短期間で効果的にBIを導入するサービスを提供開始 ~グローバル規模のノウハウを集約したビジネスインテリジェンス・アプリケーション「BI Apps」~
2012年7月4日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、企業内に蓄積したデータを「経営の意思決定」に活用するビジネスインテリジェンス(BI)を、短期間で企業に導入し、かつ高い導入効果を実現するアプリケーション「BI Apps」を本日より提供開始します。
「BI Apps」は、BI導入後の具体的な活用シナリオを描けるよう、あらかじめ業務や業界ごとに適した経営ダッシュボードや分析レポートを有し、従来多かった、"具体的なBI活用イメージがわからず導入しても効果が出ない"という問題を解決します。また、分析の基盤であるデータウエアハウス(DWH)は業務ごとにあらかじめ最適化しており、従来に比べ大幅に短期間でのBI導入を実現します。
なお当サービスは、NTTデータグループのグローバル総勢1,000名以上の体制による、BI導入ノウハウを活かしています。この体制を活用し、お客さまの「経営情報の見える化」「グローバル需給バランスの可視化」などの事業課題の解決を、導入前の構想策定コンサルティングから構築、業務定着化までBI-Appsを活用し実現します。
まず今回はグローバル製造業向けサプライチェーンマネージメント(SCM)のBI Appsを提供開始します。
背景
事業のグローバル化に伴い、お客さまのビジネスでは地域カバレッジの拡大により分散・複雑化する組織・事業のマネジメントと、グローバルでの競争優位確保のため、圧倒的なスピードを伴う意思決定が求められています。
これらの背景から、ITを活用した「事業の見える化」や「経営の意思決定支援」を実現するためのビジネスインテリジェンス(BI)の市場規模は国内外で継続して拡大している一方で、導入前に具体的イメージを伴う活用・業務改革シナリオが不十分であったために、導入後に期待どおりの効果をあげられていない事例が多いことも特徴です。
このような状況の中で、お客さまの声は「BI導入前の早期に導入後の姿を把握し、より具体的なイメージを持って活用シナリオを描きたい」、「できるだけ早く事業に活用できるBIを導入したい」など、導入前から実際に動くデモやプロトタイプなどを用いて導入目的にブレなく短期間で導入する必要性が高まっております。
NTTデータグループではグローバルビジネスインテリジェンスサービス注1を有しており、導入前の事業改革ビジョンやロードマップの策定から、グローバル規模での構築、導入後の業務定着化・活用まで見据えたトータルサービスを提供しております。また、北米、欧州、アジアの海外グループや国内グループと連携して「BIグローバルワンチーム」を発足し、グローバル規模でBIソリューションの連携を強化しています。
BI AppsはBI Global One Teamによるグローバル規模でのこれまでのBI導入の実績を体系化した業界ごとの事前定義済みのBI標準アプリケーションです。NTTデータグループでは今後はBI Appsを活用し、「経営情報の見える化」や「グローバル需給バランスの可視化」などによりお客さまの事業課題を解決し、さらなるBIビジネスの拡大を図っていきます。
概要(特長)
業界×業務領域ごとのアプリケーション
BI Appsは業界×業務領域ごとの分析目的に合致した経営ダッシュボード・分析レポートのライブラリを含むBIアプリケーションを有しています。今回はグローバル製造業向けサプライチェーンマネジメント(SCM)のBI Appsを提供開始します。今後、他業界のお客さま向けへ拡大し、業務領域はサプライチェーンマネジメントに加え、企業パフォーマンス管理(EPM)などに拡大し提供する予定です。
ワンストップでBIを実現するトータルソリューション
BI Appsは利用者が直接参照する経営ダッシュボードや分析レポートを提供し、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末からの利用も可能となっています。また、分析の基盤となるデータウェアハウス(DWH)やデータ抽出・変換(ETL)、およびマスタデータ管理も含めた事前定義済みのトータルソリューションを提供します。これにより、お客さまはさまざまなツールの配置・組み合わせに悩むことなくワンストップで、従来に比べて大幅に短い期間でBI導入を実現できます。
BIコンサルティングサービス
NTTデータは、当社のデータウェアハウス/ビジネスインテリジェンスラボ(以下、DWH/BIラボ)注2およびデータマネジメントを専門とするグループ会社である、株式会社リアライズと共同でBI導入のためのコンサルティングサービスを提供し、各サービスメニューにおいてBI Appsを活用します。BI導入前はデモツールとしてお客さまに具体的な実現イメージを持っていただき、導入・構築ではプロトタイプとしてお客さまの要件をブラッシュアップするために活用し、ビジネストランスフォーメーションサービス(業務定着化支援)ではエンドユーザーを教育するためのツールとして活用します。また、当社のDWH/BIラボ、当社グループの株式会社リアライズが持つデータマネジメントの実績・ノウハウを活用し、業務から技術までのトータルソリューションを提供します。
今後について
NTTデータグループでは、BI Global One Teamでの総勢1,000名以上のBI体制を活用し、BI Appsの業界×業務領域を拡大していくことで、グローバルビジネスインテリジェンスサービスのさらなる普及を図っていきます。
注釈
- 注1グローバルビジネスインテリジェンスサービスについては、2010/03/30の当社発表資料http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2010/033001.htmlを参照ください。
- 注2DWH/BIラボについては、2008/11/25の当社発表資料http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2008/112500.htmlを参照ください。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
高橋、平形
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
法人コンサルティング&マーケティング本部
コンサルティング部
新田、三浦
TEL:050-5546-9530