第20回 国際情報オリンピック・エジプト大会 いよいよ開催! 〜NTTデータは、情報オリンピック日本委員会のオフィシャルスポンサーとして、日本代表チームを応援します〜
2008年8月14日
株式会社NTTデータ
IT産業や情報科学の基盤となるサイエンス、それが数理情報科学です。国際情報オリンピックは、数理情報科学をめざす若者たちが世界中から集い、コンピュータプログラミングを通じて、その卓越した才能を競い、互いの友情を深め合う国際的な「知」の競技会です。今年20回目を迎える大会は、来る8月16日〜23日にエジプトの首都カイロで開催されます。NTTデータは情報オリンピック日本委員会のオフィシャルスポンサーとして、国際情報オリンピックに挑戦する日本代表チームを応援いたします。
代表選手に選ばれたのは4人の男子高校生。国内大会(日本情報オリンピック)を勝ち抜いた彼らは、いずれ劣らぬ実力者揃いです。
第20回 国際情報オリンピック 日本代表選手 | ||
副島 真(そえじま まこと) | 筑波大学附属駒場高等学校 | 高校2年(東京都) |
滝聞 太基(たきぎく もとき) | 筑波大学附属駒場高等学校 | 高校2年(東京都) |
保坂 和宏(ほさか かずひろ) | 開成高等学校 | 高校2年(東京都) |
松元 叡一(まつもと えいいち) | 筑波大学附属駒場高等学校 | 高校3年(東京都) |
注 氏名の五十音順。学年は2008年7月末現在
昨年の国際情報オリンピック・クロアチア大会で銅メダルを獲得した選手(松元叡一君)は、この7月にベトナムで行われた国際物理オリンピックにおいて銀メダルを獲得しました。また、他の3名もこの7月、スペインで行われた国際数学オリンピックで全員がメダルを獲得(副島真君:金メダル、保坂和宏君:銀メダル、滝聞太基君:銅メダル)しており、今回の代表選手のいずれもが、2種目連続でメダリストとなる可能性があり、大変期待されます。
NTTデータは、情報オリンピック日本委員会の中等教育における数理情報科学の普及啓発活動や、国際情報オリンピック日本代表選手の強化・派遣などの活動に賛同し、平成20年度より5年間、日本におけるオフィシャルスポンサーとして協賛することといたしました。これは、NTTデータの20周年記念事業の1つとして、子どもたちに対する情報教育を支援することで、社会一般に向けた情報サービス産業全体の啓発につなげることを目的とするものです。
注 国際情報オリンピックは、高校生以下を対象とする「国際科学オリンピック(国際科学技術コンテスト)」の1つです。
【第20回 国際情報オリンピック (IOI 2008) エジプト大会 概要】
会 期 | : | 2008年8月16日〜23日 | |||||||||||||||||||||||
開催地 | : | エジプト・カイロ | |||||||||||||||||||||||
参加国 | : | 70数カ国・地域(予定) 注 1カ国の参加選手は4名まで | |||||||||||||||||||||||
日 程 | : |
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競 技 | : | 競技は個人戦。1日5時間で3問(各100点)を解くことを計2日(合計600点)行なう。使用可能言語はC/C++,Pascalのみ。 アルゴリズムを考え、それをプログラムに組み、その正しさを問題ごとに与えられる複数のテストデータで検証したり(バッチ型の問題)、組織委員会が用意した相手プログラムと相互にやり取りしたり(応答型問題)、答だけを出力したり(出力型問題)することにより、単に答えを出すだけでなくアルゴリズムの優劣を競う。 使用メモリ量および実行時間に厳しい制限あり。 | |||||||||||||||||||||||
表 彰 | : | 金メダルは参加選手の約12分の1、銀メダルは同12分の2、銅メダルは同12分の3に与えられる。 なお、エジプト大会の結果は、8月22日午後(日本時間)に判明する見通しです。詳しい結果が分かり次第、文部科学省および情報オリンピック日本委員会から発表される予定です。 |
【日本情報オリンピック/国際情報オリンピックについて】
日本情報オリンピック (Japanese Olympiad in Informatics, JOI) は、日本の高校生以下の生徒の中から数理情報科学的な能力の豊かな生徒を見出し、その才能の育成を助けるとともに、国際情報オリンピックに日本代表選手として派遣するために、特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会が主催している事業です。活動母体である日本委員会は、この活動を軸としつつ、それにとどまらず、数理情報科学に関する調査、研究、普及、啓発活動を行ない、日本の将来にとって必要不可欠である情報科学を支える才能の発見と育成を行なっています。
国際情報オリンピック (International Olympiad in Informatics, IOI) は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の提唱で開催されている「国際科学オリンピック」のひとつです。1989年にブルガリアで第1回が開催されて以来、毎年各国持ち回りで開催され、今年のエジプト大会は20回目です。IOIの目的は、高校生までの生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その才能の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることにあります。スポーツオリンピックと同様に、立候補した国の中から投票で開催国が選ばれます。毎年約70〜80ヶ国が参加し、各国は4人の代表選手を派遣することができます。日本は1994年に初参加し、今回は6回目の代表選手派遣となります。
注 詳細につきましては、情報オリンピック日本委員会のWEBサイトhttp://www.ioi-jp.org/をご参照ください。
【NTTデータの支援活動について】
NTTデータでは今後、この情報オリンピック日本委員会の活動支援プログラムとして、人材・技術、設備など様々なバックアップ活動を行う予定です。
- 【人材・技術支援】
- ビジネスや研究開発の第一線で活躍する弊社の社員が、人材面、技術面でのサポート
- 代表選手候補選考、トレーニング合宿、セミナー等における専門分野の講師派遣
- 競技/トレーニング環境(PC/ネットワーク)を構築する技術スタッフの派遣
- 遠隔トレーニングシステムの共同開発
- 【設備支援】
- 代表選手の選考・トレーニングや合宿形式の研修会の会場として、駒場研修センタを提供。
- 夏季セミナー(2008年8月)
- 春季トレーニング合宿(2009年3月)
また、今回のエジプト大会では、出発前日に行われる選手壮行会で、情報オリンピック日本委員会理事でもあるNTTデータ常務の山田伸一が激励の言葉とともに、弊社から代表選手に対して公式代表ブレザーを贈呈する予定です。
注 NTTデータ20周年記念事業WEBサイト
- http://www.nttdata.co.jp/20th/olympics.html