オンライン面談で保険加入にかかる手続きを完結するサービスの提供開始

背景

従来、銀行窓口での保険販売は、お客さまが支店へ来店するケースや渉外員がお客さま先へ訪問し、タブレット端末を活用した提案・申込手続きが一般的でしたが、お客さまライフスタイルの多様化の中、オンライン面談でのご相談ニーズは高まる傾向にあります。

こうした状況において、従来のオンライン面談における保険申込の仕組みではお客さま（保険契約者、被保険者）による自署や本人確認書類の提出が必要となり、紙の申込書郵送による手続きが発生していました。そのため契約の成立までに時間を要していましたが、SMSを活用することで、デジタル署名・本人確認書類アップロード等を行い、保険代理店が現状利用しているWEB会議ツールを用いた保険申込手続を実現します。

サービス概要

NTTデータは保険会社共同ゲートウェイが有する、業務ノウハウ、システムノウハウ、各種アセットを活用し、三井住友銀行及び第一フロンティア生命との連携により、構想からシステム開発・安定的なサービス提供までを約半年間で実現しました。

保険会社共同ゲートウェイによって結ばれた保険会社と保険代理店間のセキュアな接続環境と本サービスを保険会社が利用することで、保険会社のペーパーレスシステムからの要求に応じて保険契約者にSMSを送信します。SMSで送信されるURLから遷移したWeb画面上で、保険契約者が情報（署名含む）を登録することで手続が完了します。

図：保険申込時の本サービス利用イメージ

導入効果

今後について

NTTデータは、本サービスを保険共同ゲートウェイサービス利用の生命保険会社10社に提供することをめざします。

参考：その他機能

本サービスのその他機能として、2020年の金融商品取引業等に関する内閣府令の一部改正により、保険申込時、保険契約者に対する紙媒体での交付が必要であった一部帳票について、電磁的交付が可能となっていましたが、2024年4月に前書面交付の電磁的交付機能具備を予定しています。