「BNIシステムズ」の株式取得について 〜オフショアにおける直営子会社1,000名体制の構築〜
2009年7月22日
株式会社NTTデータ
株式会社BNIシステムズ
(株)NTTデータ(代表取締役社長:山下 徹、本社:東京都江東区、以下NTTデータ)は、(株)ビー・エヌ・アイ・システムズ(代表取締役会長:中村 俊一、本社:東京都品川区、以下BNIS)の発行株式の100%を譲り受けることで、2009年7月17日に正式に合意しました。
本株式取得によって、BNISおよび無錫華夏計算機技術有限公司(総経理:高 永東、本社:中国江蘇省無錫市、以下無錫華夏)はNTTデータの連結子会社となり、BNISはNTTデータから派遣する役員を含めた新たな体制を発足する予定です。
BNISは、システム開発を事業主体としており、中国の無錫市にオフショア開発子会社である無錫華夏を持っています。BNISは要件定義、基本設計から参画可能な上流工程スキルを持つブリッジSEが豊富であり、NTTデータの社内システム開発等で当社向けの開発実績を多数保有しております。BNIS、無錫華夏ともに、充実した日本語教育により、中国人の従業員が高い日本語能力を持っており、また、日本のビジネス習慣に対する理解も深いという特徴があります。
NTTデータは、次期中期経営計画達成の土台として、海外発注のさらなる推進に取り組んでおり、中国を中心としたオフショア開発先の整備・拡大を進めています。今回の資本提携により、直営子会社要員体制は、北京NTTデータグループと合計して1,000名を超えることとなりました。当該計画では、2011年にプログラマやプロジェクトマネージャ、ブリッジSEなどを含めたオフショア開発要員体制規模の目標を2,000名として掲げており、さらなるリソースの充実、レベルアップに努めていく考えです。
今回、NTTデータはBNISの経営権を取得することで、ブリッジSEや上流工程の業務SEの増強によるオフショア開発体制の充実はもとより、グループの直営要員を増強したシステムの維持管理、運用保守のアウトソーシングやBPOを拡大することで、お客さまへのさらなる高信頼、高品質、低コストのサービス提供に取り組んでいきます。
BNISも、NTTデータグループの一員になることで、当社グループブランドが有する営業力、および、NTTデータが提供する人材育成や開発管理・品質管理のノウハウ等を活用することにより、より一層のサービスレベルの向上を目指します。
なお、株式取得は、2009年7月中の手続き完了を予定しています。
【出資後の会社の概要(予定)】
- (1)商号
- 株式会社ビー・エヌ・アイ・システムズ
- (2)所在地
- 東京都品川区東五反田5-26-5 日生三和ビル5F
- (3)株式譲渡日
- 2009年7月
- (4)資本金
- 93百万円
- (5)株主構成
- 株式会社NTTデータ 100%
- (6)従業員数
- 55名(単体)
- (7)事業内容
- システムのオフショア開発、パッケージソフトの販売
- (8)役員構成
- 代表取締役 遠藤 宏(非常勤)
- (NTTデータ 執行役員 基盤システム事業本部長)
- 代表取締役
- 細江 浩
- 取締役
- 中村 俊一
- 取締役
- 高 永東
- 取締役 切田 仁(非常勤)
- (NTTデータ ITマネジメント室長)
- 取締役 中村 逸一(非常勤)
- (NTTデータ 基盤システム事業本部オープンソース開発センタ長)
- 取締役 平沢 史章(非常勤)
- (NTTデータ 基盤システム事業本部オープンソース開発センタ 部長)
- 監査役 古茂田 誠司(非常勤)
- (NTTデータ 基盤システム事業本部オープンソース開発センタ 課長)
- (9)拠点
- 日本:本社
中国:無錫華夏計算機技術有限公司