弊社社員の逮捕について

6月22日に弊社の社員が特許庁の職員に対する贈賄の疑いにより逮捕されたことにつきましては、お客様、株主の皆様、ならびに関係する全ての方々に対して、ご心配、ご迷惑をお掛けしていることを心から深くお詫び申し上げます。

弊社では、「NTTデータグループ倫理綱領」のもと、法令や企業倫理などを遵守する企業風土の醸成や、社内体制・仕組みの整備、社員への啓発・教育活動などを全社一丸となって推進してきました。にもかかわらず今回このような事態になりましたことは、誠に遺憾であります。

現在、当局の捜査に全面的に協力するとともに、弊社内においても事実関係の解明に向けた取り組みを実施しています。以下、その取り組み状況と今後の対応方針について報告いたします。

まず、6月23日に社長を委員長とする「社内調査委員会」を設置しました。社内調査委員会では、本件に関する事実関係の社内調査及び確認を行うとともに、他プロジェクトを含めた法令・企業倫理、社内規程・実施要領の遵守状況、内部牽制の有効性の検証、および再発防止の観点から、厳格な調査を実施します。

社内調査委員会の体制については、委員会　体制図の通りです。

また、社外有識者のご協力を仰ぎ、「社外有識者検証委員会」を設置することとします。社外有識者検証委員会では、第三者の立場から社内調査委員会での調査活動の妥当性等について精査・検証するとともに、企業のコンプライアンス、CSRの観点からのアドバイスを行います。

弊社では、今回の事態を重大に受け止め、全社員に向け、社内コンプライアンスの徹底を図るよう社長名で指示を発出しています。今後、社内調査委員会での調査の経過を踏まえながら、企業倫理確立ならびに再発防止のための社内体制や仕組みの見直しを行い、早期の信頼回復に努めてまいります。

なお、今後の特許庁の新規調達案件への対応につきましては、当面の間、自粛することといたします。

NTTデータは、お客様、株主の皆様、そして社会から信頼され、期待される企業となるために全力で取り組んでまいります。