトのスケジュールやプレゼン資料などの全てのナレッジを一枚のMiroボードに集約
- ペルソナの行動や思考、感情を時系列に沿って可視化できるため、カスタマージャーニーも簡単に作成可能
アジャイル開発
- 課題や意見を実際のホワイトボードや紙に書き出す代わりに、共同作業が可能なMiroを利用することで、情報を記録するとともに全容の共有が容易になる
- 各スプリントに応じたプロセスからゴールが一枚のボードに集約していることで全容が可視化でき、作業が明確になる
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ソリューション事業本部
デジタルビジネスソリューション事業部
デジタルワークスペース統括部
ソリューション営業担当
舘野、伊東
E-mail:bxo2_sales@hml.nttdata.co.jp