Yucheng Technologies社との合弁会社設立について

ニュースリリース/NTTデータ

2010年1月4日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(代表取締役社長:山下 徹、本社:東京都江東区、以下NTTデータ)は、中国の北京宇信易誠科技有限公司(Yucheng(ユーチェン) Technologies Limited、CEO:ウェイトン・ホン、本社:中国・北京市、以下Yucheng Technologies社)と、中国・天津市に合弁会社を設立することに合意しました。

出資比率はNTTデータが51%、Yucheng Technologies社が49%であり、NTTデータの連結子会社となります。

当該合併会社設立は、近年目覚ましい経済発展を遂げている中国金融市場へ、NTTデータが本格的に事業展開を進めるための第一歩となります。

Yucheng Technologies社はNASDAQに上場(証券コード:YTEC)しており、中国の金融機関向けでは有数のITベンダーです。同社が持つ大手銀行から中小規模の銀行までの幅広い顧客基盤に対して総合的なITサービス/ソリューションを提供しており、特にインターネットバンキングは中国国内において圧倒的な強みを保有しています。

一方、NTTデータはANSER®センター、地銀共同センターをはじめとする共同利用型サービスを長年に渡り日本の金融機関に提供し、システム設計・構築からセンター運営までトータルでのノウハウを蓄積してきました。また、SaaSやクラウドコンピューティングなどの先進技術の活用にも取り組んでいます。

合弁会社は会社設立後、Yucheng Technologies社より共同利用型インターネットバンキング事業の譲渡を受け、同事業を基盤に中国国内の金融機関に向けクラウド型ビジネスを展開します。

今後、中国においてますます加速するITアウトソーシングの潮流に乗って、Yucheng Technologies社のブランド力と顧客基盤、NTTデータが強みとする共同利用型サービスにおいて長年にわたって蓄積されたノウハウと先進技術の実用化に向けた近年の取り組み成果を活用し、同ビジネスの中国金融市場における牽引・普及をはかります。

また、NTTデータの金融ソリューションを中国展開するための中核会社の一つとして、さまざまな共同化事業の推進・強化などにより、中国の金融市場の発展に貢献するとともに、さらなるビジネスの拡大を図ります。

合弁会社の概要

1.商号(仮)
中国語名称

宇誠聨融数据有限公司

日本語名称

宇誠聨融データ有限公司

英語名称

YUCHENG LIAN RONG DATA TECHNOLOGIES LIMITED

2.主な事業内容
  1. (1)クラウド型サービスの提供
  2. (2)ITソリューションを活用したSI関連事業
  3. (3)コンサルティング業務
3.設立日(予定)

2010年2月上旬

4.本社所在地(予定)

中国・天津市

5.代表者(予定)

NTTデータより派遣

6.従業員(予定)

当初約100名

7.出資比率

NTTデータ 51%
Yucheng Technologies社 49%

Yucheng Technologies社の概要

1.商号

北京宇信易誠科技有限公司(Yucheng Technologies Limited)

2.主な事業内容
  1. (1)ネットバンキング、コールセンター等のチャネル系ソリューション
  2. (2)コア・バンキング、外為、財務管理等の業務系ソリューション
  3. (3)リスク管理、BI等の管理系ソリューション
3.設立年

1999年

4.本社所在地

中国・北京市

5.代表者

ウェイトン・ホン(董事長 兼 CEO)

6.従業員

約2,200人

7.売上高

98.7百万ドル(2008年12月期)

8.主な拠点

中国23都市(子会社、支社を含む)

注釈

  • 「ANSER」は株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051