健康に良いことをするとポイントが貯まる「ヘルスポイントサービス」を商用化 〜健康管理ポータル「クリエイティブヘルス三健人」サービス開始〜

ニュースリリース/NTTデータ

2006年5月 8日

株式会社NTTデータ

 (株)NTTデータは、これまで生活習慣改善支援サービスとして提供してきた「三健人2」をリニューアルし、健康管理ポータルサイト「クリエイティブヘルス 三健人」(http://www.creativehealth.jp/)サービスの提供を本日より開始しました。

 NTTデータでは、1998年からインターネットによる健康増進・管理を行い生活習慣改善支援をするサービス「三健人」を提供し、2004年にリニューアルを行い現在まで「三健人2」として提供を行ってきました。今回のリニューアルにあたり、健康増進活動の継続という点に着目し2005年12月27日より実証サービスとして提供してきた、「健康に良いこと」(歩く歩数に応じて)ポイントがたまる「ヘルスポイントサービス」を新たなサービスメニューとしてラインナップしました。
 この「ヘルスポイントサービス」は、オムロンヘルスケア(株)、(株)JTB、(株)JTBベネフィット、大日本印刷(株)、(株)ヘルスケア・フロンティア・ジャパンらの協力を得てサービスを提供するもので、個人が行う健康増進活動のモチベーションをポイントという形で具体的に提示することにより、健康増進活動の継続的実施の支援を可能にします。
 本サービス開始時は健康保険組合7団体、およびNTTグループに対してサービス提供を行います。今後NTTデータでは、健康保険組合等の各種会員組織を対象に2008年度に50万ユーザの獲得および売上高15億円を目指していきます。


※このサービスは、NTTデータが中期経営計画の中の重点項目としている、「積極的な新商品・サービスの創造」のための施策である、新規ビジネスのパイプライン管理、新規ビジネス支援ファンドを活用したもので、平成17年12月27日より平成18年3月末まで、歩いた歩数に応じてポイントを得ることができる実証サービスを行ってきたものを商用化したものです。

【図】

【背 景】
 健康保険組合などの保険者は医療費の増加を抑えるため、健康管理・疾病管理をどのように行なっていくかが大きな課題になってきています。国会で審議されている医療制度改革関連法案にも健康保険組合に対して特定健康診査と並んで、特定保健指導の義務化も盛り込まれています。
 一方、個人も高齢化社会を迎えて生活習慣病をいかに予防し、QOL(Quality of Life=生活の質)の高い人生を送るかが大きな課題となってきています。しかし、これまでの健康増進の取り組みは、継続することが難しいケースが数多く見受けられました。
 その解決策として、NTTデータではポイントという形で具体的に提示することが健康増進活動継続のきっかけになると考え「ヘルスポイントサービス」を企画し17年12月より歩いた歩数に応じてポイントが貯まる実験サービスを行ってきました。
 この実験により、健康増進活動を継続する高い効果があることおよび保険者での導入のニーズが確認できたためこのたび商用化を行うこととなりました。

【本サービスのビジネスモデル】
 「クリエイティブヘルス 三健人」は有料で提供されるインターネット上のサービスで、主な利用者としては健康保険組合の被保険者、被扶養者をはじめ、各種会員組織の会員を想定しています。
 ヘルスポイントサービスはそのメニューのひとつとして提供されます。ポイント対象となる「健康によいこと」の第一弾は「ウォーキング」です。参加者にはインターネット対応の歩数計を用意していただき、指定のホームページから歩数データをサーバーに送信していただきます。送信された歩数に応じたポイントが加算される仕組みです。なお、ポイント原資にはサービス利用料の一部と協賛企業の広告宣伝費を想定しています。

【サービスについて】
  1. サービス開始:2006年5月8日(月)

  2. ポイント還元率など:1,000歩=1hls(ヘルス)、1hls=1円相当のギフト券などと交換(サービス開始時の設定)
    注) hls(ヘルス)はポイントの単位です。交換レートは変動します。

  3. 料金:個人で利用の場合・月額利用料315円(税込)。法人価格は別途設定。

【各社の協力内容】
 オムロンヘルスケア:指定IT歩数計の提供
 JTB、JTBベネフィット、大日本印刷、HFJ:利用者、利用団体の紹介

【今後について】
 今後、NTTデータでは、ポイント対象サービスの拡大および健康管理・疾病管理プログラムの開発などに取り組むことを通じて、2008年度に50万ユーザの獲得および売上高15億円を目指していきます。

(ポイント対象サービスの拡大)
 今後は、ポイント対象をダイエットなど健康プログラムへの拡大、フィットネスクラブの来店ポイント、健康食品などの購入ポイント、健康ツアーへのポイント、福利厚生カフェテリアポイントなどへの拡大および健康ポイントの電子マネー化も検討していきます。

(健康管理、疾病管理プログラムの開発)
 サーバーに送信された歩数データは、実際の生活習慣改善指導のための貴重なデータとなります。企業の産業医や地域のかかりつけ医と連携した健康管理、疾病管理プログラムの開発もあわせて行なっていく予定です。


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