生活者が安心してパーソナルデータを企業と共有できる世界の実現を目指し、「パーソナルデータ流通協議会(仮)」を設立
~14業界のリーディングカンパニー20社とパーソナルデータ連携促進に向けた検討を実施~
トピックス
2025年3月31日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、日本国内のパーソナルデータ流通をより加速させるため、2025年6月に「パーソナルデータ流通協議会(仮)」を設立します。2024年4月から2025年3月にかけてさまざまな業界のリーディングカンパニー20社と共同で、生活者が安心できるパーソナルデータのガバナンス強化の上での利活用を促進するための検討会(以下、本検討会)を実施してきました。本検討会では生活者視点の真摯(しんし)で分かりやすい情報提供を複数の事業者が協調して行えるための指針・ガイドラインをとりまとめました。本検討会でとりまとめた指針を基に立ち上げる協議会においてパーソナルデータのガバナンス強化の上での連携・利活用に必要となる共通的な仕組みの構築、実証プロジェクトの組成等を行い、パーソナルデータが生活者・社会から受容される安心安全なデータ社会の実現を目指します。
背景
少子高齢化社会における効率的な経済運営のために必須となるデータの利活用については、近年、さまざまな取り組みが行われています。特に、オンデマンドなサービス提供、パーソナライズされたサービス提供に必要なデータの活用に向けて、情報銀行をはじめとした幅広い取り組み行われています。生活者はパーソナライズされた便利なサービスを求める一方で、パーソナルデータを事業者が共有・利活用することに対しては漠然とした不安を抱えているという課題があります。
複数の事業者の協業においてはガバナンスのもとで事業者間のパーソナルデータ連携を適切に行うことが必須となる一方で、生活者の適切な理解を得ることが困難であり、多くの事業者が思うような成果を得られないでいます。
生活者側の視点では、例えば複数の事業者の連携により提供されているサービスを利用する場合、すべての事業者名を把握することは困難であり、「使用承諾をした覚えのない事業者が、自分のデータを活用していることに抵抗を感じる」といった声が多く聞かれます。
NTTデータは双方の課題解決には、まず事業者側がパーソナルデータのガバナンス強化の上での連携・利活用に関して生活者視点の真摯(しんし)で分かりやすい情報提供を行い、生活者から適切な理解を得ることが不可欠と考えました。そして、そのために必要となる事業者側の共通的な取り組みを「協調領域」と位置づけ、これに賛同する14業界20社のリーディングカンパニーとともに本検討会を開催、参加事業者の多様な知見・観点を基に事業者間連携に関して重点的に検討を行ってきました。
本検討会で取りまとめた指針をもとに、2025年6月に「パーソナルデータ流通協議会(仮)」を設立します。
パーソナルデータ流通協議会(仮)の概要
目的
パーソナルデータのガバナンス強化の上での連携・利活用の普及・促進を図り、社会実装を目指す
体制(予定)
- 事務局:
- NTTデータ
- 参加企業:
- 当該検討会参加企業、NTTデータ主催パーソナルデータ情報共有会企業を中心に声掛け予定
実施・検討内容(案)
- 同意管理ガイドラインのメンテナンス:ガイドラインの策定と、適宜修正を行う
- 政府、業界団体等に向けた提言:パーソナルデータのガバナンス強化の上での連携・活用に向けて、必要な環境整備についての提言を行う
- ガイドラインの普及施策の実施:ガイドラインの活用のためのパイロットプロジェクトの実施、共通サービスの提供
検討会の概要
目的
- 異業種・複数の事業者間におけるパーソナルデータのガバナンス強化の上での連携・利活用の促進
- 多種多様な業界の事業者が協調領域として取り組むべき対応の具体化
スケジュール
- 2024年4月から2025年3月にて7回の検討会を実施
事務局
- 株式会社NTTデータ ソーシャルデザイン推進室
参加企業(14業界20社)※順不同
- 株式会社NTTドコモ
- キリンビール株式会社
- 塩野義製薬株式会社
- 全日本空輸株式会社
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
- 日産自動車株式会社
- 三井不動産株式会社
- 三菱UFJ信託銀行株式会社 他
検討内容
- 参考となる優良な取り組みの共有、現状の課題抽出
- 生活者・社会に受容されるパーソナルデータのガバナンス強化の上での連携に必要な要素の抽出、あるべき姿の策定
- あるべき姿の実現に向けた事業者協調領域の在り方、具体的な取り組みに関する指針・ガイドラインの検討
【検討内容(1)】パーソナルデータ連携に関するユーザー理解・同意取得におけるコンセプト設計

【検討内容(2)】生活者・事業者双方の課題を解消する「あるべき姿」の検討

【検討内容(3)】具体的な指針のイメージ

今後について
今後NTTデータは協議会を通じて関係者と議論し、とりまとめた内容を実現させていきます。生活者は自身のパーソナルデータの取り扱いについて適切に理解した上で、安心・納得した形でパーソナルデータの取り扱いに同意することができるようになります。また、パーソナルデータを利活用する事業者は適切なガバナンスのもとで、生活者との認識齟齬に伴うリスクを排除し、生活者や社会への便益に資する形で積極的にパーソナルデータを活用したビジネスを実行できるようになります。社会全体で安心できるパーソナルデータの連携・利活用が活発に行われる世界を目指します。
注釈
- 文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ソーシャルデザイン推進室
ソーシャルデザイン推進担当
岩永、花谷
TEL:050-5546-9965