「職場環境改善サービス」を提供開始 ~より働きやすいソフトウエア開発職場の実現を目指す~

ニュースリリース/NTTデータ

2012年1月26日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、ソフトウエア開発を行う企業に対して、より働きやすい職場づくりを支援する「職場環境改善サービス」を2012年1月26日より提供開始します。

「職場環境改善サービス」は、職場のメンバーが普段負担と感じている業務上の各種要因を把握できる"ストレスチェック"と、その結果に基づいてメンバーが主体的な改善活動を行い、職場の負担感を緩和する"職場環境改善プログラム"により、働きやすい職場環境の実現を支援するサービスです。

本サービスは、これまでにNTTデータグループ内において80の職場注1で1,000名以上の社員を対象に適用してきました。今後は、ソフトウエア開発企業に対して、2013年度末までに累計180の職場(対象者数に換算して1,800名)への提供を目指して事業を展開します。

開発の背景

ソフトウエア開発業務では、見積もりの難しさや開発期間の短縮化による納期切迫、高品質を追求する緻密な作業、急速な技術の進歩などが影響して業務上の負担感が高まると考えられており、これら業務上の負担感を緩和し、職場の生産性維持・向上やメンタルヘルス不調の予防をすることが重要な課題になっています。

ソフトウエア開発業務は、チームで仕事を進めることが多い特性から、業務上の負担感を緩和させるには、職場全体にアプローチする組織的な取り組みが有効であると考えられます。また、メンバーの自主性を重視する「参加型」の職場環境改善活動は効果が持続することが知られています。

こうした背景からNTTデータは、職場のメンバーが自主的に職場環境を改善することをサポートする本サービスを開発しました。

サービス概要

【図】

図1:本サービスの流れ(おおむね7カ月程度)

本サービスは、2つのステップに分かれています。(図1)

第1ステップは、「ストレスチェックの実施」です。ソフトウエア開発業務に特化した負担感を把握できる、独自開発した調査票に基づきWeb上で各メンバーが実施します。これにより、ソフトウエア開発現場におけるさまざまな現状を定量的に把握すること(「職場の見える化」)が可能になります。ストレスチェック自体は、Web上で10~15分程度で回答することが可能で、一週間程度で結果を迅速にフィードバックします。(図2)

第2ステップは、「職場環境改善プログラムの実施」です。これは、ストレスチェックの結果に基づき、職場のメンバーが負担感を下げるための改善策を自主的に検討することをサポートするものです。産業カウンセラー等のスペシャリストが効果的な指導・アドバイスを行うことで、職場ディスカッションから改善策の実施までのプロセスを、メンバーが無理なく、主体的に実施できるように一貫してサポートします。最後には、再度ストレスチェックを実施して、職場改善活動の効果を評価します。

第1ステップのみの実施、または第1ステップ実施後に対象となる職場を絞り込み、第2ステップを実施するといった利用も可能です。

【イメージ図】

図2:フィードバックレポート・イメージ

これまでの実績

本サービスの提供に先立ち、NTTデータグループ内において、「ストレスチェック」は120の職場で合計1,700名以上、「職場環境改善プログラム」は80の職場で1,000名以上に対して適用してきました。本サービスを適用した職場では、負担感が10~15%緩和されるなどの改善事例が多数報告されています。

価格について

お客さまの体制や要望に応じて、個別に見積もりをします。

今後の展開

ソフトウエア開発企業に対して、2013年度末までに累計180の職場(対象者数に換算して1,800名)への提供を目指して事業を展開します。また、現在はソフトウエア開発業務に特化したサービスですが、それ以外の職種についても拡大する予定です。

注釈

  • 注1「職場」とは、本サービスの提供単位で、同じ仕事をしているメンバーで構成される10名程度のグループをさします。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
平形
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
技術開発本部
プロジェクトマネジメント・イノベーションセンタ
内藤・寒川
TEL:050-5546-2529