分散コンピューティングプロジェクト「花粉飛散経路を探索しよう!」を開始 〜"cell computing® βirth/セルコンピューティングバース" で花粉飛散シミュレーションを行い、発生地から飛散地までの飛散経路を見つけ出します!〜
ニュースリリース/NTTデータ
2006年2月21日
株式会社NTTデータ
ウェザー・サービス(株)(千葉県成田市 社長：横田 匡彦)と、(株)NTTデータ(江東区 社長：浜口 友一)は、2月21日より、関東周辺にあるスギ林(約10000km2：東京都の面積の約5倍)を仮想的に約2km2に分割した約6万7千箇所に対し、それぞれから発生した花粉が時間とともにどのような経路をたどって飛散してくるかを地形、気象情報、花粉開花のメカニズムなどを用いてシミュレーションするプロジェクトをcell computing βirth/セルコンピューティングバース(http://www.cellcomputing.net/)上で行っていきます。解析結果については常時、Webサイトにて公開し、今後の花粉飛散予測の精度向上などに利用されます。
【プロジェクトの概要】
ウェザー・サービスの持つ花粉飛散シミュレータ(NTT環境エネルギー研究所との共同開発)を利用して、より詳細な花粉飛散シミュレーションを行います。計算は仮想的なスーパーコンピュータを作り出すcell computing βirthを使い参加者のパソコンに処理を分配し、それぞれのPCの力を借りて行っていきます。
これまでの花粉飛散予測では、観測地点で何時間後にどれくらいの花粉が飛散してくるかを算出するものであり、飛散してきた花粉の発生地、経路に関してはシミュレーションできませんでした。今回の花粉飛散経路探索プロジェクトでは、観測地点に飛散した花粉がどの地域からのものが多いか、どのような経路を辿って飛散してきたかを地表面のみならず、上空約1500mまでを15階層に分けて算出します。プロジェクト完了時には斬新な発生地域別の立体花粉飛散マップの作成および任意の観測地点における発生地ごとの花粉量図作成の基礎データを結果として得ることができます。
今回の花粉飛散経路探索プロジェクトで対象とするシミュレーション範囲は、関東全域および甲信越、南東北、中部の一部となります。
具体的な処理は、1台のパソコンが行う処理は、約6万7千箇所あるうちの1メッシュ分(2km2)から発生する花粉量を配布した植生データ(スギ林密度情報など)、気象データ(気象庁発表の水平・垂直方向の風向風速、気温、雨域等の数値予報)、開花時の初期データ(花粉放出量など)を用いてシミュレーションを開始し、6時間先までの1時間毎の花粉飛散状況を計算します。次に6時間後の結果データを元に6〜12時間までを同様に他のパソコンで計算し最大で一週間先までをシミュレーションしていきます。
【花粉飛散シミュレーションについて】
今回プロジェクトで使用する花粉飛散シミュレーションは、ウェザー・サービスにて提供している花粉飛散予報サービスで活用されている花粉飛散シミュレータを利用します。ウェザー・サービスでは、以前より花粉飛散予報サービスを手がけ、花粉飛散予報サイト「hi-hoヘップチン花粉予報(http://kafun-info.hi-ho.ne.jp/)」を代表に様々な企業やポータルサイトなどに花粉飛散予報を提供しており、民間の気象予報会社としては、花粉飛散予報の代表的な企業です。
【cell computing βirth/セルコンピューティングバースについて】
パソコンのCPU、メモリ、HDDをネットワーク上で統合協調利用し、仮想的なひとつのスーパーコンピュータとして利用することを可能にするcell computing®/セルコンピューティングを開発してまいりました。インターネットを介し、一般の皆様に家庭にあるパソコンの参加により計算を行うプロジェクトを2005年2月より行っています。「ゲノムのパズルを解こう!/ヒトゲノム染色体間法則性解明プロジェクト」「ゲノムスーパーパワーを見つけよう!/自然免疫系遺伝子領域解明プロジェクト」、「みんなでCGアニメを創ろう!/elecle@cellcomputing」「タンパク質の秘密を探ろう!/タンパク質分子表面類似性網羅的探索プロジェクト」の3つのプロジェクトを完了し、現在「ゲノムのパズルを解こう!」プロジェクトを実施しております。
【参加方法について】
http://www.cellcomputing.net/kafun/にて、メンバソフトをダウンロードし、インストールすることで参加することが可能です。
【ウェザー・サービスについて】
平成10年6月に設立。同年9月に気象庁より予報業務許可「第60号」取得。
hi-hoヘップチン花粉予報をはじめ、携帯電話各キャリアへの天気予報サービス、インターネットによる音声天気予報サービスなど、一般向け情報のほか、法人向け気象情報サービスも日本全国で展開しています。
【プロジェクトの期間について】
平成18年2月21日から平成18年3月31日までを予定しております。
【今後について】
今後ウェザー・サービスおよびNTTデータでは、当プロジェクトで得た結果データを元に一部の発生源ごとの飛散経路シミュレーションを随時、Webサイト上で公開いたします。また当プロジェクト終了時に得ることができる全結果を元に、シミュレーションプログラムの最適化、特徴の把握を行い、今後の花粉予報の精度向上に活用し、皆様の生活によりお役立ちする情報の発信を目指します。
