ニュースリリース/グループ会社

2009年ニュースリリース

【別紙:「STC ManagerTM」の機能詳細】

  1. 該非判定機能
    • 設計技術者は、輸出する貨物や役務が、外為法のリスト規制に該当するかどうか政省令(注1)と照合して判定する該非判定業務を、最新の法令対比表ページ(注2)から漏れなく正確にチェックすることができます。また、過去に判定した同一シリーズの貨物や役務の該非判定書を参照しながら、効率的に判定することも可能です。 (注1) 「輸出貿易管理令(以下、輸出令)」、「外国為替令(以下、外為令)」、「輸出貿易管理令別表第一及び外国為替令別表の規定に基づき貨物又は技術を定める省令(以下、貨物等省令)」
      (注2) 輸出令別表第一または外為令別表と、それらに対応する貨物等省令の条文を1ページにまとめ、判定対象の貨物や役務の仕様を前述の政省令文と対比して確認する表
    • 該非判定後は、該非判定書として印刷し輸出申告手続きで利用できるほか、輸出した後も結果を検索して取り出せるので、監査などに迅速に対応することができます。
    • 輸出管理担当者は、改正された政省令が施行される前に過去の該非判定結果の中から見直す必要のある貨物や技術を特定し、無効にすることができます。これにより、改正前の政省令をもとにした該非判定結果で輸出許可申請や通関手続きをするコンプライアンスリスク(虚偽申告による不正輸出リスク)を未然に回避することができます。
  2. 顧客審査機能
    • 営業担当者は、輸出取引をする取引先(買主・荷受人・需要者等)が、大量破壊兵器等の開発等を行っているかどうか経済産業省指定のガイドライン(注3)に基づいた顧客審査をすることができます。用途種別(民需・軍需等)や顧客種別(自社グループ内・外)ごとに審査項目を変える運用ができるため、無理なく精度の高い審査を行うことが可能です。 (注3) キャッチオール規制の客観要件「輸出貨物が核兵器等の開発等のために用いられるおそれがある場合を定める省令」等に基づいたチェックリスト
    • 輸出管理担当者は、規制取引先リスト(外国ユーザーリスト等)の改訂後、過去の顧客審査結果の中から見直す必要のある取引先を検索し、無効にすることができます。これにより、安全保障上懸念のある取引先への審査結果を見直し、不正輸出を未然に回避することができます。
  3. 取引審査機能
    • 営業担当者等は、契約案件に対し貨物や役務の該非判定結果と顧客審査結果をもとに、法令に基づいたシステム判断結果を参照して、輸出許可の申請要否や許可等の種別を正確に判定することができます。
      また、安全保障貿易管理だけでなく企業ポリシーの観点も加味して取引するかしないかの判定を行うことができます。
  4. 承認ワークフロー機能
    • 該非判定・顧客審査・取引審査について、社内において多段階で稟議することができます。
    • 外部監査や経済産業省の事後審査では、輸出許可申請の有無に関わらず、実施したすべての安全保障貿易管理業務について「誰が/いつ/どの業務を実施したか」「適正な権限者による適正な承認であったか」「承認後に情報が改ざんされていないか」などの根拠を求められるため、その際の証憑を迅速に提示することができます。
ニュースリリースについて
ニュースリリースに掲載されている、サービス内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、ニュースリリースにおける計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。