世界20都市開催 第9回 豊洲の港から® presents グローバルオープンイノベーションコンテスト結果発表
2019年3月19日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、2018年9月18日より「第9回豊洲の港から® presents グローバルオープンイノベーションコンテスト」を世界20都市で開催し、2019年3月13日および14日、グランドフィナーレでの審査の結果、最優秀賞をインドのプネ大会から選出されたFlytBaseが受賞しました。
本コンテストは20都市で応募を受け付け、現地のパートナーやグループ会社からの推薦も含め、応募数は約450件に上りました。書類選考および各都市でのピッチコンテスト(2018年12月~2019年2月)を経て、20都市の各優勝企業がグランドフィナーレに進出しました。
その結果から、FlytBaseが、あらゆるドローンを接続し、クラウド経由で操作できる大規模プラットフォームを提案し、最優秀賞(グランドチャンピオン)に選ばれました。近い将来大きく成長するドローン利用の発展を支えるソリューションとして高く評価されました。今後、FlytBaseはNTTデータとともに約3カ月間、事業アイデア実現に向けての検討を進めます。また、SDGs賞についてはTNH Health(ブラジル・サンパウロ大会)、審査員特別賞にはIotium(米国・サンフランシスコ大会)、オーディエンス賞にはInnoviz Technologies(イスラエル・テルアビブ大会)が受賞しました。
NTTデータでは、今後も、世界や人類が面するさまざまな社会、経済課題などの対応に向けて、世界中の先進技術やビジネスモデルを保有するベンチャー企業等との新規ビジネス創発を加速させるべく、毎月のオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」と、グローバルでのオープンイノベーションコンテストを継続して実施していきます。
"さあ、ともに世界を変えていこう"
世界20都市の最優秀企業一覧
本選結果(カッコ内は都市名)
最優秀賞:FlytBase(インド・プネ大会)
SDGs賞:TNH Health(ブラジル・サンパウロ大会)
審査員特別賞:Iotium(米国・サンフランシスコ大会)
オーディエンス賞(観客投票で最も多く支持を受けた企業):Innoviz Technologies(イスラエル・テルアビブ大会)
最優秀賞の特典
最優秀賞受賞者には、以下の副賞を贈呈します。
最優秀賞 (グランドフィナーレでの優勝者) | 受賞案件に関するビジネス化検討フルサポートの提供※
|
---|
- ※受賞された企業とはビジネス化への検討を実施しますが、ニーズやタイミングなどさまざまな事情を鑑み検討するため、必ずしもビジネス化が約束されるものではありません。
選考過程について
- 1.ヘルスケア・ライフサイエンス 2. 金融・保険・決済 3.オートモーティブ・IoT 4. RPA・バックオフィス 5. 店頭・デジタルマーケティング 6. 情報流通 7. Disruptiveな社会変革対応の7つのテーマの下に、世界のビジネスユニットから集められた具体的なチャレンジテーマについてコンテスト公式サイト(日・英)より募集を行い、各地のグループ会社あるいはコンテストパートナーの協力を得て広く提案を受け付けました(別紙:参考(2))。その結果、約450件の応募があり、書類審査により各地でのコンテストへの出場企業を選定しました。
- 2018年12月12日の東京コンテストを皮切りに2019年2月28日のリスボンコンテストまで全20都市で地域コンテストを行い、各地の優勝企業を決定しました。
- 3月13日、14日に各地の優勝企業を招へい、東京・豊洲のNTTデータ本社にてグランドフィナーレ(本選)を開催しました。
審査員
外部審査員(順不同)
- 山本 修一郎氏(名古屋大学大学院 情報学研究科 教授)
- 本荘 修二氏(多摩大学(MBA)客員教授・本荘事務所代表(経営コンサルタント))
- 大澤 弘治氏(Global Catalyst Partners・Global Catalyst Partners Japan Managing Director & Co-founder)
- 稲川 尚之氏(株式会社NTTドコモベンチャーズ 代表取締役社長)
- 西口 尚宏氏(一般社団法人Japan Innovation Network 専務理事)
- ティモシー・ロメロ氏(Disrupting Japan ホスト, シリアル・アントレプレナー)
内部審査員
- NTTデータグループ内関連事業部門担当者および社内アクセラレーター 国内約30名、海外9名
今年度の成果について
今年度より新たにSDGs賞を設けたことにより、特に新興市場における課題を解決しようとするSDGs達成を目指したソリューションが多数集まりました。SDGsを達成するソリューションは、将来の社会インフラになりうるビッグビジネスになると考えており、これまで以上にビジネス創発の成果が楽しみなコンテストとなりました。
また、20都市のうち12都市は、当社の各地グループ企業が実施することによって、現地ですぐにアクセラレーションができる体制になりました。残りの8都市については、世界の最先端の技術やビジネスの種が生まれている場所を選びました。実際、最優秀賞やオーディエンス賞はそのような地から選ばれました。さらに今回からはNTTグループのDimension DATA(南アフリカ)がコンテスト運営に参画したことにより、NTTグループとしてのオープンイノベーション活動にも広がりを見せています。
なお、前回までのコンテスト実績としては、NTT DATA Italyが第7回Milan Contestで優勝したGiPStech等を含む数社と協業のための各種契約を締結し、事業創発の取り組みを進めています。また、第5回コンテストグランドチャンピオンSocial Coinとは共同でソリューションを開発し、日本国内外で提供を行っています。
今後について
今回最優秀企業となったFlytBaseは、今後3カ月間、コンサルティングチームによる支援を受け、NTTデータグループとの事業創発に向けて、具体的に取り組みを進めます。また、その他の受賞企業や各地優勝企業とも、積極的にビジネス化の可能性を探っていきます。また、グローバルでのオープンイノベーションコンテストも継続していく予定です。
最優秀賞:FlytBase
全体集合写真
参考 豊洲の港からとは
2013年より「豊洲の港から」の名の下に立ち上げたオープンイノベーションフォーラムおよび2014年よりスタートしたオープンイノベーションコンテストは、グループ会社も巻き込みながら、当社による最先端の技術とアイデアを持つ世界のベンチャー企業、当社のお客さまであるさまざまな業種の大手企業/金融機関/公共機関、そして世界の情報インフラを支える当社の技術/ビジネスソリューションを“掛け算”し、3者が互いに「Win-Win-Win」の関係となる革新的で持続可能なビジネスを創発するオープンイノベーションの実現につなげています。具体的にはマンスリーフォーラムとグローバルコンテスト開催を中心に取り組んでいます。
関連リンク
- NTTデータの「豊洲の港から®」がオープンイノベーションコンテストを世界18カ国20都市に拡大して開催
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/information/2018/091802/ - 第9回 豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーションコンテスト公式ホームページ
http://oi.nttdata.com/contest/ - ニュースリリース:SDGsグローバルスタートアッププログラム事業で協業
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/032200/ - ニュースリリース:ベンチャー企業との連携による新規ビジネス創発を本格始動
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2014/090801/ - ニュースリリース:NTTデータ オープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」の設立について
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/information/2013/092501/
注釈
- 「豊洲の港から」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本事業に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
デジタル戦略推進部
オープンイノベーションチーム
西山、渡辺、小橋、残間
TEL:050-5546-9340