UCカードの会員専用インターネットサービス「アットユーネット!」アカウントアグリゲーションサービスを提供開始 〜NTTデータのアカウントアグリゲーション機能を利用〜

ニュースリリース/NTTデータ

2004年8月11日

ユーシーカード株式会社
株式会社NTTデータ

 ユーシーカード株式会社(以下、UCカード 本社:東京都港区 社長:上杉純雄)は株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ 本社:東京都江東区 代表取締役社長:浜口友一)のアカウントアグリゲーション機能提供ASPサービスを活用し、同社の会員専用インターネットサービス「アットユーネット!」のサービスを拡充し、カード利用代金明細照会の利用時に、みずほ銀行など大手金融機関の口座残高を同時に表示する「アットユーネット!口座情報表示サービス」を平成16年8月10日より開始しました。

 UCカードは、アカウントアグリゲーション機能など利用者にとって利便性の高いサービスを提供することにより「アットユーネット!」の利用を促進し、ネットユーザの囲い込みを進めます。またNTTデータは本ASPサービスの提供について、カード会社、銀行、証券会社などのインターネットサービスの戦略的サービスとして広く導入を呼びかけ、平成17年度までに10社への提供を目指します。

【アカウントアグリゲーションサービスについて】
 アカウントアグリゲーションサービスとは、個人がインターネット上で利用しているクレジット会社や銀行、証券会社などのサイトへアクセスするIDとパスワードをサービス提供会社に事前に登録することにより、複数の口座情報を集約して、一覧表示をするサービスです。

【UCカード「アットユーネット!口座情報表示サービス」の機能・特徴】
  1. カード請求情報と引落し口座情報の同時一覧
    保有しているカード情報と引落し銀行口座情報の同時一覧化を実現することにより、引落し予定額と決済口座残高を容易に確認できるようになります。下記金融機関情報の同時閲覧を可能とし、複数カード、複数口座の情報の同時閲覧も可能にします。
    <口座情報が表示できる金融機関>
    • 8月10日開始
      みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、UFJ銀行、東京三菱銀行、三井住友銀行、郵便貯金

    • 10月上旬開始予定
      みずほインベスターズ証券、新光証券、野村證券、日興コーディアル証券、大和証券
    <表示できる情報>
    • クレジットカード情報
      お支払い合計金額、お支払日、ポイント残高

    • 金融機関情報
      口座残高、引出可能残高

  2. みずほダイレクトとの連携
    本サービスからみずほ銀行のインターネットバンキングサービス「みずほダイレクト[インターネットバンキング]」へのシングルサインオンを実現し、「みずほダイレクト」を利用している会員に対して利便性の高い機能を提供します。「みずほダイレクト」未利用会員には本サービスから「みずほダイレクト」への申込みを誘導します。


  3. リボ変更サービス/いつでもキャッシュインサービスとの連携
    口座残高が不足している場合は、当月請求金額をリボ払いに変更できる「リボ変更サービス」や、最短数十秒後に決済口座にお振込する「いつでもキャッシュインサービス」へワンクリックで遷移します。本機能により、会員は決済口座残高を確認しながら、月々のカード利用代金の支払額を管理することができます。

【NTTデータのアカウントアグリゲーション機能の特徴】
 今回NTTデータがUCカードに提供する、アカウントアグリゲーション機能のメリットは以下のとおりです。

  1. 安全なセキュリティ環境
    アカウントアグリゲーションサービスを利用者に提供する金融機関や、実際にサービスを利用する利用者が安心して利用できるように、NTTデータがこれまで金融機関向けシステムにて培ってきたノウハウをもとに、生体認証による入退室管理や24時間365日監視体制など、金融機関の決済系システムで提供実績のある高いセキュリティを持ったデータセンタ環境内にシステムを構築しています。


  2. シングルサインオン機能など戦略的なオプションサービスの用意
    利用者が事前に登録した単一のID・パスワードで認証し、一覧表示をする複数のサイトへ遷移するシングルサインオン機能を備えています。この機能を活用することで、例えば認証が必要な銀行のインターネットバンキングのページに直接つながるといった、決済サイトと連携したサービスの実現が可能です。認証後の指定されたページまで遷移する機能は、NTTデータのアグリゲーションサービスの独自機能であり、サイト間連携の有力なツールになります。
    また、資産分析機能、CRM機能もオプションサービスとして用意しており、導入企業の戦略にあわせたサービスの組合せが可能です。


  3. 導入・運用コストの低減
    ASPサービスであるため、初期導入費用、運用コストが独自にシステム構築を行う場合と比較して10分の1以下(NTTデータ試算にもとづく)に抑えられます。また、利用企業は既存のシステムからNTTデータのアグリゲーションセンタへのリンク設定などの軽微な対応で利用可能であり、既存システムに影響を与えず容易に導入することが可能です。

【今後の展開】
 UCカードは、「アットユーネット!口座情報表示サービス」により会員の利便性向上を図ると共に、ネットユーザの囲い込みを進めます。また、今後「アットユーネット!口座情報表示サービス」の対応金融機関をUCグループ各社の母体銀行などに順次拡大する計画で、さらなるグループ連携強化を図っていきます。

 NTTデータは、平成15年9月より本サービスを共同利用型のASPサービスとして提供しており、CAFIS、ANSER、マルチペイメントネットワークなどの決済関連ネットワークサービスおよび金融機関向けシステム構築の実績を踏まえ、アグリゲーションサービスをこれらのサービスを強化する戦略的インターネットサービスと位置付けるとともに、今後、各種決済サービスとの連携、CRM機能との連携、資産分析サービスとの融合など、サービスの向上を目指していきます。また本ASPサービスについては、平成17年度までに10社への提供を目指します。


* 「CAFIS」、「ANSER」は株式会社NTTデータの登録商標です。
* 「アットユーネット!」はユーシーカード株式会社の登録商標です。
その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。



システム概要
「アットユーネット!口座情報表示サービス」画面イメージ
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ
ユーシーカード株式会社
広報室 永井・森
TEL:03-5531-6325

株式会社NTTデータ
広報室 塩手
TEL:03-5546-8051
商品・サービスに関するお問い合わせ
ユーシーカード株式会社
市場開発部
ソリューション開発グループ 若命・水島
TEL:03-5531-6373

株式会社NTTデータ
決済ソリューション事業本部
BtoB BtoC決済ビジネスユニット 齊藤(純)・石塚
TEL:03-5546-8652