ランサムウエア対策とサイバーレジリエンス強化のため、CrowdStrikeと戦略的提携を拡大
トピックス
2025年3月17日
株式会社NTTデータグループ
CrowdStrike Holdings, Inc.
株式会社NTTデータグループ(本社:東京都江東区、以下:NTTデータグループ)とCrowdStrike Holdings, Inc.(本社:アメリカ テキサス州オースティン、以下:CrowdStrike)は、ランサムウエア対策とサイバー攻撃によるインシデント発生後のリカバリ強化を目的に、2025年3月より戦略的提携を拡大します。具体的には、株式会社NTTデータが国内企業向けに提供する「UnifiedMDR® for Cyber Resilience」(読み:ユニファイドエムディーアール フォー サイバーレジリエンス)を含むNTTデータグループが世界規模で展開するサイバーセキュリティ対策サービスにCrowdStrikeのプラットフォームを統合し、共同運用を行います。これによりセキュリティ対策を一層高度化でき、世界各国のお客さまへ提供するサイバーセキュリティ対策の安全性と信頼性を向上させることができます。
なお、本提携はNTTデータグループのグローバル・サイバーセキュリティ戦略注1に基づくもので、同戦略のグローバル・サイバーセキュリティ・サービス・ポートフォリオ注2の「SOC Solutions」機能を強化するものです。
背景
近年、ランサムウエアによる被害をはじめとするサイバー攻撃被害が増加し、攻撃手法も巧妙化しています。企業や組織にとって、情報漏えいや業務停止などのリスクを伴うサイバー攻撃への対策は重要課題である一方、サイバーセキュリティに関するスキルの格差が拡大している現況があります。
サーバー攻撃の脅威から企業や組織を保護するためには、セキュリティ対策ツールや監視・運用等を行うマネージドセキュリティサービスの導入が必要です。また、企業や組織のグローバル化に伴い、世界各国に点在する拠点での横断的なサイバーセキュリティ対策も重要となっています。このような背景から、NTTデータグループは世界各国で提供できるサイバーセキュリティ対策サービスの強化を目指し、従前よりCrowdStrikeと戦略的提携を締結していましたが、このたび提携関係をさらに強化するに至りました。
概要と特長
今回の戦略的提携の拡大により、UnifiedMDR for Cyber Resilienceを含むNTTデータグループが世界規模で展開する高度なサイバーセキュリティ対策サービスと、CrowdStrikeが提供する高精度で高効率なセキュリティ脅威の検知・対応機能「CrowdStrike Falcon®プラットフォーム」を統合したサービスを世界各国で提供可能となります。統合サービスの特長は以下の通りです。
- マネージドセキュリティサービスの統合
CrowdStrike Falconは生成AIサイバーセキュリティ分析機能を搭載しており、サイバーセキュリティに関するスキルギャップの解消やインシデント対応時間の迅速化が可能です。この機能をNTTデータグループのサイバーセキュリティ対策サービスに統合することで、より高度なセキュリティ脅威の検知と迅速かつ効果的な対応を実現できます。 - 24時間365日の能動的なサイバー攻撃脅威のハンティングとインシデントレスポンス
両社の知見や分析結果を組み合わせ、常に最新化された脅威情報を基にNTTデータグループとCrowdStrikeのエキスパートが24時間365日にわたって能動的な脅威ハンティングとインシデントレスポンスのサポートを提供し、企業のセキュリティ体制を強化します。 - 世界中の企業への提供を可能とするグローバルデリバリーネットワークのさらなる強化
国・地域でメニューが異なるサービス提供ではなく、世界中の企業に同水準のセキュリティ対策サービスを提供できるようになります。お客さまの本社所在地を問わず、これまで以上に全世界でシームレスなサイバーセキュリティ対策サービスを保証します。
今後について
NTTデータグループはCrowdStrikeとの提携を通して、今後も世界規模で展開するサイバーセキュリティ対策サービスのセキュリティ対策強化や品質向上を推進し、より多くの企業が安心して事業を継続できるよう支援していきます。
NTTデータグループのグローバル・サイバーセキュリティ戦略について
NTTデータグループは、サイバーセキュリティに関する戦略策定およびコンサルティングからインテグレーション、UnifiedMDR(グローバルで統一されたMDR)、インシデント対応までを世界規模かつ全領域で顧客に提供可能な高度なサイバーセキュリティサービス「グローバル・サイバーセキュリティ戦略」を2023年12月に策定しました。
詳細はこちらをご確認ください。
CrowdStrikeについて
グローバルサイバーセキュリティのリーダーであるCrowdStrike(Nasdaq:CRWD)は、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データといった企業リスクを考えるうえで重要な領域を保護する世界最先端のクラウドネイティブのプラットフォームにより、現代のセキュリティを再定義しています。
CrowdStrike Falcon®プラットフォームは、CrowdStrike Security CloudとワールドクラスのAIを搭載し、リアルタイムの攻撃指標、脅威インテリジェンス、進化する攻撃者の戦術、企業全体からの充実したテレメトリーを活用して、超高精度の検知、自動化された保護と修復、精鋭による脅威ハンティング、優先付けられた脆弱性の可観測性を提供します。
Falconプラットフォームは、軽量なシングルエージェント・アーキテクチャを備え、クラウド上に構築されており、迅速かつスケーラブルな展開、優れた保護とパフォーマンス、複雑さの低減、短期間での価値提供を実現します。
注釈
- 注1 NTT DATA Introduces New Global Cybersecurity Strategy to Help Clients Boost Protection Against Cyber Risks(英語サイトへ遷移)
- 注2 NTTデータグループのグローバル・サイバーセキュリティ・サービス・ポートフォリオの詳細はサイバーセキュリティページをご確認ください。
- UnifiedMDRおよびUMDRは日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
発表内容に関するお問い合わせ
株式会社NTTデータグループ
技術革新統括本部
Cloud&Infrastructure技術部
E-mail:security-contact@kits.nttdata.co.jp
製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業本部
インダストリセールス事業部
小澤、伊東
E-mail:bxo-sales@kits.nttdata.co.jp