インターネットで口座振替の契約を実現するサービス「ネット口座振替受付ゲートウェイサービス」を提供開始 〜 口座振替契約のペーパーレス、印鑑レスにより利便性を飛躍的に向上 〜
2008年3月25日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、インターネット上で口座振替契約を完結できる収納企業向けASPサービス「ネット口座振替受付ゲートウェイサービス」(以下、「ネット口振受付GWサービス」という)を平成20年3月より提供開始しました。
このサービスは、従来の所定様式に利用者が手書きで記入・捺印した書類を金融機関・収納企業で持ち回っていた口座振替の契約手続を、インターネットでペーパーレス、印鑑レスで実現するものです。
本サービスを利用することで収納企業は、利用者に利便性を提供できるとともに、複数の金融機関との接続が可能となります。
【サービスの概要】
従来の口座振替の契約手続きは、所定様式に利用者が手書きで記入・捺印した書類を金融機関・収納企業で持ち回っていたため、紙の扱いの煩わしさに加え、印鑑相違・記入不備による書き直し、契約情報の登録までのタイムラグ発生等、さまざまな問題がありました。
今回の「ネット口振受付GWサービス」では、各金融機関が提供するインターネット口座振替受付サービス注1と連携することにより、従来の印鑑照合ではなく、金融機関Webサイトでの利用者認証のもとで口座振替手続きをインターネット上で完結できるようになりました。これにより、口座振替の契約手続きのペーパーレス・印鑑レスを実現するとともに、各種情報の電子化により書類作業の削減や契約情報の登録までのタイムラグ極小化を可能としました。
また、マルチバンク対応なので、収納企業は本GWサービスに接続することにより、多数の金融機関と接続できるようになりました。
【サービス提供形態】
「ネット口振受付GWサービス」では、収納企業のニーズに合わせて以下の2つの導入タイプを準備いたします。(サービスイメージは別紙参照)
- 情報リンク方式(収納企業が自社サイトで申込受付をする方式)
利用者は、収納企業の申込画面等で入力を行った後、各種情報を本GWサービス経由で各金融機関へ引継いで口座振替受付手続きを行ないます。収納企業はネット上でのシームレスな契約手続きを実現できます。 - 口振受付サイト方式(NTTデータが申込受付サイトを提供する方式)
NTTデータで「口座振替受付サイト」を提供します。利用者は当該サイトで申込情報を入力し、各金融機関へ引継いで口座振替受付手続きを行ないます。口座振替の受付結果は本GWサービスから翌日一括して収納企業へ還元されます。収納企業は自社サイトを改造する必要がありません。
【接続先金融機関】(金融機関コード順)
- みずほ銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ジャパンネット銀行
- イーバンク銀行
- ゆうちょ銀行
(接続予定)
- 信用金庫(平成20年5月より順次拡大)
【収納企業】
(導入企業)
- NTTコミュニケーションズ株式会社(平成20年3月から一部金融機関と取扱い開始)
OCN注2のネット申込みで利用 - ニッセンGEクレジット株式会社(平成20年3月から一部金融機関と取扱い開始)
クレジットカード発行のネット申込で利用
(導入予定企業)
- 株式会社クレディセゾン
- 株式会社アプラス
- 株式会社セントラルファイナンス
- ビリングシステム株式会社
このほかにも、公共料金企業、クレジットカード業界、生損保業界、携帯電話業界、収納代行事業者の各社から、平成20年度中のサービス開始意向を表明いただいております。
【今後の展開】
今後、NTTデータでは「ネット口振受付GWサービス」へ接続する金融機関数の拡大を目指すとともに、クレジットカード業界、生損保業界、通信業界および収納代行事業者等を中心に、今後3年間で導入企業50社以上の獲得を目指します。
注1 「インターネット口座振替受付サービス」は便宜上の総称であり、金融機関毎にサービス名称は異なります。収納企業は、NTTデータとの利用契約のほか、金融機関へのサービス申込みや手数料支払いが別途必要です。
注2 「OCN」は、NTTコミュニケーションズ株式会社の商標です。