また、ウェザー・サービスによる論文発表も来年度以降予定しております。
* cell computing®は株式会社NTTデータの登録商標です。
* その他、文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。
別紙1：花粉飛散経路探索プロジェクト概要図
別紙2：花粉飛散経路マップ(サンプル)
別紙3：メンバソフトグラフィックス画面
別紙4：募集の概要
【プロジェクトの概要】
ウェザー・サービスの持つ花粉飛散シミュレータ(NTT環境エネルギー研究所との共同開発)を利用して、より詳細な花粉飛散シミュレーションを行います。計算は仮想的なスーパーコンピュータを作り出すcell computing βirthを使い参加者のパソコンに処理を分配し、それぞれのPCの力を借りて行っていきます。
これまでの花粉飛散予測では、観測地点で何時間後にどれくらいの花粉が飛散してくるかを算出するものであり、飛散してきた花粉の発生地、経路に関してはシミュレーションできませんでした。今回の花粉飛散経路探索プロジェクトでは、観測地点に飛散した花粉がどの地域からのものが多いか、どのような経路を辿って飛散してきたかを地表面のみならず、上空約1500mまでを15階層に分けて算出します。プロジェクト完了時には斬新な発生地域別の立体花粉飛散マップの作成および任意の観測地点における発生地ごとの花粉量図作成の基礎データを結果として得ることができます。
今回の花粉飛散経路探索プロジェクトで対象とするシミュレーション範囲は、関東全域および甲信越、南東北、中部の一部となります。
具体的な処理は、1台のパソコンが行う処理は、約6万7千箇所あるうちの1メッシュ分(2km2)から発生する花粉量を配布した植生データ(スギ林密度情報など)、気象データ(気象庁発表の水平・垂直方向の風向風速、気温、雨域等の数値予報)、開花時の初期データ(花粉放出量など)を用いてシミュレーションを開始し、6時間先までの1時間毎の花粉飛散状況を計算します。次に6時間後の結果データを元に6〜12時間までを同様に他のパソコンで計算し最大で一週間先までをシミュレーションしていきます。
【花粉飛散シミュレーションについて】
今回プロジェクトで使用する花粉飛散シミュレーションは、ウェザー・サービスにて提供している花粉飛散予報サービスで活用されている花粉飛散シミュレータを利用します。ウェザー・サービスでは、以前より花粉飛散予報サービスを手がけ、花粉飛散予報サイト「hi-hoヘップチン花粉予報(http://kafun-info.hi-ho.ne.jp/)」を代表に様々な企業やポータルサイトなどに花粉飛散予報を提供しており、民間の気象予報会社としては、花粉飛散予報の代表的な企業です。
【cell computing βirth/セルコンピューティングバースについて】
パソコンのCPU、メモリ、HDDをネットワーク上で統合協調利用し、仮想的なひとつのスーパーコンピュータとして利用することを可能にするcell computing®/セルコンピューティングを開発してまいりました。インターネットを介し、一般の皆様に家庭にあるパソコンの参加により計算を行うプロジェクトを2005年2月より行っています。「ゲノムのパズルを解こう!/ヒトゲノム染色体間法則性解明プロジェクト」「ゲノムスーパーパワーを見つけよう!/自然免疫系遺伝子領域解明プロジェクト」、「みんなでCGアニメを創ろう!/elecle@cellcomputing」「タンパク質の秘密を探ろう!/タンパク質分子表面類似性網羅的探索プロジェクト」の3つのプロジェクトを完了し、現在「ゲノムのパズルを解こう!」プロジェクトを実施しております。
【参加方法について】
http://www.cellcomputing.net/kafun/にて、メンバソフトをダウンロードし、インストールすることで参加することが可能です。
【ウェザー・サービスについて】
平成10年6月に設立。同年9月に気象庁より予報業務許可「第60号」取得。
hi-hoヘップチン花粉予報をはじめ、携帯電話各キャリアへの天気予報サービス、インターネットによる音声天気予報サービスなど、一般向け情報のほか、法人向け気象情報サービスも日本全国で展開しています。
【プロジェクトの期間について】
平成18年2月21日から平成18年3月31日までを予定しております。
【今後について】
今後ウェザー・サービスおよびNTTデータでは、当プロジェクトで得た結果データを元に一部の発生源ごとの飛散経路シミュレーションを随時、Webサイト上で公開いたします。また当プロジェクト終了時に得ることができる全結果を元に、シミュレーションプログラムの最適化、特徴の把握を行い、今後の花粉予報の精度向上に活用し、皆様の生活によりお役立ちする情報の発信を目指します。
また、ウェザー・サービスによる論文発表も来年度以降予定しております。
* cell computing®は株式会社NTTデータの登録商標です。
* その他、文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標です。
別紙1：花粉飛散経路探索プロジェクト概要図
別紙2：花粉飛散経路マップ(サンプル)
別紙3：メンバソフトグラフィックス画面
別紙4：募集の概要