パブリシティ業務支援サービス「MConline」モバイル電子透かし技術を利用した画像配信実験を開始 http://www.mconline.jp/

ニュースリリース/NTTデータ

2004年4月30日

株式会社NTTデータ
株式会社ギャガコミュニケーションズ

(株)NTTデータと(株)ギャガコミュニケーションズは平成16年5月1日より、パブリシティ業務支援サービス「MConline®(エムシーオンライン)」に、NTTサイバースペース研究所が開発したモバイル電子透かし技術を利用した画像配信実験を実施します。実験は、ギャガコミュニケーションズが配給する映画「キル・ビルVol.2」(URL:http://www.killbill.jp/)」上の公式ホームページ上で行われます。

【背景】
●MConlineとは
MConlineは、現在、ギャガコミュニケーションズをはじめ映画会社3社、ビデオメーカー4社、放送局1社の計8社に利用されており、映画宣伝などに使用するポジ素材、動画広告素材などをデジタル化し、インターネットを利用して、媒体社にデジタルデータで受け渡す仕組みを実現するASPサービスです。これまでは主にPCに配信できるサービスを展開していましたが、モバイル向けの電子透かし技術を利用して、映画作品やテレビ番組の宣伝素材をメールマガジン形式でマスコミや一般ユーザに提供することで、新たに携帯電話向けのプロモーション機能を追加することを目的として、実証実験を行うことになりました。

【実験の概要】
  • 期間:5月1日(土)〜5月8日(土) 7日間
  • 対象サイト:キル・ビルVol.2 公式ホームページ(URL:http://www.killbill.jp/)
  • 対象となる携帯電話(機種):NTTDocomo i-mode® 505i、505isシリーズ
  • ユーザの参加費用:無料(パケット通信料のみ)

具体的には、ギャガコミュニケーションズから映画「キル・ビルVol.2」の宣伝素材画像の提供を受け、NTTデータがその画像にモバイル電子透かし技術を施します。NTTデータは、電子透かし処理をした画像をMConline経由で、キル・ビルVol.2の公式ホームページに掲載し、一般ユーザに公開します。一般ユーザは、
  1. キル・ビルVol.2 公式サイト(PC)で本実験の概要を知る
  2. キル・ビルVol.2オフィシャルサイト(i-mode)にアクセスし、専用のiアプリソフトウエアをダウンロード
  3. そのソフトウエアを使って、キル・ビルVol.2 公式サイト(PC)上の透かし処理済写真を撮影(1ユーザ1枚のみ)
  4. 読み取りに成功すれば、自動的にキャンペーン応募サイトに接続される
    (NGであればエラーメッセージ)
  5. 応募サイトに接続後、応募フォームに入力し送信すると、抽選でオリジナルグッズ(トートバッグ)があたる
という流れで、本実験に参加することになります。

●モバイル電子透かし技術とは
NTTサイバースペース研究所で、デジタルコンテンツの著作権保護を目的として開発された電子透かし製品「Cyber Squash」を元に、NTTデータがカスタマイズしたものです。具体的には、カメラ付き携帯電話やPCのWebカメラで電子透かしが埋め込まれた印刷物等を撮影することで、その印刷物に関連する各種情報を読み出すことができるものです。これは、電子透かし技術の耐久性向上により可能になり、はがせない透明なバーコードとして広告媒体・各種販売促進ツールやエンターテイメントへの展開など、幅広い分野での適用が期待されています。

本実験の実施にあたり、NTTデータは画像の電子透かし処理およびユーザへの配信を担当し、ギャガコミュニケーションズは公式ホームページ、i-modeサイトの企画・運営を担当します。
※別紙:実験イメージ図をご参照願います。

【今後の展開】
NTTデータでは、本実験以降もi-mode対応機種の拡大、Vodafone®、au®社機種への対応を検討し、紙媒体に印刷される画像にも、本技術の対応を行う予定です。将来的には、同じ絵柄の写真に異なる情報を埋め込むなど、多様なプロモーションに応用できるよう、実験をすすめてゆきます。

※MConline®は、(株)NTTデータの登録商標です。その他、文中に記載されている商品・サービス名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。

関連リンク
「MConline」サービスサイト
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