Microsoft Azure上でNTT版LLM「tsuzumi」を2024年11月20日に提供開始

トピックス

2024年11月20日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下NTTデータ)は日本国内においてマイクロソフト コーポレーション(以下 Microsoft社)の「Models-as-a-Service(MaaS)プラットフォーム」上でtsuzumiの提供を2024年11月20日から開始します。
利用者は軽量で日本語性能に優れるtsuzumiをMicrosoft Azure(以下 Azure)サービスの一部として、従量課金で、迅速に利用することができます。また、Azure AI studio上でのファインチューニングやビジネスアプリケーション開発も可能です。

背景と概要

2024年6月27日に、本取り組みについて報道発表注1を行い、Microsoft社およびNTTデータでの開発・検証作業が予定通り完了しました。
NTTデータは、2024年11月20日から、AzureのModels-as-a-Serviceにてtsuzumiを提供します。日本国内のAzure利用者は、Azureマーケットプレイス注2からtsuzumiを購入し、利用者のAzureテナント上にデプロイされたtsuzumiを従量課金で利用することができます。利用者はAzure AI Studio上の容易な画面操作で、モデルの設定、デプロイ、推論、ファインチューニング等が可能であり、デプロイしたモデルはAPI利用も可能です。
利用料金やサービスの詳細情報はMicrosoft社のマーケットプレイス上のカタログ情報およびご利用ガイドをご覧ください。

図:利用画面イメージ

今後について

本サービスをまずは日本国内向けに提供し、将来的にはグローバルに広く提供することをめざします。

tsuzumiについて

tsuzumiは、NTTの研究所が約40年にわたって蓄積してきた自然言語処理技術をベースにした大規模言語モデルです。日本語と英語に対応しており、特に日本語処理能力に優れています。また、小型軽量、テキスト以外のメディアも扱えるマルチモーダル対応といった特長を備えています注3
また少ないリソースでのチューニングが可能なため、お客さま固有の業界・業務特化型生成AIとしての利用が可能です。お客さまの細かな要件に対応することで、生成AIを活用した業務の効率化やビジネスアプリケーションを実現することができます。さらにパブリッククラウド環境だけでなく、オンプレミスやプライベート環境での利用も可能です。

注釈

  • Microsoft、Azureは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業本部
テクノロジーコンサルティング事業部

株式会社NTTデータグループ
グローバルイノベーション本部
Generative AI 推進室

技術革新統括本部
Innovation技術部
イノベーションセンタ
E-mail:nttd_tsuzumi@hml.nttdata.co.jp