集合住宅向けスマートホームサービスでLIXILと協業開始
~Amazonが提供するAlexa Smart Propertiesのテクノロジーを活用~
トピックス
2024年12月6日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(代表取締役社長:佐々木 裕、以下「NTTデータ」)は、株式会社LIXIL(取締役 代表執行役社長 兼 CEO:瀬戸 欣哉、以下「LIXIL」)と、LIXILが提供するIoTホームLink「Life Assist2注1」とNTTデータが提供する「ボイスタ!®注2」を組み合わせ、集合住宅向けの新たなサービスで2024年12月6日より協業を開始します。
「ボイスタ!」は、AmazonのAIアシスタントであるAlexaをビジネス向けに提供する「Alexa Smart Properties注3」のテクノロジーを活用したサービスです。
NTTデータはこれまでボイスタ!を高齢者とのコミュニケーションサービスとして展開してきましたが、このたびLIXILとの協業により、子育て世代などのファミリー層も利用できるようサービスを拡張します。
具体的には、集合住宅の各部屋の設備として住民が利用できるボイスタ!を提供し、住民の交流を促進するコミュニケーション機能を提供します。事業者向けには、入居後すぐにAlexaを使い始めることができる一括管理機能、管理者からの情報配信機能を提供します。LIXILの「Life Assist2」と組み合わせることで入居者の暮らしをより便利で快適にするとともに、住民同士のつながりづくりをサポートします。
NTTデータは今後、LIXILとともに暮らしに役立つさまざまなサービスとの連携を検討し、サービスの拡大を目指します。
背景
共働きの増加や少子高齢化により、住まいへのニーズが変化しています。分譲集合住宅の価格高騰によるファミリー向けの集合賃貸住宅の高品質化や、シニア世代の集合住宅への住み替えニーズにより、忙しい共働き世帯が便利で快適な暮らしを送るための部屋のスマート化や、子育て中のファミリーやシニアが安心して暮すためのサービスなどに期待が高まっています。
NTTデータはこれまでAlexa Smart Properties を活用したシニア向けサービス「ボイスタ!」を高齢者施設等に提供してきましたが、これらのニーズに応えるため、新たにファミリー層などが利用可能な集合住宅向けサービスでLIXILと協業を開始します。
LIXILはこれまで住宅設備・家電などの機器とつなげるだけで、マイホームがスマートホームに生まれ変わる「Life Assist2」を提供することでお部屋の中を便利で快適にするサービスを提供してきました。「Life Assist2」をボイスタ!と組み合わせ、Alexaを活用し集合住宅に住まう方の暮らしを豊かにするサービスを実現します。
概要
本サービスはボイスタ!をマンションなどの集合住宅に一括で提供します。入居者の暮らしを音声インターフェースでより便利で快適にするとともに、住民のつながりづくりをサポートします。加えて、スマートキーや宅配ボックスの通知等、LIXILの提供するさまざまな機器と連携することにより、スマートな暮らしを実現します。
提供する機能とメリットは以下の通りです。
1.一括管理機能
「Life Assist2」とAlexa Smart Propertiesのテクノロジーを用いて住民が入居後すぐにAlexaとスマートホームを使い始めることができます。
住民はAlexaのアカウント設定を個別で設定する手間が不要となり、ラジオ再生、ビデオ通話、便利機能(天気、アラーム)等の便利機能を入居後すぐに利用できるようになります。さらに、「Life Assist2」と組み合わせることで、声での家電操作が可能となります。
事業者は集合住宅に一括でスマートホーム、Alexaを導入することで、物件の差別化を行えます。
2.コミュニケーション機能
住民は、シェアリング、イベントのお知らせ投稿を活用して住民同士のコミュニティーを形成できます。また、家族のコミュニケーション機能(見守り、写真共有等)により子育てファミリーやシニアのサポートにも役立てられます。
3.情報配信機能
管理者が簡単に情報配信することができる情報配信機能を提供します。事業者はAlexaを経由して点検のお知らせを配信したり、住民へのアンケート依頼ができ、ペーパーレス化と住宅管理のDXを実現します。
簡単にさまざまな情報配信ができるため、事業者のブランディング、PRにも活用可能です。
4.訪問者通知
マンションのエントランスロックや玄関ドア、宅配ボックスと「LifeAssist2」が連携し、Alexaに通知することで訪問者の通知を確認することができます。
今後について
NTTデータとLIXILは今後、ファミリーからシニアまで、誰もが人にやさしいデジタルを享受できる“Well-Being”な暮らしの実現のため、暮らしに役立つさまざまなサービスとの連携を検討し、サービスの拡大を目指します。
参考
- JAPAN BUILD 2024(2024/12/11~13)で本サービスのデモンストレーションを展示します。
https://newsroom.lixil.com/ja/2024120401 -
IoT実験住宅『みらいえらぼ』で本サービスのデモンストレーションを展示します。
『みらいえらぼ』は、住宅建材・住設メーカーの株式会社LIXILのスマートホーム研究開発施設として「人・物・家・社会が情報で結ばれた『住生活の未来』の創造拠点」をコンセプトに、スマートホームの進化・成長を目指し、企画立案・技術開発・実証実験を行う実験住宅です。
また、御来場の皆様へ『スマートホームのある安心・安全・快適・便利な暮らし』を体感頂いて、日本のスマートホームの普及促進を目指しております。
名称:IoT実験住宅『みらいえらぼ』
場所:〒343-0828埼玉県越谷市レイクタウン2丁目24-6
内覧方法:LIXILの営業担当者を通じて、お申込みください。
https://newsroom.lixil.com/ja/20221012_01
注釈
- 注1 https://www.lixil.co.jp/lineup/smarthome/lifeassist2/
-
注2
「ボイスタ!」はNTTデータが提供する、声で操作ができる画面付きのスマートスピーカーを活用したシニア向けサービスです。使いやすさを追求したデバイスと、発話・健康活動・社会参加の機会の創出により、デジタルデバイド解消と健康寿命延伸をサポートします。
https://www.nttdata-voista.com/ -
注3
Alexa Smart Propertiesは、Amazonが提供するパーソナルAIアシスタントのAlexaを事業者や地方自治体向けに提供するサービスであり、「高齢者施設」や「ホテル」、「マンション」などのビジネスや、「地方自治体」などの公的サービスで利用することができます。Alexa Smart Propertiesにおいて、Amazonと契約するソリューションプロバイダは、Alexa Smart Properties専用のAPIを利用して、ビジネスや地方自治体のニーズに合わせてAlexaを活用したサービスを開発・実装することが可能になります。施設の所有者や管理者は、Alexa Smart Propertiesを利用するために設定・設置されたAmazon Echoシリーズを一括して効率的に管理できるようになります。またAlexa Smart Propertiesでは、サービスを提供する法人ないしは地方自治体の専用アカウントを利用するため、利用者は個人のAmazonアカウントを利用したり、個人情報を提供したりすることなく、特定のAlexa音声サービスを利用することができます。
https://amazon-press.jp/Top-Navi/RSS/Presse-release/amazon/jp/Devices/2023/Alexa-Smart-Properties/ - 注4 掲載している画面はイメージであり、実際の提供画面とは異なる場合があります。
- 「ボイスタ!」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
しんきん事業部
事業推進担当
田中
TEL:050-5546-9368
E-mail:contact-voista@am.nttdata.co.jp