状態情報を自動取得しコミュニケーションを活性化 〜｢統合プレゼンスシステム｣を独自に開発・社内運用を開始し、今秋にも商品化〜
ニュースリリース/NTTデータ
2006年7月26日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータは、相手の状態・居場所・時間などの状態情報をグループで共有することにより、コミュニケーションの活性化をはかる｢統合プレゼンスシステム｣を独自に開発し、平成18年7月より試行導入として社内4000人を対象に運用を開始しました。
今回開発した統合プレゼンスシステムは、IT機器(無線IP電話機、ソフトフォン、固定IP電話機、パソコン)から得られる状態情報を自動的に検知・収集し、状況分析エンジンによりIT機器所有者のプレゼンス(在席中、退席中、外出中など)を推論、電子電話帳を通じて利用者に提供するものです。利用者は、電子電話帳で相手のプレゼンスを確認することにより電話やメールなどのコンタクトタイミングを効果的にとらえることが可能となります。またIP電話との連動により、電子電話帳からワンクリックで相手に電話をかけるといったことも可能です。
メールでの伝達機会が増えた現在においては、電話でのコミュニケーションは従来以上に即時性が求められる場面が多くなっています。コンタクトタイミングを効果的にとらえることができる｢プレゼンスが見える電子電話帳｣は、電話の利便性を飛躍的に向上するものと考えています。
NTTデータでは、試行導入の結果を元に、今秋｢VANADIS統合プレゼンスサービス｣として商品化し、販売開始する予定です。
【統合プレゼンスシステムの特長】※システム概要図を参照
NTTデータでは、企業・組織のシステム課題に、｢人・モノ・運用｣を統合的に管理するマネジメント基盤を核とし、一元的なシステムコンセプト・設計・運用指針に基づきシステム構築を行うIT基盤トータルソリューション｢VANADIS｣を展開してします。
今回開発した統合プレゼンスシステムは、社内運用の結果を踏まえ、今秋に｢VANADIS統合プレゼンスサービス｣として商品化を行い、ワークスタイル変革を支援するVANADISオフィスソリューションのひとつとして、IP電話等、他のサービスと組み合わせたソリューションとして販売推進を予定しています。
* ｢VANADIS｣は、(株)NTTデータの商標です。
IT基盤トータルソリューション｢VANADIS｣ホームページ：http://www.nttdata.co.jp/vanadis/
参考：システム概要図
今回開発した統合プレゼンスシステムは、IT機器(無線IP電話機、ソフトフォン、固定IP電話機、パソコン)から得られる状態情報を自動的に検知・収集し、状況分析エンジンによりIT機器所有者のプレゼンス(在席中、退席中、外出中など)を推論、電子電話帳を通じて利用者に提供するものです。利用者は、電子電話帳で相手のプレゼンスを確認することにより電話やメールなどのコンタクトタイミングを効果的にとらえることが可能となります。またIP電話との連動により、電子電話帳からワンクリックで相手に電話をかけるといったことも可能です。
メールでの伝達機会が増えた現在においては、電話でのコミュニケーションは従来以上に即時性が求められる場面が多くなっています。コンタクトタイミングを効果的にとらえることができる｢プレゼンスが見える電子電話帳｣は、電話の利便性を飛躍的に向上するものと考えています。
NTTデータでは、試行導入の結果を元に、今秋｢VANADIS統合プレゼンスサービス｣として商品化し、販売開始する予定です。
【統合プレゼンスシステムの特長】※システム概要図を参照
- 複数のIT機器から状態情報を自動取得
今回開発した｢統合プレゼンスシステム｣は、無線IP電話機、ソフトフォン、固定IP電話機、パソコンの状態情報の自動取得を実現しています。- 無線IP電話機の位置情報：無線アクセスポイントから、受信している無線IP電話機の位置情報を自動取得します。(独自開発したモジュールにより、複数メーカの無線アクセスポイントに対応。)
- 無線IP電話機、ソフトフォン、固定IP電話機の通話状態：SIPサーバからリアルタイムで通話状態を自動取得します。(独自開発したモジュールにより、複数メーカのSIPサーバに対応)。
- パソコン：独自開発したソフトウエアをパソコンに搭載することにより、パソコンの使用状態情報をリアルタイムで自動取得します。
- 状況分析ルール
統合プレゼンスサーバでは、IT機器(無線IP電話機、ソフトフォン、固定IP電話機、パソコン)から自動取得した状態情報を状況分析エンジン注1によって、IT機器所有者のプレゼンスを推論します。プレゼンスの推論結果として、｢在席中、電話中、取込中注2､退席中、外出中｣およびその確からしさ(例えば｢在席中｣90%、｢電話中｣70%、｢外出中｣50%など)を合わせて出力します。
注1 状況分析エンジンは、NTTデータの研究開発｢コンテクスト・アウェアネス・マネジメント｣の成果をベースに実用化したものです。 http://www.nttdata.co.jp/rd/topic/topic03.html
注2 ｢取込中｣は会議中などの理由で電話連絡を拒んでいる状況であることを表しており、これは該当ユーザーの手動設定です。(設定解除/自動更新も可) - 電子電話帳にプレゼンス情報を表示、電話の利便性を向上
｢在席中、電話中、取込中、退席中、外出中｣といったプレゼンスを電子電話帳に表示注3することで、利用者は相手のプレゼンスを確認した上で、電話やメールなどのコミュニケーション手段やコンタクトタイミングを効果的にとらえることが可能となります。またIP電話との連動により、電子電話帳からワンクリックで相手に電話をかけるといったことも可能です。
さらに事前に登録しておくことで、例えば｢在席時は内線電話あて、外出時は携帯電話あて｣のようにプレゼンスに応じた連絡手段を表示させたり、離席していた相手が席に戻った際にメールで通知をもらうなど、利用者のニーズや状況に応じた対応を行うことが可能です。
注3 電子電話帳との連携はプレゼンスシステムの活用方法のひとつです。
他にも、下記のような活用方法があります。- 会議室予約アプリケーション
会議室のセンサーで利用状況を監視し、予約状況と比較。予約時間を過ぎても利用している場合は、アラートをあげる。 - 空きスペース検索アプリケーション
利用希望時間を入力すると、利用可能な会議室の情報を通知する。
- 会議室予約アプリケーション
NTTデータでは、企業・組織のシステム課題に、｢人・モノ・運用｣を統合的に管理するマネジメント基盤を核とし、一元的なシステムコンセプト・設計・運用指針に基づきシステム構築を行うIT基盤トータルソリューション｢VANADIS｣を展開してします。
今回開発した統合プレゼンスシステムは、社内運用の結果を踏まえ、今秋に｢VANADIS統合プレゼンスサービス｣として商品化を行い、ワークスタイル変革を支援するVANADISオフィスソリューションのひとつとして、IP電話等、他のサービスと組み合わせたソリューションとして販売推進を予定しています。
* ｢VANADIS｣は、(株)NTTデータの商標です。
IT基盤トータルソリューション｢VANADIS｣ホームページ：http://www.nttdata.co.jp/vanadis/
参考：システム概要図