インターネット健康増進・管理サービス『三健人2』サービスを開始 http://www.sankenjin.ne.jp/

ニュースリリース/NTTデータ

2004年3月24日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータ(以下、NTTデータ)は、インターネット健康増進・管理サービス「三健人2(さんけんじんつー)」のサービスを本日より開始しました。
 このサービスは、1998年からNTTデータが提供している、「三健人®」シリーズのリニューアル版です。三健人2では、これまで三健人で提供してきた、禁煙・節酒・運動・食事・ストレスの5つの生活習慣改善支援プログラムに加え、利用者からの要望に応えて糖尿病、高血圧症、高脂血症、骨粗鬆症などの4つの疾病予防/改善プログラムを追加し、計9つのプログラムを提供します。
また、健康情報やコミュニティの提供を行う8つのサービスもあわせて提供します。

 三健人2は、ホームページと電子メールを活用して、生活習慣の向上・改善に役立つ情報やアドバイスを個人に直接働きかける会員制のサービスです。その特長は、行動科学とOne to Oneアドバイス*1技術を活用し、ライフスタイルや心理状態、性格などに即した、その時々に最も適した健康アドバイスを一人ひとりに電子メールで配信するという点です。このサービスを利用することによって、生活習慣が改善され、健康増進と疾病予防を目指します。食事や節酒、運動プログラムにおいて生活習慣の改善率が50%を超えるなど、これまで高い効用を示しています。(※当社調べ)

 三健人2は、健康保険組合や企業の健康管理部門をはじめとする法人と、健康づくりに関心のある個人を対象として提供します。既に大手法人・団体からの導入が決定し、サービス開始直後から30万人に対しサービスの提供を行います。
 個人向けサービスについては、本日より先着1,000名様まで、月額980円(税込)のところ、月額300円(税込)でのスタートキャンペーンを実施します。


【背 景】
 健康保険組合では、財政を悪化させる主原因となっている医療費の増大に歯止めをかける施策として、急速に増大している生活習慣病の予防策、即ち組合員の健康増進が最大の鍵であると言われています。一方で、組合員の健康増進を実現するために、従来の健康アドバイスサービスを利用しようとしても、導入コストが高価である事や、利用者の関心がそれほど高まらず、思うような健康増進効果が期待できないケースが見受けられます。


【サービス内容】
 三健人2は従来の三健人のコンセプトをそのままに、楽しさや手軽さを前面に押し出したサービスコンセプトで作られています。例えば、ウォーキングなどの目標を達成すると、達成度合に応じて背景が変わるアニメーションが用意されているなど、随所に遊び心が盛り込まれています。

  1. 生活習慣改善支援プログラム
    三健人2では、行動科学を取り入れた全部で9種類のプログラムを用意しています。各プログラム内容は旧三健人同様、厚生労働省が推進している「健康日本21」の取り組み目標に準じています。

    運動: ウォーキングなど日常生活に手軽に取り入れられるようなメニューを中心とした、
    バラエティ豊かなフィットネスメニューを提供
    食事: 食習慣の行動療法アプローチを用いた、肥満者対象の減量プログラムを提供
    禁煙: 計画的な禁煙メニューを紹介し、無理なく禁煙するプログラムを提供
    節酒: 無理なく飲酒量をセーブできるようなコツなどを中心に提供
    ストレス:自分のストレス度のチェックやストレス対処法を提供
    上記の5プログラムの他、糖尿病、高血圧症、高脂血症、骨粗鬆症などの疾病予防/改善プログラムも用意しています。


  2. 健康増進メニュー
    継続的に利用を促進するための工夫として、以下の健康増進サービスメニューを提供します。

    「健康メール便」:各分野で活躍する専門家、ガイド達が執筆した健康メールマガジン
    「ヘルスケアライブラリ」:科学的に証明された健康情報だけを選りすぐった4,000ページ以上の健康事典
    「健康3分間講座」:生活習慣病のメカニズムなどを分かりやすく説明した約3分間のアニメーション
    「健康MYチェック」:約900問にものぼる健康クイズ
    「相談ラウンジ」:専門の保健スタッフや医師が答えるメール健康相談コーナー
    「クチコミ健康研究所」:会員から寄せられた健康法を紹介する会員参加型コーナー
    その他、チャットや掲示板などのコミュニティ機能を提供します。


【サービスの特長】
 1. 動画コンテンツ(アニメーション)の活用
 三健人2は、旧三健人利用者から寄せられた数多くの意見をもとに開発されています。自分の改善目標を対話式で決定登録するインタフェースなどをはじめとして各所に操作性の向上が図られています。

 大きな特長は、アニメーションコンテンツを数多く取り入れている点です。
これまでの健康アドバイスサービスは、アドバイスの内容は、エンターテイメント性に欠けるものが多く、利用を始めてもすぐに飽きてしまい結果長続きしないサービスがほとんどでした。三健人2では、生活習慣病予防に役立つ情報を3分程度のアニメーションを用いて分かりやすく解説しています。

 2. 洗練された行動科学プログラム
 より高い生活習慣改善効果を示すために、行動変容を支えるコンテンツ数を2倍以上に増やしました。例えば、ヘルスケアライブラリと呼ばれる健康事典では、4,000ページ以上にものぼる健康ホームページを用意しており、あらゆる健康情報を網羅しています。

 3. 携帯電話でも利用可能
 三健人2はパソコンのほかに、一部の機能についてはインターネットに接続可能な携帯電話端末でも利用することができます。クイズや健康メール便など、パソコンでのサービス同様、楽しみながら学べるコンセプトで作られ、移動の合間などに楽しく使えるように工夫されています。
 また、マルチキャリア対応のため、ブラウザ付き携帯電話であれば、どのタイプの携帯電話でも利用することができます。セキュリティについては、SSLを利用していますので、いつでもどこでも気軽に個人の健康管理を行うことができます。


【価格】
 法人向けサービス:人数及び契約期間により個別見積
 個人向けサービス:入会金無料、月額980円(税込)
  但し、スタートキャンペーン期間中に限り、月額300円(税込)


【事業の目標】
 平成16度末までに会員100万人獲得を目指して積極的に展開していきます。またNTTデータの提供する「Health Data® Bank」*2とのサービス連携を強化し、保健事業ソリューションとしての展開をはかっていきます。


(*1)One to Oneアドバイス
「One to Oneアドバイス」とは、利用者から登録された情報を元に、一人ひとりの嗜好やニーズに合わせ、表示するコンテンツの内容を適宜変えるというものです。例えば、糖尿病の人には日常生活を行う上での留意点などのアドバイスを配信するといったようなものです。特に健康分野ではその人の状態によって関心のあるコンテンツが異なるため、サービスのニーズは強いと言われています。
三健人のコンテンツは健康増進・管理のコンテンツを多数揃えています。

(*2)Health Data Bank®
「Health Data Bank」は、企業などに所属する従業員などの健康診断結果データの管理業務を、データ入力の段階からサポートするとともに、保健スタッフが従業員などに対して効果的な指導を行うためのツールもあわせて提供するASPサービスです。

※「三健人®」 および「Health Data Bank®」は株式会社NTTデータの登録商標です。
※その他、本資料にて掲載しているシステム名、製品名、技術用語などは他社の商標又は登録商標です。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスインキュベーションセンタ
ヘルスケアビジネスユニット 宮本
TEL:03-5546-9281
e-mail:support@sankenjin.ne.jp