ファイル交換をセキュアに実現するサービス『SmartMesse®』　サービス開始 〜社会保険労務士向けに展開〜

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、セキュアなファイル交換サービス「SmartMesse^®(以下、スマートメッセ)」を平成17年8月31日よりサービス開始します。スマートメッセは企業間等で安全なファイル交換を支援するサービスであり、今回は社会保険労務士向けにサービスを開始することになりました。ブラウザベースの簡単な操作環境と高セキュリティ体制により、社会保険労務士と顧問先事業所との間の安全・確実なファイル交換を実現します。

【背　景】
今年4月から個人情報保護法が全面施行され、個人情報に関する社会的関心が高まっていますが、社会保険労務士は顧問先事業所に必要な各種申請手続の提出代行等を担っており、顧問先事業所内の人事情報や給与情報等の個人情報を取り扱うことが多い反面、社会保険労務士と顧問先事業所との情報交換手段はFAXや電子メール、電子媒体(FD等)が多く、誤送信や紛失等を防止し、安全かつ確実に相手先と情報交換できる手段に対するニーズが非常に高まっていました。
そうした背景において、NTTデータは社会保険労務士事務所と顧問先事業所に対する安全な情報交換手段について実証実験を実施し、ユーザにとって必要な機能やニーズ等についての検証を行い、この度、サービス開始することとなりました。

【サービス内容】
今回のサービスにおいては、社会保険労務士の日常業務および顧問先事業所との情報のやり取りなどに配意した機能を提供します。(別紙：スマートメッセの利用場面を参照下さい)

1. ファイル交換機能
   社会保険労務士事務所とその顧問先事業所との間で安全にファイル交換を行うための機能です。1顧問先事業所あたり最大100MBまで利用可能な専用領域を提供します。
   従来メールではやりとり出来なかった大容量のファイル(1回につき3つ、最大15MB)をアップロードできます。またファイルの更新や登録、削除等が発生した際には、相手側にその内容が新着配信として自動通知されるため、ファイルの交換がタイムリーに把握でき、その他にもファイル登録の際にメッセージを添えることも可能です。
2. 事務所内保管フォルダ機能
   社会保険労務士事務所内において保管している極めて機密性の高い重要情報(例：社会保険労務士業務用ソフトウエアにおけるデータベース情報、電子公文書、電子署名の付与された電子データ等)を蓄積し、社会保険労務士本人や社会保険労務士事務所内の従業員等が共有、保管できる専用のストレージエリア(最大100MB)を提供します。
3. 操作履歴機能
   スマートメッセ内に保管しているファイルに対する操作内容(登録、取得、ファイル名の変更、削除等)や操作日時および操作者等を一覧表示し、履歴情報を閲覧できる機能です。
4. 顧客メモ機能
   顧問先事業所の基礎情報を入力し一覧画面で管理できる機能を提供します。これにより、効率的な顧客管理を実現します。

【サービスの特長】

1. 安心できるセキュリティ体制
   NTTデータの運営するデータセンタでお客様の大切なデータを厳重保管するとともに、SSLでの暗号化通信によりファイル交換時等のデータの盗聴、漏洩、改ざん等を防ぎます。また、ID・パスワードだけでなく、スマートメッセ専用の電子証明書がインストールされたPCからのみログイン可能なため、成りすましを防ぎ、自動ウィルスチェック機能により、ウィルスに感染したファイルの交換を未然に防ぎます。操作履歴機能により不正利用防止を図ることも可能です。
2. 簡単で利用しやすいサービス内容
   アカウントの払い出し等煩雑な設定操作や、サーバ管理業務はNTTデータが行いますので、会員の煩雑な設定作業が軽減されます。また、専用ソフトウエアはありませんので、インターネットに接続しているPCさえあれば利用できます。
   (※スマートメッセ専用の電子証明書のインストールは必須です)
3. シンプルな使い勝手
   スマートメッセはボタンの色、配置、大きさにも工夫を凝らす等、視覚的にシンプルで分かりやすい画面構成、使い勝手のよい快適な操作性を目指しました。
   ※参考の画面イメージを参照下さい

【価格、販売】


(スマートメッセ販売の一部は株式会社三菱電機ビジネスシステムにて行われます。)

【目標】
スマートメッセは、今回、社会保険労務士からサービス提供を開始しますが、今後、その他の士業や業界・分野等に広く展開し、平成19年度末までに会員数2000人獲得を目指します。


※「SmartMesse^®」は株式会社NTTデータの登録商標です。

• (参考)画面イメージ
• (別紙)Smart Messeの利用場面