スリーシェイク社との資本業務提携によりクラウドネイティブ開発におけるBizDevOpsを加速
トピックス
2024年11月27日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、株式会社スリーシェイク(以下:スリーシェイク)と、同社株式を第三者割当増資により取得することで合意しました。本提携を通じて、クラウドネイティブ開発において最先端の技術およびセキュリティ対策を取り入れるとともに、SRE(Site Reliability Engineering)注1人財の育成を推進します。これにより、継続的にプロダクトの価値を向上し、お客さまのデジタル変革をサポートしていきます。
背景・目的
デジタル化の進展に伴い、クラウドの利用が拡大する中で、近年のシステム開発においては、スピードが重視される一方、システムの安定性・信頼性との両立が不可欠です。クラウド上で提供されるサービスにおいては、高度なセキュリティ対策により安全、安心を確保した上で、機動力を持ったサービス・プロダクトの継続した改善が必要です。その中で、SRE(Site Reliability Engineering)はBizDevOps注2の機動性、安定性、信頼性、効率性に不可欠な役割としてその重要性が増しています。
スリーシェイクは、先進的なエンジニアリング技術を持つSRE人財と、システム開発・サービス提供時のセキュリティ対策製品を有しており、当社とは2018年から協業しています。このたび、NTTデータはエンジニアリング力とセキュリティ対策のさらなる強化を目指し、スリーシェイクとの資本業務提携を決定しました。本提携を通じて、機動力と安全・安心を両立するBizDevOpsを実現し、クラウドネイティブ開発における持続的な改善を繰り返すことで、社会や企業の課題解決に貢献していきます。
資本業務提携の内容
NTTデータとスリーシェイクは、以下の業務提携を進めます。
- 継続的なプロダクト価値の向上:
スリーシェイクが有するさまざまな事業領域におけるSREのエンジニアリング能力を活用し、クラウドネイティブ開発において、アプリケーションからインフラまで幅広くシステム全体の継続的な信頼性向上と運用効率化を実施します。また、機械学習・AI等の高度な分析技術を活用したQAチームの組成にともに取り組み、継続的にプロダクト価値を向上します。 - セキュリティ強化:
スリーシェイクの提供する自動脆弱性診断ツール「Securify」注3をNTTデータのサービス、システム開発プロジェクトに導入し、クラウドサービスやデータ保護に関するセキュリティ対策を強化します。 - 人財育成:
クラウドネイティブ領域における豊富な経験を保有する双方の技術者の交流により、機動力と信頼性を兼ね備えたSRE人財を育成します。
スリーシェイクの会社概要
- (1)会社名
- 株式会社スリーシェイク
- (2)設立年
- 2015年1月
- (3)本社所在地
- 東京都新宿区大京町22-1 グランファースト新宿御苑
- (4)代表者
- 代表取締役社長 吉田 拓真
- (5)社員数
- 140名(非正規社員を除く)(2024年11月16日時点)
- (6)事業内容
- SRE特化型コンサルティング事業「Sreake(スリーク)」運営
セキュリティサービス「Securify(セキュリファイ)」開発・運営
データ連携プラットフォーム「Reckoner(レコナー)」開発・運営
フリーランスエンジニア特化型人材紹介サービス「Relance(リランス)」運営
- (7)会社ホームページ
- https://3-shake.com/(外部リンク)
注釈
- 注1 SRE(Site Reliability Engineering)とは、ITサービスの信頼性を高めるために、開発者が信頼性向上のために行う設計やアプローチ、またはこれらを行うチームを示します。
- 注2 BizDevOpsとは、開発・運用を担う技術部門(DevOps)とビジネス部門(Biz)の連携を強め、ビジネスの生産性を高めることが期待できる概念を示します。
- 注3 「Securify」サービスURL(https://www.securify.jp/securify/)
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ペイメント本部
加藤
E-mail:paylab-contact@hml.nttdata.co.jp