中長期的な採用活動を見据えた独自人財プールの登録者数が1万人を突破

背景

これまでの就職・転職における個人と企業の接点は、転職意欲が顕在化したタイミングで都度応募・選考を実施する一時的な接点に限定されていました。その短い接点の中で、互いに「選ぶ」「選ばれる」を決める関係性が基本であり、入社に至らなかった場合はそこで個人と企業の関係が途絶えてしまうケースがほとんどでした。一方、昨今世の中が目覚ましく多様化していく中で、個人も中長期的な働き方やキャリアをさまざまな可能性の中から柔軟に選ぶようになっています。NTTデータグループは、より激化する人財獲得競争下にある経験者採用市場における人財個人と企業との中長期的な関係作りの仕組みとして、自社独自のタレントプール採用を導入しました。

概要（特長）

タレントプール採用は、中長期的に登録者のニーズを踏まえた会社や求人、技術テーマに沿った独自イベント等の情報を、直接かつタイムリーに提供し、自社への興味関心を醸成しながら、中長期的に採用へつなげられるものです。NTTデータグループでは主に以下の目的をもってタレントプールの活用を推進しています。

• 外部採用チャネルだけに依存せず、中長期的に自社でも人財を確保できる独自採用チャネルを確立すること
• 継続的な情報提供やイベント開催を接点に、登録者との中長期的な関係性＝いつでも応募可能な関係を構築すること
• 登録者のキャリアに関する意向の変化などに合わせた情報提供により、応募時や採用後のミスマッチを軽減すること

NTTデータグループでは株式会社TalentXが提供するMyシリーズの採用MAサービス「MyTalent」を利用し、自社独自のタレントプールを構築しています。また同サービスを利用するIT企業で、初めてタレントプール登録者数10,000人を突破しました。

登録者にとっては以下のようなメリットがあり、NTTデータグループと登録者の双方にとって価値ある採用活動を実施できます。

• 登録者自身のタイミングと時間軸の中で、直接的な会社理解の機会としての活用が可能
  登録時はキャリアや家庭などさまざまな事情で入社がかなわなかった場合でも、中長期的に接点を持ち続けることで、環境の変化などが起きた適切なタイミングでの情報収集や再応募が可能です。
• 応募前から情報を収集できることにより、スムーズに選考プロセスへ参加が可能
  タレントプール登録者に対しては、NTTデータグループから応募前に継続的に情報提供を行うため、応募前の自身での情報収集に係る負担や時間などが軽減され、応募までの段取りをスムーズに進めることが可能です。
• 登録者に合わせた情報提供により会社への理解が深まり、入社後のミスマッチを軽減
  タレントプールに登録された情報をもとにした直接会社情報、求人情報などを提供するため、応募・面接段階での会社への理解が深まり、入社後のミスマッチを回避することができます。
• 今すぐに転職の意向がなくても、キャリア形成上の情報インプットの場として活用可能
  登録者のニーズを定期的に収集し、それに沿った情報コンテンツや各種イベントの発信を行います。今すぐの転職の意向がなくても、NTTデータグループ独自開催の技術勉強会やMeet-upイベントへの参加など、キャリア形成上のインプットの機会としても活用可能です。

今後について

NTTデータグループでは今後、登録者への情報コンテンツ、各種イベント実施などタレントプール採用活動を本格化させ、よりアクティブな独自タレントプールを構築し、中長期的な採用成果の創出へつなげることで、新たな独自採用チャネルの確立を目指します。