クレジットカードで支払うたびにCO2削減に貢献 !サービス開始10周年記念施策「INFOXグリーンキャンペーン」を実施 〜売り上げの一部を植樹活動へ〜
2009年10月30日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータが提供するカード決済端末「INFOX®」(インフォックス)注1およびカード決済ネットワーク「INFOX-NET®」(インフォックスネット)注2は、おかげさまでサービス開始から10周年を迎えました。
「INFOX」は設置端末台数が62万台を超え注3、設置台数で最大のクレジット情報処理センター注4になりました。月間の取扱件数も3900万件を数えており、ひと月に延べ人数で国民の約4分の1が利用するサービスへと成長してきました。
このたびNTTデータは、サービス開始10周年記念施策として「INFOXグリーンキャンペーン」を実施し、これまでのご愛顧に応える社会貢献活動としてインドネシア政府認可環境財団「Bali Biodiversitas」の植樹活動を支援します。
【「INFOXグリーンキャンペーン」の概要】
「INFOXグリーンキャンペーン」は、期間中に「INFOX」を利用したクレジットカードでの支払件数に応じてインドネシアに木を植える社会貢献型キャンペーンです。
カード決済端末「INFOX」は62万台超が設置されています。端末は電気で動き、取引内容を伝票に印刷します。サービス開始から10周年を迎えたことを契機に、地球資源を利用する社会インフラサービスの立場から地球環境へ貢献するため、インドネシア政府認可環境財団「Bali Biodiversitas」(バリ バイオダイバーシタス)の実施する植樹活動を支援することを決定しました。
- 対象期間:2009年11月1日〜30日
- 支援方法:クレジット取引1件につき、年間2gのCO2が削減されるよう、植樹活動に協賛します。
- 支援目標:年間62トンのCO2削減を目標にします。
- 植樹時期:2009年12月
- 植樹場所:インドネシア バリ州 バンリ県
【インドネシアにおける植樹活動について】
インドネシアは、アジア地域で最も広大な熱帯雨林面積を誇り、世界でも有数の熱帯雨林保有国です。しかしながら国連食糧農業機関 (FAO) によると、2000年〜2005年のインドネシアの森林減少量は、アジア地域の中で最も大きいとの調査結果が出ています。インドネシア木材の輸出国第1位は日本であり、「INFOX」の伝票を提供する製紙会社も多くを輸入しています。
そのような中、インドネシアのバリ州では、現在23%しかない森林面積を、生態系の理想値といわれる最低30%以上にまで復活するプロジェクトを「Bali Biodiversitas」を通じて行っています。
「INFOXグリーンキャンペーン」はこのプロジェクトに賛同し、植樹活動を通して二酸化炭素の削減、治水、生態系保全のほか、現地国立高校の環境学習における野外実習、途上国の職業訓練などに寄与したいと考えております。
【「INFOX」のCSR活動への取り組み】
NTTデータでは、2009年度〜2012年度の中期経営方針における重点施策の一つとして「環境志向経営」を掲げ、NTTデータグループが提供する事業を通じた社会全体の環境負荷低減を目指しており、「INFOX」も環境に配慮した取り組みを実施しています。
- ♦伝票の短縮を実現
- メーカーの協力のもと、「INFOX」端末から出力される伝票を従来比で3分の2の長さに短くしました。
対応端末機種:ZEC-14、JT-H480MC(端末メーカー:パナソニック システムソリューションズジャパン株式会社)
その他端末メーカーも順次対応予定
旧伝票 | 新伝票 |
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- ♦地球環境に配慮した材料を使用
- 「INFOX」端末およびその伝票、伝票の梱包材料はRoHS指令注5に基づき、特定有害物質を含まない材料を使用しています。さらに、伝票の印刷には環境にやさしいVOC FREEインク注6など、環境に配慮したものを使用しています。
- ♦資源の再利用
- 加盟店で不要となった「INFOX」端末は回収し、再利用しています。また、梱包箱はリサイクルが可能な材料を使用しており、保管期間を終えた伝票はトイレットペーパーにリサイクルしています。
注1 INFOX…INFOXは、クレジットカード、デビットカード、ICカードなど多様化する決済手段に対応する多機能決済端末で、決済ネットワークINFOX-NETに接続される。INFOX-NETへは、一般電話回線やISDN回線、また、DoPa網やFOMA網などを利用して接続され、店舗のレジカウンターでの利用に加え、タクシーや宅配業者などのモバイル環境での利用にも対応。現在、全6機種(設置型3機種、携帯型3機種)を販売しており、2009年6月末時点で全国の百貨店・小売店・飲食店などで約62万台が利用されている。
- ♦端末ラインナップ
- パナソニックシステムソリューションズジャパン 据置タイプ ZEC-14シリーズ
- パナソニックシステムソリューションズジャパン モバイルタイプ JT-H480MC
- NECインフロンティア 据置タイプ PW-PE31-30
- NECインフロンティア モバイルタイプ PE3000
- 東芝テック 据置タイプ CT-3100
- SIIデータサービス モバイルタイプ AT-2200
注2 INFOX-NET…INFOX-NETは、INFOX端末から入力されたカードの取引情報やポイント情報をオンラインで中継する決済ネットワークで、1999年4月よりクレジットデータ中継サービスを開始し、現在は、デビットデータ中継サービス、売上集計サービス、ポイントサービス、口座振替契約受付サービスなどを提供している。INFOX-NETは、NTTデータが提供しているカード決済総合ネットワークCAFISに接続しており、CAFISを通して各金融機関・クレジットカード会社と接続されている。
注3 2009年9月現在
注4 クレジット情報処理センター…クレジット決済に対応している加盟店とクレジットカード会社の間に介在し、加盟店とカード会社間で行う売上承認業務、売上処理業務等のデータ中継、代行処理等を行う事業者のことで、2009年7月末現在で12社ある。
注5 RoHS指令…Restriction of use certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment指令の略。電気・電子機器に含まれる危険物質を規定し、物質の使用を禁止する旨の欧州連合 (EU) による指令のこと。
注6 VOC FREEインク…VOC (Volatile Organic Compounds) とは揮発性有機化合物のことで、大気汚染や土壌汚染、地下水汚染を招く有害物質です。VOC FREEインクはVOCをほぼ含まないインク(含有率1%未満)で、環境に優しいインクです。
注 地球環境に配慮した材料、資源の再利用については、機種、出荷時期により異なる場合があります。
注 不要となった「INFOX」端末の再利用対応状況はクレジットカード会社ごとに異なります。
注 その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。