e-ナビ実証実験の開始について (音声認識・観光情報サービスを搭載するPDAを用いた訪日外国人旅客への行動支援に関する実証実験)

ニュースリリース/NTTデータ

2005年1月27日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、国土交通省が訪日外国人旅客を対象に実施する「e-ナビ実証実験」に、昨年に引き続き、今年も参加することになりました。「e-ナビ実証実験」は昨年度、国際空港の高度IT化を先導する「e-エアポート構想(*1)」の一環として、英語圏外国人旅客を対象に実施されましたが、本年度は、「ビジット・ジャパン・キャンペーン(*2)」を背景に、新たに中国語・韓国語サービスを追加するほか、出発時間や目的地などの条件を音声またはペン入力で設定すると、条件に応じたおすすめの観光コースを紹介する「おすすめ観光コース紹介」を提供するなど、観光情報の充実化および多言語化に取り組みます。

 NTTデータは、今回の実験において、おすすめ観光モデルコース紹介サービスを提供するとともに、実証実験の運営支援を行います。


  1. 実験目的
     訪日外国人旅客が円滑にわが国の魅力を堪能できる環境を整備するために、外国人向けの各種情報サービスを搭載したPDAを提供することにより、日本滞在中の行動を支援することを目的としています。


  2. 実験期間
     平成17年2月1日〜平成17年3月25日(予定)


  3. 実験概要
    <モニタ対象>
    成田国際空港発着便を利用する訪日外国人旅客
    ※成田国際空港ホームページでの参加申込み、空港カウンターでの直接参加申込みを通じて、実験参加モニタを募集します。
    ※実験のイメージは別紙をご参照願います。

    <実施内容>
    1. モニタに音声認識機能や観光情報サービス等を搭載したPDAを、成田空港到着時に貸し出します。

    2. 日本滞在中にPDAを利用いただき、成田空港を出発する際に、空港でPDAとアンケートを返却いただきます。

    3. アンケート結果等をもとに評価分析を行います。


    <提供サービス>
    1. 英語版

      • おすすめ観光モデルコース紹介(音声認識方式およびペン入力方式)

      • 日英/英日音声通訳

      • インターネット

      • PDA電話

      • 成田空港ガイド

      • 日本の生活/文化紹介

    2. 中国語・韓国語版

      • おすすめ観光モデルコース紹介(ペン入力方式)

      • インターネット

      • PDA電話

      • 日本の生活/文化紹介


    (おすすめ観光モデルコース画面イメージ)
    【画面イメージ】


    <実験WEBサイト>
    英語版 :http://www.narita-airport.jp/e-navi/
    中国語版:http://www.narita-airport.jp/e-navi/ch/
    韓国語版:http://www.narita-airport.jp/e-navi/kr/


 NTTデータは、国土交通省が推進する「e-エアポート」構想の実現に向け、様々な実証実験に参加してきました。今回の実験を通じて、ITを使った新たな観光サービスの検証などを行っていきます。また、2010年までに訪日外国人旅客の倍増を目指した「ビジット・ジャパン・キャンペーン」においても、様々な形でのIT技術の導入による行動支援に積極的に貢献していきます。

*1:e-エアポート構想(概要はこちら:http://www.e-airport.jp/ja/f_kousou/index.html)
 e-エアポート構想は、IT国家の早期実現のために掲げられたe-Japan戦略の具体的施策の一つであり、成田国際空港においてITを活用した世界最先端の空港を目指す官民一体プロジェクトです。

*2:ビジット・ジャパン・キャンペーン
(概要はこちら:http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/vjctop.htm)
 国土交通省が推進し、訪日外国人旅行者の増大を目指して、国を挙げて取り組むキャンペーンです。従来の外国人旅行者訪日促進施策を見直し、戦略的かつ効果的な訪日促進キャンペーンを実施することにより、外客誘致活動を量、質の両面で飛躍的に強化し、外国人旅行者の訪日を強力に促進するものです。



別紙:実験イメージ


本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報室 龍
TEL:03-5546-8051