法人向けインターネットバンキング機能提供サービス　AnserBizSOL®サービス開始 ～大規模災害時にも業務継続可能な災対センターを完備～

株式会社NTTデータは、2012年7月9日より、金融機関に提供する共同利用型法人向けインターネットバンキングサービスAnserBizSOL^®の本格提供を開始しました。本サービスは、金融機関が法人向けのインターネットバンキングを提供する際に必要となる各種機能を備えた共同利用型サービスで、既存のANSER^®-WEB（アカウントアクセス）コーポレートエディションおよびInterFB^®のリニューアルサービスとなります。

なお、7月9日より、本サービスを利用した法人向けインターネットバンキングサービスの提供が2金融機関にて開始されています。NTTデータでは今後、2013年9月までに現行サービス（ANSER-WEB（アカウントアクセス）コーポレートエディション、InterFB）を利用中の125金融機関が、本サービスへ順次移行出来るよう、準備を進めています。

NTTデータでは、金融機関に提供する、共同利用型法人向けインターネットバンキング機能提供サービスとして、残高照会、振込振替等リアル系取引のサービスである「ANSER-WEB（アカウントアクセス）コーポレートエディション」（2000年サービス開始）と総合振込、口座振替等ファイル伝送系取引のサービスである「InterFB」（2002年サービス開始）の2つのサービスをシングルサインオンで連携させることにより、提供をしてきました。

インターネットの普及に伴い一般企業における、インターネットバンキングサービスの利用が、急速に拡大しており、従来のパソコンバンキングからの移行など今後のさらなる利用拡大も見込まれることから、金融機関からも機能拡張に対する要望が高まっていました。

さらに、インターネットバンキングが金融機関にとって法人向けサービスの非常に重要なチャネルになるに従い、サービスの確実な提供を求める声が強くなり、大規模災害時にも業務継続可能とするよう要望が挙がっていました。

そこで、「ANSER-WEB（アカウントアクセス）コーポレートエディション」および「InterFB」の後継サービスとして、両サービスを統合し、かつ各種ニーズに対応した新たな法人向けインターネットバンキング機能提供サービスである「AnserBizSOL」の開発を行い、サービスを開始しました。

「AnserBizSOL」はNTTデータが長年にわたり培ってきた共同利用型センターの豊富な実績とインターネット普及期から法人向けインターネットバンキングサービスを提供してきた経験を生かすことにより、国内最先端の法人向けインターネットバンキング機能提供サービスを目指して開発を行いました。

AnserBizSOLの大きな特長として、BCPへの対応が挙げられます。本サービスを利用する、すべての金融機関が、大規模災害時にもインターネットバンキング業務を継続出来るよう、バックアップセンターを設置しています。

その他、以下の特長があります。

さらに、既に提供している通知メールサービス、収納サービス、口座確認サービスに加えて、外為業務や電子記録債権業務の拡張といった機能アップを順次図ることにより、国内の法人向けインターネットバンキングサービスをリードする存在を目指します。

「ANSER-WEB（アカウントアクセス）コーポレートエディション」および「InterFB」を利用中の金融機関について、2013年9月までに「AnserBizSOL」への移行が完了するよう、準備を進めていきます。

また、スマートフォン向け専用画面の提供や外為業務の拡大といった機能追加を行いつつ、これまで培ってきた複数金融機関向けの法人向けサービスや決済ネットワークサービスの経験をもとに、さらなるサービスの充実を図ります。