機構改革について 〜OSS(オープンソースソフトウェア)への取り組みを加速する 200人規模の専門組織「オープンソース開発センタ」を設置〜
ニュースリリース/NTTデータ
2004年8月 2日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータは、先般平成16〜18年度中期経営計画を発表し、「営業力強化」、「SI競争力強化」、「積極的な新商品・サービスの創造」、「販売管理費の効率的な活用」、「人財が育つ環境づくり」の5つを重点経営方針として基礎体力の向上を図り、それに加えて将来の成長に向けた諸施策(以下、成長施策)を展開し事業構造の転換を推進しているところです。
この成長施策においては、大きな柱の一つとして「次世代基幹システム構築基盤の開発、整備」を設定しており、中でもオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制の構築は重要な取り組みテーマとなっています。
NTTデータでは、先般より、OSSを活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制拡充のため、専門組織を設置して取り組みを強化・加速していく検討を実施してきましたが、その具体的体制として、平成16年8月1日に「オープンソース開発センタ」(OSDC:Open Source Software Development Center)を新たに設置しました。
【組織設置の背景】
Linuxを中心としたオープンソースソフトウェア(OSS)は、コスト削減やオープン標準への準拠への期待からユーザの大きな支持を得ています。また技術的改善が進み、OSSの適用範囲は、OS(Operating System:基本ソフト)であるLinuxからミドルウエアやプラットフォームへと、急速にその領域を拡大してきています。
NTTデータでは、平成15年12月にオープンソースソフトウェアセンタ(OSSC)を社内に設置し、OSSへの対応を進めてきました。また先般発表した中期経営方針では、OSSを活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制拡充を事業成長のための重要なテーマと設定し、取り組みをより一層推進していく方向性を打ち出しました。その具体策として、システム開発から保守サポートまでNTTデータが責任を持ってユーザに提供する、ミドルウエアを含めたフルオープンソースソリューション「Prossimo(プロッシモ)」の開発を進めています。
NTTデータでは、特にLow-endからMid-rangeクラスのシステム構築において「Prossimo」をコンポーネントソリューションとして活用し、OSSを利用してコストパフォーマンスを上げたいというユーザのニーズに対応していきます。そのためには現在のOSSの課題である各製品の維持管理計画の不明確さや、ミドルウエアを含めた品質保証、製品相互の組み合わせによる動作保証などについて技術ノウハウを蓄積し、ユーザにOSS利用特有の不安を持たずに安心して利用してもらうための万全の体制を整備する必要があると考え、今回の組織設置に至りました。
【新組織の概要】
「オープンソース開発センタ(OSDC)」は、「Prossimo」の開発拠点として、技術開発や事業本部などへの技術支援・保守サポートなどを主管するOSS専門組織であり、独立した組織として新たに設置するものです。OSDCでは、OSSに関する戦略策定に加え、以下の項目を中心にOSSの利用を推進していきます。
OSDCは、OSSに関する高度な技術を有しているVAリナックス社との提携・故障解析ツールの共同開発や、グループ会社である北京NTTデータを拠点とした北京オープンソースソフトウェアセンタの設置を始めとしたOSSの強化施策も主管して実施していきます。
今回の組織設置に当たっては、NTTデータのOSSへの取り組みを強力に加速・推進するため、社内各組織にてOSSに関わるシステムインテグレーションや技術開発を行っているNTTデータならびにNTTデータグループ会社の200名を超える要員を集約します。
組織機構図
この成長施策においては、大きな柱の一つとして「次世代基幹システム構築基盤の開発、整備」を設定しており、中でもオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制の構築は重要な取り組みテーマとなっています。
NTTデータでは、先般より、OSSを活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制拡充のため、専門組織を設置して取り組みを強化・加速していく検討を実施してきましたが、その具体的体制として、平成16年8月1日に「オープンソース開発センタ」(OSDC:Open Source Software Development Center)を新たに設置しました。
【組織設置の背景】
Linuxを中心としたオープンソースソフトウェア(OSS)は、コスト削減やオープン標準への準拠への期待からユーザの大きな支持を得ています。また技術的改善が進み、OSSの適用範囲は、OS(Operating System:基本ソフト)であるLinuxからミドルウエアやプラットフォームへと、急速にその領域を拡大してきています。
NTTデータでは、平成15年12月にオープンソースソフトウェアセンタ(OSSC)を社内に設置し、OSSへの対応を進めてきました。また先般発表した中期経営方針では、OSSを活用したシステム構築基盤の開発・サポート体制拡充を事業成長のための重要なテーマと設定し、取り組みをより一層推進していく方向性を打ち出しました。その具体策として、システム開発から保守サポートまでNTTデータが責任を持ってユーザに提供する、ミドルウエアを含めたフルオープンソースソリューション「Prossimo(プロッシモ)」の開発を進めています。
NTTデータでは、特にLow-endからMid-rangeクラスのシステム構築において「Prossimo」をコンポーネントソリューションとして活用し、OSSを利用してコストパフォーマンスを上げたいというユーザのニーズに対応していきます。そのためには現在のOSSの課題である各製品の維持管理計画の不明確さや、ミドルウエアを含めた品質保証、製品相互の組み合わせによる動作保証などについて技術ノウハウを蓄積し、ユーザにOSS利用特有の不安を持たずに安心して利用してもらうための万全の体制を整備する必要があると考え、今回の組織設置に至りました。
【新組織の概要】
「オープンソース開発センタ(OSDC)」は、「Prossimo」の開発拠点として、技術開発や事業本部などへの技術支援・保守サポートなどを主管するOSS専門組織であり、独立した組織として新たに設置するものです。OSDCでは、OSSに関する戦略策定に加え、以下の項目を中心にOSSの利用を推進していきます。
- OSSシステム構築に当たっての技術サポート
- OSS関連の技術開発
(1) OSS製品の評価と各々のソフトの整合性検証
(2) 必要となるミドルウエアや開発支援ツールの開発 - 当社の提供するOSSシステムへのワンストップな保守運用サービス
OSDCは、OSSに関する高度な技術を有しているVAリナックス社との提携・故障解析ツールの共同開発や、グループ会社である北京NTTデータを拠点とした北京オープンソースソフトウェアセンタの設置を始めとしたOSSの強化施策も主管して実施していきます。
今回の組織設置に当たっては、NTTデータのOSSへの取り組みを強力に加速・推進するため、社内各組織にてOSSに関わるシステムインテグレーションや技術開発を行っているNTTデータならびにNTTデータグループ会社の200名を超える要員を集約します。
組織機構図