InsurTechエコシステムのグローバルトレンドを分析した調査レポートの日本語版エグゼクティブ・サマリーを公開 ~保険エコシステムを変革するステークホルダーと保険規制に関する主なトレンドと考察~

お知らせ

2022年7月13日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、保険業界におけるスタートアップ(以下、InsurTech)への投資動向および保険業界のエコシステムに関する最新情報を分析したレポート“InsurTech Global Outlook 2022”の日本語版エグゼクティブ・サマリーを公開しました。
本レポートでは“保険のリキッドエコシステムを加速する4つの力”として、保険業界の進化に影響を与えている主なプレイヤー(InsurTech、保険会社とそのデジタルガレージ、新規参入とテックジャイアント、保険規制)を分析し、その2021年の活動と業界に与える影響について明らかにしています。
NTTデータでは2016年からグローバルにおけるInsurTech動向を継続的に調査しており、第6弾となる本レポートは、NTT DATA EMEALの市場トレンド分析プラットフォームを活用して実現したものです。

InsurTech Global Outlook 2022の概要

本レポートは、今回公開したサマリーと4冊のレポート本編で構成されています。本編ではInsurTech、保険会社とそのデジタルガレージ、新規参入とテックジャイアント、保険規制についてそれぞれ分析しており、日本語版は2022年9月に公開予定です。

エグゼクティブ・サマリーについて

2021年のInsurTech市場では、2020年と比べて世界の投資額が38%も上昇するという驚くべき数字を記録した一方、新規設立数は減少し市場の集約化が進んでいます。このエコシステムの中で保険会社およびそのデジタルガレージによる投資は180億米ドル近くに到達しました。彼らの投資領域は、パンデミックの終焉とともに、健康保険から販売チャネルや企業保険へと変化しています。
また保険業界への新規参入、とりわけテックジャイアントは自らのエコシステムを補完するために保険業界への参入を進めており、InsurTechに対して総額70億米ドル、1件あたり平均1億米ドルの投資を行っており、大手保険会社と比較しても強いリーダーシップを示しました。
さらに保険規制の観点では、新しいオープンな保険モデルおよびイノベーションを安全に推進するために、世界各国の保険監督者が規制サンドボックスに取り組んでいます。また2021年にはレグテック企業への投資が大きく増加しました。
これらのエコシステムを加速する4つの力の動向を踏まえ、今回公開したサマリーでは最も重要な21のインサイトを概説します。

エグゼクティブ・サマリーの日本語版は、こちらからダウンロード可能です。
日本語版:https://www.nttdata.com/jp/ja/-/media/nttdatajapan/files/news/information/2022/0713.pdf
エグゼクティブ・サマリーおよびレポート本編の英語版は、こちらからダウンロード可能です。
英語版:https://insurtech-insurance.nttdata.com/

保険事業ソートリーダーのコメント

矢野 高史(保険ITサービス事業部 戦略デザイン室 室長)
「本エグゼクティブ・サマリーではNTTデータが過去6年間に培ってきた知見に基づき、グローバルのInsurTechおよび保険エコシステムに関する現状、課題、将来像の概観を説明しています。保険会社様の経営層および企画部門の方が、短期的取り組みはもちろん、中長期的に市場動向と事業機会を予測し意思決定を行うために、本レポートが良き手引書となることを信じています。」

今後について

今回の調査を通じ、InsurTechだけでなく、保険会社、テックジャイアントなどの新規参入者、保険規制が保険エコシステムを進化させ、保険業界の変革と成長を推し進めていることが明らかになりました。
NTTデータグループでは、保険分野における蓄積された知見と技術力を生かし、お客様のパートナーとして、保険エコシステムへの参画と連携を支援していきます。

注釈

  • 文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第三金融事業本部
保険ITサービス事業部
戦略デザイン室
長谷川、上村
E-mail:insurance-strategy@kits.nttdata.co.jp