スペインeveris Groupの子会社化について
2013年10月31日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(代表取締役社長:岩本 敏男、本社:東京都江東区 以下、NTTデータ)は平成25年10月31日開催の取締役会において、スペインのEveris Participaciones, S.L.(読み:エヴェリス・パーティシパシオネス、Chairman of the Board and President:Fernando Francés、CEO:Benito Vázquez、本社:スペイン・マドリッド)の発行済株式の100%を譲り受け、子会社化することについて決議しました。なお、引き続きマドリッドにおいて10月31日(現地時間)に同社と最終合意の締結を予定しています。
1.本件の目的
NTTデータグループは現在、中期経営計画にて、2016年3月期にGlobal Top 5、EPS 200円のITサービス企業を目標とし、海外売上高3,500億円超、海外売上高比率約25%を目指して、海外での事業拡大に積極的に取り組んでいます。これまでも資本提携や拠点設立を通じてグローバル拠点の拡充および拠点間の連携を進めることで、国内・国外のシームレスなサービスを提供できる体制を整備してきました。
everis Group(エヴェリスグループ)(以下、everis社)は主にスペインや中南米6カ国において大手銀行、大手保険会社、大手通信事業者、政府機関やユーティリティー企業、大手グローバル製造会社等を主要顧客とし、コンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングといった幅広いITサービスを提供しています。また、everis社はスペインと南米にCMMI Level 5認証注を受けた6カ所のニアショア・オフショア拠点を有しており、高品質かつ低価格なサービスを提供する体制を整えています。
NTTデータは本子会社化を通じて、everis社の大規模かつ安定的な顧客基盤と高度なコンサルティング能力、そして、システムインテグレーション、アウトソーシングといった各種提供サービスに精通した優秀な人材をNTTデータグループに迎え入れるとともに、スペインおよび中南米地域の事業基盤を獲得し、これらの国・地域のお客さまに対しても、コンサルティングからアウトソーシングを含む包括的なITサービスを提供することができるようになります。また、everis社が有するニアショア・オフショア拠点の活用を通じて、価格競争力とサービス品質の向上を目指します。一方、everis社は、本件を通じNTTデータグループの持つグローバル拠点や幅広いサービスとの連携が可能となり、グローバル規模でのビジネスパートナーとしてお客さまへの提供価値を一層向上させることが可能となります。
さらにNTTグループ各社との連携により、NTTグループ全体でお客さまのグローバルサポート力の強化を目指します。
2.対象者の概要
(1)商号 | Everis Participaciones, S.L. |
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(2)事業内容 | コンサルティング、アプリケーション開発、システムインテグレーション、アウトソーシングを中心とした総合ITサービス |
(3)設立年 | 1996年 |
(4)株主構成 | everis社役員・従業員(64.03%) |
(5)本社所在地 | スペイン・マドリッド |
(6)主要拠点(五十音順) |
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(7)代表者 | Fernando Francés, Chairman of the Board and President |
(8)従業員 | 10,625人(2013年3月現在) |
(9)売上高 | 591百万ユーロ(2013年3月期) |
(10)総資産 | 324百万ユーロ(2013年3月期末) |
注釈
- 注CMMI(能力成熟度モデル統合)は組織がプロセスを適切に管理できるようになることを目的として、遵守するべき指針を体系化したもので、組織がもつソフトウエア開発能力を表す評価基準として用いられています。レベル1~5の5段階(5が最高水準)があり、各成熟度レベルで兼ね備えるべきプロセスが規定されています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051