NTTデータが総合通販大手ベルーナのECサイトを刷新
2009年3月31日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:山下 徹、以下NTTデータ)はECサイト向けのWebシステム構築基盤を開発し、株式会社ベルーナ(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:安野 清、以下ベルーナ)の総合通販ECサイトを3月30日に刷新しました。
【新ECサイトの主な特徴】
- 買い物カゴの統一
ベルーナのECサイトでは、サイト上に陳列されている商品を選択して購入する通常の購入フローと、注文番号と呼ばれるカタログに掲載されている番号をサイト上に直接入力することでカタログ掲載商品が購入できる総合通販独自の購入フローがあります。従来のECサイトでは別々の購入フローとなり、買い物カゴも別々になってしまうため、決済手続きが煩雑でしたが、新ECサイトでは、別々の購入フローの商品でも、同一の買い物カゴで扱えるため、決済処理が一回で済み、利用者の利便性が向上します。 - 検索機能の強化
ベルーナの幅広い商品の品ぞろえに対応すべく、検索機能を強化しました。これにより、ひらがな/カタカナ、大文字/小文字、全角/半角などのゆらぎに対応するとともに、「ジーンズ」と「ジーパン」など類語による商品検索が可能になりました。また、ベルーナでは、検索キーワードの分析結果をマーケティングに活用し、さらなる商品力の強化に取り組みます。
ベルーナの新ECサイトのトップページ (http://belluna.jp/)
【ECサイト向けWebシステム構築基盤の取り組み】
NTTデータが提供するECサイト向けWebシステム構築基盤は、プロジェクト管理・開発プロセス・フレームワークを一体とした当社のシステム開発の総合ソリューションであるTERASOLUNA(テラソルナ)をベースに開発されました。SOA(サービス指向アーキテクチャ)の思想に基づいてECサイトにおける各業務(会員・商品・注文など)を独立したサービスとして定義・構築することにより、ECサイトの開発効率・拡張性・信頼性を高めることを目的としております。今後は、サービス群(ECサイトにおける各業務単位)やそれらを組み合わせる構築テンプレート群の拡充を進めることで、ECサイトのフロント機能の提供に留まらず、コールセンタからの受注引き当てや、在庫管理、出荷指示など、企業が展開するダイレクトビジネスの基幹部分を担えるプラットフォームへと取り組みの幅を広げていきます。
(参考)ECサイト向けWebシステム構築基盤のアーキテクチャ概要
【今後の展開】
今後NTTデータは、新しく構築したベルーナECサイトの基盤上に、ベルーナが展開する単品通販事業等の複数ECサイトを集約化していくことで、お客さまの利便性をより高めるとともに、複数サイト間にまたがるキャンペーンの実施やポイント相互利用サービスなど、ベルーナの展開するサービスのより一層の拡充を推進していく計画です。
なお、NTTデータはECサイト向けWebシステム構築基盤を活用した事業で、今後5年間で100億円の売り上げを目指します。