システム最適化支援サービスの提供について 〜平成17年7月からシステム最適化コンサルティングサービスおよびシステム資産移行サービスを提供〜

ニュースリリース/NTTデータ

2005年3月25日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、現在稼動しているシステムにおいて、システムが最適化されているかを評価し、現行の資産を活用した最適なシステムへの移行の提案を行う、『システム最適化コンサルティングサービス』および、アプリケーション、データベース等のシステム資産を最適なシステムへ移行する『システム資産移行サービス』を平成17年7月から提供を開始します。

【背 景】
 現在、オープン技術をはじめとして、様々な新技術が登場し、製品/ベンダーの選択肢が飛躍的に拡大しています。こうした状況において、お客様のシステム戦略を実現するために、コスト、サービスレベル、製品の性能・機能などを総合的に判断して最適な製品や組み合わせを選択することが非常に難しくなってきています。
 これまで、NTTデータでは、特定ベンダーに片寄らず常に最適な製品を組み合わせ、システムを構築・提供してきました。システム最適化支援サービスにおいても、既存のベンダーを所与として考えるのではなく、中立的な立場から、本当に最適なシステムの提案、システム移行を実現します。

【提供するサービス】
  1. システム最適化コンサルティングサービス
    1. システム棚卸し評価
      現行システムを分析・評価し、現行資産(アプリケーションやデータベース等)の利用状況や問題点などを洗い出す。
      • システム構造の可視化(アプリケーション間、アプリケーションとデータ間などの構造を明確にします)

      • システムの非効率部分の可視化(使われていないアプリケーションやデータなど、システムの問題点を明確にします)

    2. システム最適化検討支援
      資産活用やシステム戦略実現等の観点より、多岐にわたる選択肢の中から最適なシステム方式の選定(ハードウエア、OS、ミドルウエアといった基盤プラットフォームの選択)、を支援する。
      NTTデータでは、これまでのベンダー中立なシステム開発の実績から、あらゆるベンダーの中から最適な製品を提案・支援することが可能です。
      • 資産再利用方法の検討(アプリケーションの構造などを分析し、資産の移行性を評価します)

      • 業務面からの要件の検討(性能、信頼性、コストなどの基本要件、運用やデータ統合などの要件とそれぞれの実現性を評価します)

      • システム方式の選定(資産再利用方針、業務要件から、最適なシステム方式を検討します)


  2. システム資産移行サービス
    アプリケーション、データベース、JCL等のシステム資産を対象に、ツールを活用して効率的な移行等を行う。
    • コード体系の違い、ミドルウエア仕様の違い等を吸収する変換を行います

    • 当初は、COBOL言語ならびにC言語を中心に対応を行います


    • 当サービスの提供にあたっては、各ベンダーのソリューションの活用に加えて、NTTデータが平成17年上半期中で開発を進めている、メインフレーム並みの高性能・高信頼なサービスレベルをオープンアーキテクチャで実現するオープンシステム基盤ソリューションPORTOMICSTM(ポートミクス)の適用も可能です。
    ※システム最適化コンサルティングサービス単体での提供も行います。

【導入効果】
 システム最適化コンサルティングサービスにより、特定ベンダーの製品に因らず、最適な製品を組み合わせることができます。これにより、お客様のシステム戦略に合致したシステムを構築することが可能となります。
 また、システム資産移行サービスにより、新システムに向けたアプリケーションの開発コストを低減することが可能となります。

【今後について】
 今後、NTTデータでは、平成17年7月にシステム最適化コンサルティングサービス、システム資産移行サービスの提供を開始し、平成18年度には、当サービスで20億円の売上を目指します。

* PORTOMICSTMは、株式会社NTTデータの商標です。
本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報室
TEL:03-5546-8051