『観光情報プラットフォーム・松本ロケーションガイド』を一般公開!! 〜Web上に点在するさまざまな観光情報を自動的に収集し、一元的に提供〜

　（株）NTTデータと（株）NTTデータ信越は、総務省による「地域ICT利活用モデル構築事業^注1」の一つである、長野県松本市が実施する「WEBサービス技術による、地域参画型観光情報発信流通モデル構築事業^注2」を受託し、松本市の観光情報提供を行う『観光情報プラットフォーム・松本ロケーションガイド』を構築しました。
　松本ロケーションガイドは本日よりオープンします。

• http://lsweb.city.matsumoto.nagano.jp/location/

【観光情報プラットフォームとは】

　観光情報プラットフォームは、松本市の観光情報発信流モデルのメインとなるシステムです。Webサービスを用いて既存のWebサイトにある観光地や飲食店・宿泊施設の情報などの観光情報を動的に収集し、集めた情報を本プラットフォームに対応するWebサイトにまとめて提供します。
　このプラットフォームを活用することにより、松本市を訪れる観光客に対し、これまでインターネットで旅行先の情報を調べる際、宿は宿泊情報サイト、見逃せない観光スポットは観光ガイドのサイト、その近くのおいしいものはグルメサイト…と、複数のサイトを一つひとつ調べていたのが、プラットフォームを利用するWebサイトひとつでそれらの点在する情報を入手できるというメリットを提供することが可能となります。
　今年度の事業では松本市のロケ地情報を提供する『松本ロケーションガイド』が対応サイトの第1弾となり、一元的な観光情報の情報提供を可能にしています。

注　観光プラットフォームを用いた場合の利用イメージ図

【ロケ情報サイト『MATSUMOTO Location Guide』とは】

　「MATSUMOTO Location Guide」には、松本市でロケが行われた映画やTV番組の情報を検索する「ロケ実績検索」、観光情報プラットフォームを利用した「観光地・飲食・宿泊施設検索」などのコンテンツがあります。これらを利用して、例えば「好きな映画のロケ地を探し、その周辺にあるお蕎麦屋さんを探す」といった使い方ができます。観光情報プラットフォームの機能でコンテンツをより魅力的にするモデルとなるWebサイトです。

注　松本ロケーションガイドのトップ画面

【NTTデータおよびNTTデータ信越の役割】

　観光情報プラットフォームの構築と、Webサイトロケーションガイドの構築を行いました。プラットフォームの構築に当たっては、既存のデータベースやWebサービスを複数融合（=マッシュアップ）したWebシステムを、短期間で構築するNTTデータのソリューション「Scarash^TM（スカラッシュ）」を用いました。

• http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2007/082200.html

【今後について】

　NTTデータでは、システム開発サービスの一環として、本件と同様に短期間での開発が求められる小中規模システム向けに、「Scarash」の展開を図っていきます。

注1　地域ICT利活用モデル構築事業とは
総務省が市区町村等に対し、「地域ICT利活用モデル」（情報通信システムの企画・設計・開発、継続的運用及びそれに必要な体制づくり等ICTを利活用した課題解決のための一連の取組）の構築を委託し、地域が抱えるそれぞれの課題について、ICTの利活用を通じてその解決を促進するための事業です。平成19年度は29団体が委託事業として採択され、松本市はそのうちの一つです。

注2　観光情報発信流通モデル構築事業とは
総務省による「地域ICT利活用モデル構築事業」を松本市が受託し、手がけている事業です。観光事業の活性化を通じた地域コミュニティ創出、地域経済活性化を狙いとして、市民が主役となる観光振興の仕組みを作っています。