組み込みソフト開発力を利用した技術開発成果の商品化の促進および新たなユビキタス関連技術の開発の強化について 〜ニューソン株式会社に出資〜
ニュースリリース/NTTデータ
2005年3月30日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータ(社長:浜口 友一、本社:東京都江東区、以下NTTデータ)は、ソフトウエア開発・システム開発を手がけ、組み込みソフト開発の実績をもつ、ニューソン株式会社(社長:高石 秀一、本社:東京都渋谷区)と、NTTデータの技術開発成果の事業展開促進および、新たなユビキタス関連技術の共同開発について合意しました。また、今後の取り組みを強化するためにNTTデータがニューソンへ資本参加を行い、取締役1名を派遣することで合意し、3月30日に15%の出資を行いました。
【背 景】
NTTデータは大規模システムの専用端末やワークステーションのファームウエア開発などで組み込みソフトウエアの開発実績があります。組み込みソフトウエアの国内開発規模は2002年に約2兆円であったという推定があり、今後も開発規模が拡大するものと考えられます。ユビキタス時代をむかえ、組み込みソフトウエアそのものの開発効率化はもとより、携帯端末、情報機器、情報家電、車載機器などと連携したユビキタスサービスの実現が求められています。NTTデータは技術開発成果を新たなユビキタスサービスに適用していくため、組み込みソフトウエアの開発力を増強することにしました。
【両社での事業展開】
(1)NTTデータの技術開発成果の事業展開
NTTデータの技術開発成果をニューソンと共同で製品化・販売。
NTTデータは情報分析分野やユビキタス分野など5分野にわたる研究開発を継続的に実施しています。これまでに蓄積した多くの技術開発成果に対してニューソンが保有する組み込みソフトウエア開発の技術力を適用し、共同で製品化・販売を行います。具体的には状況を分析しそれに応じて提供するサービスを変化させるコンテキストアウエアネス技術、個人情報保護法の完全施行などで注目を浴びている情報漏洩防止技術、セキュリティの高さから導入が進むICカードの発行管理技術などを活用し、情報機器とのシームレスな連携を実現します。
また、ニューソンに出資している富士ゼロックスは、すでにNTTデータグループである(株)NTTデータイントラマートが開発したWEBシステム開発環境のintra-mart®やNTTデータ製品であるワークフローソフトのOpenCube® Liteを同社の複合機と連携させています。今回の出資を機に、同社との関係がさらに強化されると考えています。
(2)ユビキタス関連技術の共同開発
NTTデータの技術開発力にニューソンの組み込みソフトウエア開発のノウハウを融合し、新たなユビキタス関連技術を開発する。
IP電話の導入等により企業内でのユビキタス通信環境が整備されつつあることから、エンタープライズ向けのユビキタス関連技術の開発を当面のターゲットとします。実現する機能には、
【今後について】
NTTデータはニューソンと共同で保有技術の商品化を積極化させるとともに、ニューソンの組み込みソフトウエア開発力を活用して携帯端末、情報機器、情報家電、車載機器などとの連携をはかり、ユビキタス向け新サービスについても積極的に実現していきます。さらに、端末への組み込みソフト開発や、それらを連携させるプラットフォーム構築などの関連SIの受注により、さらなる売上増を目指していきます。
なお、NTTデータでは、平成17年度以降の3年間で、開発した製品の販売(SI受注以外)で10億円の売上を目指します。
【ニューソン株式会社の概要】
* intra-mart®、は、株式会社NTTデータイントラマートの登録商標です。
OpenCube®は、株式会社NTTデータの登録商標です。
ユビスタイル®は、株式会社NTTデータの登録商標です。
【背 景】
NTTデータは大規模システムの専用端末やワークステーションのファームウエア開発などで組み込みソフトウエアの開発実績があります。組み込みソフトウエアの国内開発規模は2002年に約2兆円であったという推定があり、今後も開発規模が拡大するものと考えられます。ユビキタス時代をむかえ、組み込みソフトウエアそのものの開発効率化はもとより、携帯端末、情報機器、情報家電、車載機器などと連携したユビキタスサービスの実現が求められています。NTTデータは技術開発成果を新たなユビキタスサービスに適用していくため、組み込みソフトウエアの開発力を増強することにしました。
【両社での事業展開】
(1)NTTデータの技術開発成果の事業展開
NTTデータの技術開発成果をニューソンと共同で製品化・販売。
NTTデータは情報分析分野やユビキタス分野など5分野にわたる研究開発を継続的に実施しています。これまでに蓄積した多くの技術開発成果に対してニューソンが保有する組み込みソフトウエア開発の技術力を適用し、共同で製品化・販売を行います。具体的には状況を分析しそれに応じて提供するサービスを変化させるコンテキストアウエアネス技術、個人情報保護法の完全施行などで注目を浴びている情報漏洩防止技術、セキュリティの高さから導入が進むICカードの発行管理技術などを活用し、情報機器とのシームレスな連携を実現します。
また、ニューソンに出資している富士ゼロックスは、すでにNTTデータグループである(株)NTTデータイントラマートが開発したWEBシステム開発環境のintra-mart®やNTTデータ製品であるワークフローソフトのOpenCube® Liteを同社の複合機と連携させています。今回の出資を機に、同社との関係がさらに強化されると考えています。
(2)ユビキタス関連技術の共同開発
NTTデータの技術開発力にニューソンの組み込みソフトウエア開発のノウハウを融合し、新たなユビキタス関連技術を開発する。
IP電話の導入等により企業内でのユビキタス通信環境が整備されつつあることから、エンタープライズ向けのユビキタス関連技術の開発を当面のターゲットとします。実現する機能には、
- オフィス内の人や物のプレゼンス(位置および状態)把握によるセキュリティの向上
- 通信相手の位置情報やプレゼンスとスケジュール情報を利用した最適な通信手段の選択(固定電話または携帯電話の選択と転送、電子メールの選択など)
- オフィススペースの有効利用につながる会議室等の利用状況のリアルタイム把握
【今後について】
NTTデータはニューソンと共同で保有技術の商品化を積極化させるとともに、ニューソンの組み込みソフトウエア開発力を活用して携帯端末、情報機器、情報家電、車載機器などとの連携をはかり、ユビキタス向け新サービスについても積極的に実現していきます。さらに、端末への組み込みソフト開発や、それらを連携させるプラットフォーム構築などの関連SIの受注により、さらなる売上増を目指していきます。
なお、NTTデータでは、平成17年度以降の3年間で、開発した製品の販売(SI受注以外)で10億円の売上を目指します。
【ニューソン株式会社の概要】
会社名 | :ニューソン株式会社 |
設立 | :1974年 2月 |
本社所在地 | :東京都渋谷区幡ヶ谷1-1-12安斎ビル |
代表取締役社長 | :高石 秀一 |
資本金 | :7.4億円 |
株主構成(出資後) | :高石 秀一28.3% 富士ゼロックス15% NTTデータ15% |
従業員数 | :514名(平成16年3月末) |
売上高 | :56.45億円(平成16年3月期) |
主な事業の内容 | :ソフトウェア開発/通信・制御系、金融・情報・事務処理系のシステム開発。
オープンシステムの構築。パッケージ開発。ハードウェア開発。インターネット事業。 ネットワークインテグレーション事業。ドキュメントソリューションサービス事業。商品販売事業。Linuxソリューション事業。ネットサービス事業。 |
* intra-mart®、は、株式会社NTTデータイントラマートの登録商標です。
OpenCube®は、株式会社NTTデータの登録商標です。
ユビスタイル®は、株式会社NTTデータの登録商標です。