「未来に残したい日本の自然100選」パッケージ販売 〜朝日新聞社/トッパン・フォームズ/博報堂/NTTデータ/エバーグリーン・デジタル・コンテンツ〜

ニュースリリース/NTTデータ

2003年9月 3日

「日本の自然100選製作委員会」
株式会社朝日新聞社
トッパン・フォームズ株式会社
株式会社博報堂
株式会社NTTデータ
株式会社エバーグリーン・デジタル・コンテンツ

 1982年に朝日新聞社が読者とともに選んだ「21世紀に残したい日本の自然100選」が、このたびハイビジョン取材によって映像化されました。朝日新聞社、トッパン・フォームズ、博報堂、NTTデータ、およびエバーグリーン・デジタル・コンテンツの5社は、9月26日(金)より同映像が「未来に残したい日本の自然100選」のタイトルでDVD、VHSビデオでパッケージ発売されることを皮切りに、一人でも多くの人々に「自然保護の大切さ」を訴える映像事業展開を行っていきます。

【「未来に残したい日本の自然100選」について】
 「21世紀に残したい日本の自然100選」は、日本列島の開発が急速に進んでいた1980年代に、身近に残る貴重な自然を未来に伝え残そうと、朝日新聞社と財団法人森林文化協会が広く呼びかけ、1982年に始まった自然保護キャンペーンです。この呼びかけに対して数多くの読者から応募が寄せられました。推薦地の基準は、(1)全国各地から、(2)できるだけ身近な自然に重点を置き、(3)国立公園内の特別保護地区などのように国によって十分な保護がなされていない場所、という3つです。誰もが注目する著名な「自然」ではないけれど、身近な自然を通し日本の風土を見つめ直そうという試みは大きな反響を呼び、4万5000通余り、2000ヶ所を超える推薦が読者から寄せられました。この中から専門家を交えた朝日新聞社の選定委員会が100ヶ所を選び、当時の紙面でも大きく取り上げました。この地道な自然保護の火を、さらに多くの人々に知ってもらい、未来への遺産として受け継いでもらいたい…。21世紀を迎えた現在、選ばれた100ヶ所を高精細映像化したのが、映像コンテンツ「未来に残したい日本の自然100選」です。

 この事業趣旨に賛同した5社による製作委員会が組成され、撮影が始まったのは2000年。既に宅地化の波が撮影地のすぐそばまで迫っていたり、雑草が生い茂っていたりと選考当時に比べて風景が変化している場所もあり、これらを映像化することは、まさに日本の自然風景を「未来に残す」意味合いを持つプロジェクトでもありました。

【各社の取り組み】
 朝日新聞社は、この映像コンテンツの完成を機に、あらためて自然保護の意義を読者に訴えていく予定です。さらに、博報堂、トッパン・フォームズ、NTTデータも結集して、企業広告活動への利用、地方自治体や教育機関への普及、ブロードバンド展開、民間の自然保護への寄与、テレビ放映への働きかけなどを行う予定です。単にビデオパッケージ販売にとどまらず、あらゆる社会的分野で映像を活用した事業を提案して行くことが、この映像コンテンツ製作委員会の大きな特徴です。
 撮影・編集は、ユネスコ公認「世界遺産」ビデオパッケージなどを製作したエバーグリーン・デジタル・コンテンツが担当しました。

【パッケージの内容】
 キャンペーン20年後、21世紀を迎えて撮影された映像は、日本に残された数少ない「身近な自然」であり、忙しい日々の中で忘れ去られた古き良き風景を思い起こさせてくれます。自然保護とは何か、そして人々にとってかけがえのない自然とは何か…。あらためて日本人に問いかける映像コンテンツとなりうるものです。「未来に残したい日本の自然100選」は、単なる美しい風景の集大成ではないプロジェクトです。

<映像化された主な場所>
・富良野の樹海(北海道) ・屏風山湿原(青森県) ・今神山(秋田県) ・伊豆沼・内沼(宮城県)
・奥久慈渓谷(茨城県) ・小櫃河河口の干潟(千葉県) ・狭山丘陵(埼玉県) ・多摩川(東京都)
・高麗山(神奈川県) ・縄ケ池(富山県) ・気比の松原(福井県) ・奥裾花渓谷(長野県)
・柿田川湧水群(静岡県) ・葦毛湿原(愛知県) ・宇津江四十八滝(岐阜県) ・芦生の自然林(京都府)
・大和三山(奈良県) ・氷ノ山(兵庫県) ・諸鹿川渓谷(鳥取県) ・帝釈峡(広島県) ・寒霞渓(香川県)
・岩屋寺の自然林(愛媛県) ・四万十川(高知県) ・豊前海岸(福岡県) ・多良岳(長崎県)
・江津湖(熊本県) ・高隈山の照葉樹林(鹿児島県) ・八重岳(沖縄県)  など、全国100ヶ所

<プロジェクト概要>
  1. 製作委員会名 : 日本の自然100選製作委員会 (※民法上の任意組合)
  2. 製作委員会メンバー:
    株式会社朝日新聞社(箱島信一社長、東京都中央区)
    トッパン・フォームズ株式会社(福田泰弘社長、東京都港区)
    株式会社博報堂(宮川智雄社長、東京都港区)
    株式会社NTTデータ(浜口友一社長、東京都江東区)
    株式会社エバーグリーン・デジタル・コンテンツ(曽根岡昭直社長、東京都千代田区)
  3. 予定されている事業:
    VHS/DVDパッケージ販売(海外、国内)
    ※国内は9月26日 アミューズソフト販売より発売開始。
     その他、テレビ放映(海外、国内)、関連出版物刊行、デジタル映像配信、教育事業での利用を予定しています。
  4. 「日本の自然100選」ホームページのURL : http://www.asahi.com/event/shizen/
本件に関するお問い合わせ先
本商品に関する問い合わせ先

日本の自然100選製作委員会幹事社
株式会社エバーグリーン・デジタル・コンテンツ
事業開発部 座馬(ざんま)
TEL:03-5211-3011


その他・報道に関する問い合わせ先

トッパン・フォームズ株式会社
広報部 野口
TEL:03-6253-6047


株式会社NTTデータ
広報室 塩手
TEL:03-5546-8051


株式会社エバーグリーン・デジタル・コンテンツ
事業開発部 座馬(ざんま)
TEL:03-5211-3011