2013年度入社式 社長挨拶 ~NTTデータグループ新入社員の皆さんへ~
2013年4月1日
株式会社NTTデータ
NTTデータグループの新入社員の皆さん。まずは、このように皆さんを新入社員としてNTTデータグループに迎え入れられたことを大変嬉しく思い、NTTデータを代表して心から歓迎します。
今日皆さんは入社式を迎え、社会人としての生活がスタートするわけですが、どのような心境でしょうか。今、皆さんの胸には、入社式を迎え、今から新たなスタートを切る喜び、緊張、不安、さまざまな思いが入り混じっていることでしょう。今日は皆さんの社会人スタートにあたり、いくつかお話をしたいと思います。
皆さんが入社したNTTデータグループが属する業界は、ITサービス業界です。ITすなわち情報通信技術は、ここ数年の間に劇的に変化しており、また、その進化は今後も加速していきます。これによって私たちの生活や、企業活動がすさまじいスピードで革新しており、これはまさに、今我々が「農業革命」「産業革命」に続く「情報通信革命」の真っ只中にいることに他なりません。
革命とは、これまでの価値観を一変する力を持ちます。「農業革命」ではかんがい技術の発明によって、狩猟社会から農耕社会へと社会構造の変化が起こりました。「産業革命」では蒸気機関の発明によって、急速に工業化が進展しました。これと同じようなことが「情報通信革命」でも起こっていくはずです。
さらに、ここ数年でグローバル化が急速に進んでいます。地球の裏側で起こったことがまたたく間に全世界をめぐり、あらゆる産業の経済活動に影響する時代です。物理的な距離はITによってある意味なくなりました。日本も例外ではないことは、すでに皆さんご存知の通りです。
この「革命」の真っ只中にいることや「グローバル化」ということに関して、もしかすると、まだ皆さんには実感がわかないかもしれません。ただ、実感がわくまで待っている時間もありません。
まず、何よりも先に、今日この瞬間から、皆さんは、「情報通信革命」の時代を、「グローバル」すなわち「全世界」のライバルたちと競い合い、生きて行くんだという覚悟を持ってください。これが、皆さんの社会人生活のスタートラインです。
そして、皆さんに期待することが非常に大きいということを言っておかねばなりません。
インターネットが誕生してから約20年。皆さんは生まれながらにしてインターネットやコンピューターのある生活環境で育ってきたデジタルネイティブです。情報通信革命の主役である「IT」を自然に使いこなしてきた世代です。そして、世界中を見ると、ITでさまざまな新しいサービスを生み出し、生活を変えている中心は、皆さんのような若者です。すなわち、次のITを考えて行くのは、今ここにいる皆さんです。皆さん一人ひとりがこれから身につけて行く知恵と経験、そして、それを支える努力にかかっています。NTTデータグループの一社員としてではなく、今後の人類の生活を大きく発展させるITを扱う一人として、大きな視点と強い責任感を持って、日々努力して欲しいと願っています。
この皆さんの努力が、NTTデータブランドの傘のもと、一つになれば、結果としてNTTデータグループの発展にも寄与すると信じています。世界35カ国、60,000人の社員とともに、このNTTデータグループを大きく発展させていきましょう。
株式会社NTTデータ 代表取締役社長 岩本 敏男
【参考】株式会社NTTデータ 2013年度入社式
- 日時:2013年4月1日(月) 午前10:00開始
- 場所:NTTデータ駒場研修センター
- 式次第:
- 午前10:00開式
- 社長挨拶
- 新入社員代表に辞令交付
- 新入社員数:475名
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