上海晋恒軟件有限公司への出資について
2010年4月13日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(代表取締役社長:山下 徹、本社:東京都江東区、以下「NTTデータ」)と中国の上海啓明(シャンハイケイメイ)軟件股分注1有限公司(董事長:王 徳銘、本社:中国上海市)及び上海騰欣(シャンハイトウキン)軟件系統有限公司(董事長:邵 瑞陽、本社:中国上海市)は、上海晋恒軟件有限公司(董事長:王 徳銘、本社:中国上海市、以下「上海シナジー」)が実施する第三者割当増資をNTTデータが引き受け同社の経営権を獲得することに合意し、現地当局に増資にかかわる申請を行っていましたが、この度申請が承認されました。第三者割当増資引き受け後のNTTデータの上海シナジーに対する出資比率は67%となり、商号を、上海恩梯梯数据晋恒軟件有限公司(日本語名称:上海NTTデータシナジーソフトウェア有限会社)に変更いたします。
上海シナジーは、近年発展目覚しい中国上海市において、中国国内金融機関向けのシステムインテグレーションを手掛けており、金融機関の業務に精通したシステムエンジニアを有しています。また、得意分野のひとつであるクレジットカード関連システムの開発を、NTTデータ、上海啓明と共同で上流工程から実施しています。
一方、NTTデータは成長が大きく期待される中国金融機関向けIT市場に本格的に参入することを目指しており、その実現手段として、中国の金融業界、またその業務に精通したシステムエンジニアを確保することは極めて重要と考えています。
今回の経営権獲得により、NTTデータは中国における金融機関に対するシステムインテグレーションの経験を有する上海シナジーをグループに迎え、NTTデータグループとして中国国内金融機関向け事業の遂行能力と競争力の獲得による同事業の拡大を目指します。また、引き続きクレジットカード関連分野の業務知識を活かした上流工程からのオフショア開発事業も上海シナジーと共同で推進していきます。
また、上海シナジーにおいては、増資により財務基盤を強化し、NTTデータが有する金融機関向けソリューションを中国国内に展開することを目指すとともに、NTTデータの高品質なシステム開発ノウハウを中国国内向けに展開することで、更なる競争力の強化を図ります。
今後、上海シナジーの中国国内金融機関向けシステムインテグレーションのノウハウとNTTデータのITソリューション力を活かし、中国国内の金融機関のお客様および中国へ進出している日本の金融機関のお客様のビジネス発展に貢献していきます。
NTTデータによる株式取得後の上海シナジーの概要
1.商号(予定) |
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2.本社所在地 | 中国上海市桂平路680号32号楼7層 |
3.資本金 | 1,500万人民元(約2.1億円) |
4.役員構成(予定) | 董事長を含む2/3の董事および監事と副総経理をNTTデータより派遣 |
5.資本構成 | 株式会社NTTデータ...67% |
6.従業員数 | 69名 |
7.事業内容 |
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現在の上海シナジーの概要
1.商号 | 上海晋恒軟件有限公司 |
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2.設立年月 | 2006年8月23日 |
3.本社所在地 | 中国上海市桂平路680号32号楼7層 |
4.資本金 | 500万人民元(約7,000万円) |
5.売上高 | 1,260万人民元(約1.7億円)(2009年度) |
6.資本構成 | 上海啓明軟件股分注1有限公司...67% |
7.従業員数 | 69名 |
8.事業内容 |
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注釈
- 注1分
社名にある「分」は正確には「にんべん(イ)」に「分」。
- 文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051